またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

MOTLEY CRUE “Ambassadors Of Rock” in さいたまスーパーアリーナ

2008-10-27 | 音楽・ライブレポ
チケットを押さえたあとでラウドネスのゲスト参加が決まった。
彼らについては23年前にモトリーと一緒に海外でツアーを
していたらしい、くらいのことしか知らないまま、さいたまに向かう。

赤羽から高崎線に乗り換えようとするとこれが事故で止まっており、
慌てて京浜東北線でさいたま新都心を目指す。
なんとか間に合った。

先週のラウドパークとは違って、今日いるのは
ほぼ全員がモトリークルーのファンなわけだが
いかにもロックな外見の人が多くて楽しい。

休日なのでそれらしい服に着替えてきましたという
レベルではなく、派手な色に染めた長めのウルフカットに
やせぎすの体、腕や首に色とりどりのタトゥ、ごついシルバー、
鼻ピアスの輪から体のどこかにチェーンがつながっていたり。

私の行くライブではモトリーくらいかな、
ここまではっきりロケンローな男女が多いのは。
10~20代の姿も散見される。

*

今回はスーパーアリーナをホールバージョンとして使用。
普段は床下に畳まれて収納されているであろう椅子が
床ごと持ち上がって段を作っていた。

座ってみるとシートピッチが広く、前の椅子の後ろには
カップホルダーもついていて快適だ。

私は前から10列以内にいたのだが
もうじきラウドネスが始まるというのに
まわりの席がすかすかだ。

グッズ売り場が大行列だったのでそこから抜けられないのか
それとも電車の遅延にひっかかっているのかと
気になっているうちにステージが暗転した。

私を含めてほとんどが座っているなか、
まばらに立ち上がった人たちが
「アキラさぁん! アキラさぁあん!!」と
まだ暗いステージに声をかけている。
さんづけなんですね…。ちょっと新鮮だった。

歌詞は全部英語なんだ、とか、客席に向かって
激しく明滅するフラッシュライトの目つぶしは
まぶしすぎてツラいとか思っているうちに
休日はいいお父さんをやっていそうなボーカルがMCを始めた。
このアクセントは大阪の人なんですね。

「いや~、超アウェイなんでどうなるかと思いましたけど
みんな、ありがとう!!」

いい人じゃないか!
急に親近感わいたわ。

そんなわけでちょっと調べてみたら
ボーカルの二井原さんはgooでブログをやっていた。
リハーサルをしたという記事があったのだが
http://blog.goo.ne.jp/m-niihara/e/b93e0ef5fb657a43b0fa97767c773b27
ギターのアキラさんはこっちが普段の髪型なの?

ステージのドレッドヘアってあれ、帽子だったのかな。

*

休憩の間にビールを飲んで席に戻ると
さすがにまわりは全て埋まっていた。

さて、モトリーのはじまりはじまり~と思いきや
イントロ部分で一瞬演奏が止まる。

じらしているのかと思っていたのだが、
どうやらそれはハプニングだったらしい。
Crueheads a Go-Go参照)

ステージにはスモークがもうもうとたちこめ
メンバーの姿がはっきり見えない。

席の位置にもよるのだろうか、
照明の加減ではちゃんと見えるのかもしれないが
結局最後までその濃霧のまま。

ニッキーは霧でぼやけ、トミーに至っては
ドラムセットからおりて前に出てくるまで姿も見えず。

せっかく前のほうの席をとったのになあと
テンションだだ下がりのところに目潰しフラッシュ。
もうヨレヨレです。

とはいえメンバーは元気でカッコよく、
ヴィンスもニコニコしながらステージを右に左に
かけまわって声もよく出ていた。

あの、二の腕の肉球タトゥが可愛くて好きなんだ。

ニッキーのマイクスタンドはバネ仕掛けなのか、
ボヨンボヨンとたわむのが面白かった。

つつがなくライブが終わり、この一週間は
ラウドパークから始まって1日おきになにかしらのライブで
堪能しましたわ…とボーッとしながら
惜しみない拍手を送っていたところ、
不意にむきだしの首に正面から何かが当たった。

