6月初旬に和歌山の池喜さんから届いた小梅の、
果糖と氷砂糖で漬け分けたものが干しあがった。
関連記事:
小梅の梅干を本漬けに
小梅の梅干と梅シロップの経過報告
(塩分15%で漬けた小梅は、
7月18日に赤紫蘇を入れたばかりなので
土用干しはもう少し先になる)
*
梅酒やサワードリンクでは、
果糖を使うレシピもよく見かけるけれど、
梅干についてはほとんどが氷砂糖を使用すると
あるのはなぜだろう?
長年漬けているベテランの先生たちが
あえて果糖を使わないのには理由があるのかな。
私は梅酒やサワードリンクに果糖を愛用しているので
梅干だけ疎外されているのが気になってたまらない。
それぞれ少量で漬け分けてみて、
その違いを見てみようというのが
今回の計画であった。
~7月19日~
朝8時に開始。
漬けてから一ヶ月以上、冷蔵庫で待機していた
小梅らをザルに並べる。
塩分10%、果糖10%
果糖効果でふっくら、ふよんふよんに柔らかい。
色合いが良いのは、追熟させていた中から
きれいな黄色のものばかりを集めたからで、
果糖によるものではない。
塩分10%、氷砂糖10%
氷砂糖の粒が小ぶりだったため、砕かないまま
あがってきた梅酢のすみにチョイと入れたのだが
どうもそれがいけなかったらしく、
小梅はことごとく縮んでキュッと硬い。
すまんねえ…と思いつつザルに並べる。
それぞれの梅酢も日の当たるところに置き、
1時間半ほどしたところで梅を裏返しにベランダに出た。
9時40分。
果糖梅酢の瓶に異変が…!
干し始めは澄んでいた梅酢の中に
何かモヤモヤーとしたものが浮遊している。
なんですかこれは。
気持ち悪いので処分。
氷砂糖のほうはまったく問題なし。
その後だいたい1時間おきに梅をチェックし
裏返したりなどして12時半に室内に取り込んだ。
果糖小梅はそのままきれいなガラス瓶にしまい、
氷砂糖小梅は漉した梅酢をレンジで軽く温めた中に入れた。
~7月20日~
朝9時から開始。
ときどき裏返しつつ13時まで日に当て、
その後は干物用のアミに入れて陰干し。
そのまま外で夜明かしさせる。
~7月21日~
朝8時半に室内に取りこんで完成!
小梅は小さいのでこれ以上干さなくてもよかろう。
果糖小梅
たいへん柔らかく、手にもつと薄い皮ごしに
種の形を感じることができる。
とくに甘いとは感じないが、しょっぱスッパさも
ほどほどで食べやすく、色、香りともによし。
仕上がりはたいへん素晴らしいのだけれど
あの梅酢のモヤモヤは何なんでしょうね。
もしやあれが原因で誰も果糖を薦めないのだろうか?
梅干そのものはうまくできたのでいいけれど、
とれた梅酢を使いたいなら果糖は避けたほうがいいのかも。
氷砂糖小梅
見るからに干からびているが口に入れるとそうでもなく、
果糖の小梅より酸味を強く感じる。
後味にほの甘さも残り、こちらも美味しくできた。
果糖は普通の砂糖の1.5倍の甘さを出すことができ、
スッキリした味わいになるのでフルーティな梅干に。
氷砂糖はコクのある甘さになるので味に深みが出る。
好みにもよるが梅干としては
氷砂糖を使ったもののほうが美味しいかな。
ベテランの先生たちが皆揃って氷砂糖をというのは
こういう理由だったのかしらん。
私も、今後減塩梅干を作るときには
必ず氷砂糖を使うようにします。
*
できあがった小梅干しはこちらに。
↓
小梅の梅干を入れるもの
果糖と氷砂糖で漬け分けたものが干しあがった。
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(塩分15%で漬けた小梅は、
7月18日に赤紫蘇を入れたばかりなので
土用干しはもう少し先になる)
*
梅酒やサワードリンクでは、
果糖を使うレシピもよく見かけるけれど、
梅干についてはほとんどが氷砂糖を使用すると
あるのはなぜだろう?
長年漬けているベテランの先生たちが
あえて果糖を使わないのには理由があるのかな。
私は梅酒やサワードリンクに果糖を愛用しているので
梅干だけ疎外されているのが気になってたまらない。
それぞれ少量で漬け分けてみて、
その違いを見てみようというのが
今回の計画であった。
~7月19日~
朝8時に開始。
漬けてから一ヶ月以上、冷蔵庫で待機していた
小梅らをザルに並べる。
塩分10%、果糖10%
果糖効果でふっくら、ふよんふよんに柔らかい。
色合いが良いのは、追熟させていた中から
きれいな黄色のものばかりを集めたからで、
果糖によるものではない。
塩分10%、氷砂糖10%
氷砂糖の粒が小ぶりだったため、砕かないまま
あがってきた梅酢のすみにチョイと入れたのだが
どうもそれがいけなかったらしく、
小梅はことごとく縮んでキュッと硬い。
すまんねえ…と思いつつザルに並べる。
それぞれの梅酢も日の当たるところに置き、
1時間半ほどしたところで梅を裏返しにベランダに出た。
9時40分。
果糖梅酢の瓶に異変が…!
