天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

11月11日:ゴールドストーン追跡基地上のエコー1衛星の最初のパス

2016年11月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この写真は、1960年8月12日早朝の、NASAのジェット推進研究所によって管理されたゴールドストーン追跡基地の、アメリカ初めての通信衛星エコー1の最初の通過を示している。アンテナの動き、星の尾(短い筋)、エコー1(中央の長い筋)がこのイメージに見える。プロジェクトエコーにおけるジェット推進研究所の役割には、モハーヴェ砂漠の西海岸ゴールドストーン追跡基地の直径85フィート(26メートル)のアンテナの二つを通して信号を送受信することを含んだ。ゴールドストーンのこのアンテナは、後にジェット推進研究所に管理された、NASAの深宇宙ネットワークの一部になった。

<出典>: 「NASAの歴史(NASA History)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: NASA(ジェット推進研究所)の管理する深宇宙ネットワーク(DSN:Deep Space Network)は、この米国のゴールドストーンの外、地球の経度を3分割する形で、スペイン、オーストラリアにも置かれ、24時間・365日、全宇宙との通信が可能なように構成されています。しかし、多数の衛星を対象にしていますので、いつでも通信可能とする余裕はありません。宇宙船は緊急でないイメージなどのデータは内部に蓄積しておき、時を見て送るのが基本になっています。

コメント