アイタタ!とびくっとしたが、どうやらそれは
ニッキーの投げたピックだったようで、
10mくらい離れてるのにあんなに鋭く、
痛いくらいの強さで投げられるものかとびっくり。
手裏剣みたい。

さすが何十年もロックスターとして
ピック投げてきてるだけのことはあるな。

私を刺したピックは他の人が拾った。
今にして思えば、見せてもらえばよかったなあ。




DEF LEPPARD/WHITESNAKE in 武道館

2008-10-23 | 音楽・ライブレポ
デフ・レパードは未だみたことがなかったので
とてもとても楽しみにしていた。

なので張り切って武道館へ…。
今度は間違えずに九段下で降りたが、また雨なのね。

19時開演で私が着いたのが18時40分。
お手洗いにも売店にも行列ができていて焦ったが
なんとか時間前には席に着くことができた。

このあいだのJudasよりもお客が多く、
二階席もぼちぼち埋まっていた。

私は西側一階の最前列にいた。
ステージ左端にもそこそこ近かったが、
今回のステージには花道が設けられており、
これが自分の視界いっぱいに広がる範囲だったため
想像以上にみやすくて快適だった。

参考:ネットで拾った今回のアリーナの座席配置

*

ホワイトスネイクは2年前にも見ているので、
(またたびダイアリ:Whitesnake in パシフィコ横浜
あまり気負わずにのんびりと座って開演を待った。

…が、場内が暗転して花道にカヴァーデイルが
飛び出してきた姿を見たら、やっぱり気分が高揚したな~。

明るい茶に染めた髪に黒いタイトなシャツで小刻みに地団太、
マイクスタンドのクロームをキラキラと輝かせながら
くるくるまわすいつものスタイルも決まり、
幅2m、長さ10mほどの花道を
高速カニ歩きでステージに戻ったりと
カッコいいなかに彼らしい愛嬌がある。

ステージ下手側には、おなじみレブ・ビーチが陣どっているのだが
頻繁にこちらに顔を向けてくれるのでこれまた嬉しく、
花道のカヴァを見たり目の前のレブを見たり、
みどころが多くて楽しい。

セットリストは新アルバムからのものもあり、
全体にのんびりとした雰囲気で進んでいた。

オーディエンスもけっこうおとなしく、
カヴァが「ウタッテトキオー!」と煽るも
会場全体の反応はそんなに…だったような。

花道は大いに活用されていて、つねに誰かしらいるので
通常のステージセットよりよく見えてよかった。
毎回これでやってほしいくらいだわ。

ダグとレブが花道に出て行き、ギターをかきならしまくったあと
お互いを指さすシーンなど絵になるなあ。

レブは花道から自分の定位置に戻るのに
やだ、いそがなきゃ!みたいな感じで
テテテッと走っていて可愛かった。

ホワイトスネイクはメンバーに華があって
演奏も巧者揃いですね。


UDOがセットリストを公開してくれたので貼っておく。
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10月23日(木)@日本武道館 セットリスト
WHITESNAKE

1. Best Years [*1]
2. Fool For Your Lovin' [*6]
3. Can You Hear The Wind Blow [*1]
4. Love Ain't No Stranger [*4]
5. Lay Down Your Love [*1]
6. The Deeper The Love [*2]
7. Is This Love [*3]
8. Guitar Duel
9. A Fool In Love [*1]
10. Ain't Gonna Cry No More [*6]
11. Ain't No Love In The Heart Of The City [*7]
12. Give Me All Your Love [*3]
13. Here I Go Again [*5]
14. Still Of The Night [*3]

[*1] album『Good To Be Bad』('08)
[*2] album『Slip of the Tongue』('89)
[*3] album『Whitesnake (1987)』('87)
[*4] album『Slide It In』('84)
[*5] album『Saints & Sinners』('82)
[*6] album『Ready An' Willing』('80)
[*7] album『Snakebite』('78)
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*