干し始めは澄んでいた梅酢の中に
何かモヤモヤーとしたものが浮遊している。
なんですかこれは。
気持ち悪いので処分。
氷砂糖のほうはまったく問題なし。
その後だいたい1時間おきに梅をチェックし
裏返したりなどして12時半に室内に取り込んだ。
果糖小梅はそのままきれいなガラス瓶にしまい、
氷砂糖小梅は漉した梅酢をレンジで軽く温めた中に入れた。
~7月20日~
朝9時から開始。
ときどき裏返しつつ13時まで日に当て、
その後は干物用のアミに入れて陰干し。
そのまま外で夜明かしさせる。
~7月21日~
朝8時半に室内に取りこんで完成!
小梅は小さいのでこれ以上干さなくてもよかろう。
果糖小梅
たいへん柔らかく、手にもつと薄い皮ごしに
種の形を感じることができる。
とくに甘いとは感じないが、しょっぱスッパさも
ほどほどで食べやすく、色、香りともによし。
仕上がりはたいへん素晴らしいのだけれど
あの梅酢のモヤモヤは何なんでしょうね。
もしやあれが原因で誰も果糖を薦めないのだろうか?
梅干そのものはうまくできたのでいいけれど、
とれた梅酢を使いたいなら果糖は避けたほうがいいのかも。
氷砂糖小梅
見るからに干からびているが口に入れるとそうでもなく、
果糖の小梅より酸味を強く感じる。
後味にほの甘さも残り、こちらも美味しくできた。
果糖は普通の砂糖の1.5倍の甘さを出すことができ、
スッキリした味わいになるのでフルーティな梅干に。
氷砂糖はコクのある甘さになるので味に深みが出る。
好みにもよるが梅干としては
氷砂糖を使ったもののほうが美味しいかな。
ベテランの先生たちが皆揃って氷砂糖をというのは
こういう理由だったのかしらん。
私も、今後減塩梅干を作るときには
必ず氷砂糖を使うようにします。
*
できあがった小梅干しはこちらに。
↓
小梅の梅干を入れるもの
氷砂糖はいれないかな・・・
土用干し完了ですね!
この時期夕立に注意しないと行けないので
大変でしたが
うまくいったようで良かったですね!
私も減塩だと一年くらいで食べきらないと味が落ちていくという話を聞いて、やっぱり15~18%の塩だけで漬けたほうが日持ちも安心でいいかな?と思っているところです。
減塩小梅、お茶うけにはぴったりで美味しいんですけれども。
小梅の土用干しは2日ですみまして、3日目の今日はずっと曇りなのでちょうどよかったです。
夕立は気をつけないといけませんよね!
まだまだこのあと、赤しそ小梅や十郎梅の白・赤、南高梅の白・赤が控えております。
がんばるぞぅ。
果糖を使うとモヤモヤ梅酢←(勝手に名付ける)になってしまうのか…。何故なんでしょうね?
けれど、何事もやってみないとわからないもの。
味は美味しく出来て良かったですね~。
小梅のきめ細かいシワっぷりが、柔らかさを物語っております。
そうそう!減塩梅って、最初は美味しいんですが、ドンドンと味が抜けるというか、ぼやけるというか、美味しくなくなる気がします。
昔は減塩にこだわっていた時期もありましたが、塩分を多くして熟成を楽しむほうに切り替えています。
モヤモヤ梅酢、香りは華やかなままでして、漬け込んでじきの頃と変わらなかったのです。
直射日光に当たっている1時間半の間にいったい何が起こったのかと…。
梅干じたいは美味しかったけれど、もう梅干しに果糖を使うのはやめようと思います。
減塩は、やはりだんだん味がぼやけていってしまうのですね。不思議だな~。
頑張って早めに消費しなければ。
こうめさんもこれからじゃんじゃん土用干しですよね。
好天に恵まれますことお祈りしております。
おめでとうございます。
小梅、ご飯を炊くときに入れるんですね。
美味しそう♪
今日、実家からも、梅干しが届きました。
塩分が多いからと、漬物類は滅多に食べない母ですが、
梅干しだけは別のようで、毎年、少しだけ漬けてます。
今年、お裾分けされたのは、梅よりも赤紫蘇の方が
多いくらいでした。(笑)
小梅の梅干は初めてだったのですが、なんとか出来上がってよかったです。
もに母さまは、お野菜づくりの合間に梅干も漬けられてるんですね。やはり、という感じです。
赤紫蘇たっぷりだと色もきれいで美味しいですよね。
このところ暑くてうだっていますが、夏は野菜も梅干も美味しいのが楽しみです。