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11月1日:ハロウィンとゴーストヘッド星雲

2016年11月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハロウィンの起源は古くまた天文学的である。紀元前5世紀から、ハロウィンはクロスクォーターの日、昼夜平分時(昼夜の時間が等しい日:春分・秋分)と至(昼夜のいづれかが最大になる日:夏至・冬至)の間の1日として祝われた。しかしながら、現代のカレンダでは、例えハロウィンが明日起こるとしても、真のクロスクォーターの日は来週になるだろう。もう一つのクロス・クォーターの日はグラウンドホッグデー(Groundhog Day)である。ハロウィンの現代の祝いは、死者の霊を遠ざけるための衣装を身に着ける歴史的なルーツを持っている。この古代の休日に適合する賛辞は、恐らく、ハッブル宇宙望遠鏡でとられたゴーストヘッド(Ghost Head:幽霊の頭)星雲のこの視界である。虚構のゴーストのアイコンに似た NGC 2080 は、実際には、我々のミルキーウェイ銀河の衛星銀河大マゼラン雲の星形成領域である。このゴーストヘッド星雲は約50光年に及び、象徴的な色で示されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: この機会に時差について触れておきます。NASAが標準的に使っているのは本部の所在する東部時間(ET)です。米国東部標準時間は日本時間マイナス14時間(半日+2時間)で昼夜がほぼ逆転します。米国西海岸ではさらに3時間遅れます。このためNASAが記事を載せるのは大方“日本の深夜から明け方”になります。このブログでは発表された記事を原則として“翌日”掲載していますが、時差に伴う遅れで表示上は二日遅れて見えることがあります。この写真は“10月30日付”で発表されたものです。

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