20分ほど休憩を挟んでいよいよデフ・レパードだ。
好きなバンドなのだが見るのは今回が初めて。

20時55分、暗転して正面のスクリーンに映像が…。
全員総立ちで大歓声。さきほどまでののんびりさはどこへやら。
1曲目から大合唱でものすごい盛り上がっている。

ジョーは少しふくよかになっていたが、そんなことは気にならない。
新アルバムもお気に入りだし、なつかしいヒット曲も連発されて
3曲目のAnimalあたりで涙が出てきたよ。

デフ・レパードはずっと好きだったわりに、
私としては珍しくとくにお目当ての誰かがいるというわけではない。
見た目という意味ではヴィヴィアン・キャンベルがカッコいいと
思うけれど、デフ・レパードというバンドそのものが好きなんだなあ。

どんなセットリストでくるか、あえて予習をしなかったので
次々に繰り出される好きな曲に歓喜し、ぴょんぴょん跳ね、
声の限りに歌い、テンションあがりすぎて手すりを飛び越えて
アリーナに身を躍らせそうになる衝動を抑えるのが大変だった。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、
今までこれほどまでにライブの終わりを残念だと思ったことが
あっただろうかと自問しつつ、明るくなった場内から外に出る。

落ちないように両手で手すりをがっちりつかんでいたため
終わったあと、手からなつかしい鉄棒のあとの匂いがした。

やー、大満足でした。
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DEF LEPARD

1. Rocket [*5]
2. C'mon C'mon [*1]
3. Animal [*5]
4. Nine Lives [*1]
5. Make Love Like A Man [*4]
6. Love Bites [*5]
7. Rock On [*2]
8. Two Steps Behind [*3]
9. Bringin' On The Heartbreak [*7]
10. Switch 625 [*7]
11. Hysteria [*5]
12. Armageddon It [*5]
13. Photograph [*6]
14. Pour Some Sugar On Me [*5]
15. Rock Of Ages [*6]
encore
16. Let's Get Rocked [*4]

[*1] album『Songs From The Sparkle Lounge』('08)
[*2] album『Yeah!』('06)
[*3] album『Retro Active』('93)
[*4] album『Adrenalize』('92)
[*5] album『Hysteria』('87)
[*6] album『Pyromania』('83)
[*7] album『High 'N' Dry』('81)
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一夜明けて、今日という今日は体中が痛くて
虚脱状態に陥っていたのだが、
さきほど24日分のセットリストが発表された。

デフ・レパードはセットリストを変えてきてた~!
やってくれるなあ。大阪、名古屋とどうなるのか楽しみだ。




AIRBOURNE/BUCKCHERRY in 新木場STUDIO COAST

2008-10-21 | 音楽・ライブレポ
ラウドパーク後の平日だからかオーディエンスは少なめ。
私は首が痛いので、やや後ろでおとなしくみていた。

バックチェリーは3年前にモトリーの前座で来たときに知ったのだが
今日はオープニングアクトにエアボーンを従えての登場だ。

本国ではそうそうたるメンバーが集まって
バックチェリーのトリビュート版を作るなんて話も出ているそうで
(話が逆だろう…というか新曲流出記事のときのように
話題づくりのための仕掛けですかという気もするけれど)
いつのまにか消えていったり、不意に解散したりするバンドが
多いなかで、やる気満々なところがとても頼もしい。

myspaceニュース:バックチェリーのトリビュート盤が、2009年夏にリリース!?

*

エアボーンはラウパ1日目に出ていたそうだが
どういうバンドなのか全く知らないまま開演を待った。

……?!
すごい、いきなり最初から飛ばしている。

イケメン…はいないのだけれど、
ステージ前方に3人がそれぞれベースとギターを抱えて並び、
猛烈な勢いでヘッドバンギング、
ヴォーカルはAC/DCか、はたまたシンデレラかという
やや乾いた声でパワフルにぶちかます。

ノリのいいロックンロールで、AC/DCの直系と言われるだけに
もちろんAC/DCらしくもあるのだが
なぜだか脳裏にウィグワムやジャック・ブラックが浮かんでくる。
いまやなつかしのザ・ダークネスなども。

うわあ、いまどきこんなストレートなロックをぶちあげてくるとは
微妙にダサい気もするけれどむしろすがすがしく、快い。
私はこういうクラシックロックが好きなので思わず身を乗り出す。

上半身裸のヴォーカルがくるりと後ろをむいた。
腰から背中にかけて、ギターストラップが当たる部分に
エレキバン(?)が貼ってある。
この人たちいくつなんだろう。

どうでもいいことを考えているうちに激しい勢いで
ステージは進み、これは事前に予習してくればよかったなあと
後悔しているうち、ヴォーカルがギターをさげたまま
ピョンとフロアに下りてきてグルリと客席をまわりはじめた。

まだ日本ではそうメジャーではないせいか、
オーディエンスの反応も薄いのだが、キョロキョロしていたら
彼が目の前にきたので、これも礼儀かとこわごわさわってみた。
白くて柔らかくてしっとりしてて、すあまみたいでした。

なんだかとにかく勢いがすごくてカツーンと抜けていく
疾走感溢れるステージが気に入った。

思わず帰りに物販コーナーにあったCDを買ってしまった。
サインつきだったので、なんだかトクした気分。


う~ん、ぜひまたステージがみたいなあ。
今回は前座ということもあって30分くらいで物足りなかったよ。
いずれぜひフルセットで!と思いつつ、
帰ってからヘビーローテーションしていたデビューアルバムを
確認すると、これ全部で40分未満なんだね。

つまり今回のあれがフルセットだったわけか。
ちょっと笑ってしまったが、今後に期待しています。

エアボーンオフィシャルサイト:http://www.airbournerock.com/
(いきなり音が出ます)

今回のセットリストを見つけたので貼っておく。

01. STAND UP FOR ROCK'N'ROLL
02. HELLFIRE
03. GIRLS IN BLACK
04. DIAMOND IN THE ROUGH
05. TOO MUCH, TOO YOUNG, TOO FAST
06. RUNNIN' WILD

アルバム全曲やったわけではなかったのね。
次回、単独来日公演がありますように。




LOUD PARK 08 in さいたまスーパーアリーナ

2008-10-19 | 音楽・ライブレポ
ラウドパークとは二日間に渡って行われる
メタルの祭典なのだが私は19日のみ参加。

クリエイティヴマン:ラウドパーク08



13時過ぎにさいたま新都心駅に着く。
この時間は物販コーナーも入場ゲートもガラガラだ。

入場してすぐのところにあるメタルロボ。怖い。


私のお目当ては大トリのモトリークルーなので
それまではビールを飲みながらアリーナ後方でのんびり観る。

オフィシャルバーにはきれいどころの
女の子たちが揃っていて、
笑顔で応対してくれるのがフェスらしくて楽しい。

プラスチックカップに注がれたサッポロ黒の
樽生ビールが200mlで600円、
ペットボトルの水500mlが300円だ。


DUFF McKAGAN'S LOADED(13:45~)

元ガンズアンドローゼズのダフのバンド。
全く聴いたことはなかったけれど楽しみにしていた。

以前にロイターのネットニュースでダフについて取り上げられており、
彼はガンズ脱退後に大学に入りなおして勉強し、
今は株の投資家としても腕をふるっているとのこと。
インタビュー:元ガンズ・アンド・ローゼズのダフ、投資家の顔も

努力家なんだなあと感心していたのだが
いざステージに登場すると、
最近のクリエイター達が好んでかけている
黒縁四角枠のメガネを着用していたのでちょっと笑ってしまった。

美しいブロンドにスラリとした長身は変わりなく、
懐かしさもあってステージ脇の大きなヴィジョンに映る姿に
釘付けになったが、肝心の曲がいまいち私にはぴんと来なかった。

「元ガンズのダフ」(ヴェルベットリボルバーでもあるけれど)という
イメージを打ち破るほどのことは起きなかったのは残念。
会場で反応しているのもステージ前5列にいる人だけだったな。

私は途中でいったんロビーに抜けておつまみを買い、
戻ってきた頃にガンズ時代の曲、It's so easy を
やっていたけれど、これが意外なほど盛り上がらなかった。

私の中では「ガンズのダフ」で止まったままだったのだが
ヴェルベットリボルバーでも聴いてみようかな。
ただいまヴォーカル不在で実質活動停止中なんだけど…。


MACHINE HEAD(14:55~)

こちらも全然知らないけれど一度見てみたかったバンド。
急に会場に熱気がこもりだし、去年のサクソンを思わせる勢いで
野太い観客の男性たちのマシンヘッドコールが響きわたる。

なんだこの迫力は!とびびっていると、
猛烈な勢いで演奏が始まり、会場全体が盛り上がっていった。
やがてステージ前でサークルピットが始まり、
観客が曲の流れに乗るように床に大きな輪を描いて
グルグルと走り回っている。スゴイな。

怒涛の勢いでステージは進行し、
演奏を終えてメンバーが去ったあともしばらく
マシヘッマシヘッと叫ぶ地鳴りのようなコールがやまなかった。


BULLET FOR MY VALENTINE(16:05~)

ラウパの会場はステージが左右に2つ並んでおり、
1バンドずつ交互に演奏される。

私はバックチェリーを前方で見たかったので
マシンヘッドが終わったあとステージ前に走り、
真横のステージで演奏しているブレットフォーマイバレンタインを
のぞきこむようにしてみていた。

若い、新進気鋭のメタルバンドで外見がカッコよいですね。
ボーカルの子が終始、目をくわっと見開くような表情だったのが
気になったが、いやほんと美形でした。


BUCKCHERRY(17:15~)

3年前にモトリーの前座として来日して以来だ。
私は前方をキープしてはいたが、後方から押し寄せる
圧力に耐えるのが必死でステージはほとんど見られなかった。

こんなことならそれまでのようにアリーナ後方で
まったりみていたほうが楽しめただろうなと後悔しつつ
なんとか1時間耐え抜いた。暑い。

バックチェリーは前よりもうまくなっているような気がした。


MÖTLEY CRÜE(18:45~)

ビールと水で息を吹き返した私は
やっぱりアリーナ後方で観ることにしようと
まわりに人がいないところを選んでヴィジョンを眺める。

この時点で会場に残っているのはモトリーを観る客なわけで
スタンドとアリーナ合わせて9割の入りというところ。
こうしてみると昨年のマンソンは人が少なかったんだな。

セットリストは新曲も交えつつ、ヒット曲の連発で楽しい。
ヴィンスは少しやせたようで声も出ていて可愛かった。

前回来日時は体調が悪くて心配だったミックも
今は若い恋人がいるとかで元気そうだった。

ニッキーは相変わらずのカッコよさで
トミーは今回とてもおとなしく演奏していた。

さすがにアリーナ後方からだと肉眼ではよく見えない。
ずっとヴィジョンを眺めていたため、細かいところはわからず。

今回チチカメラがなかったのはよかったな。
あれは仕込みがいるのでない限り、
何かイケニエを探しているのを目を伏せてやり過ごすような
気まづい時間でもあったので、無いならそのほうがいい。

アンコールは今までずっとアナーキーインザUKだったのから
ホームスイートホームに変わったので驚いたが
これもよい趣向だと思った。

背後のスクリーンに80年代の若い彼らの映像が、
そして真横のヴィジョンに現在の姿がともに映り、
過ぎ去った年月を思って涙が出てきそうになった。

どうか4人ともずっと元気でいてください。

明るく派手なLAメタルから
しみじみとしめたところで帰路につく。楽しかった。

ヨロヨロと家にたどりつき、
お風呂に入って体中にバンテリンを塗って寝た。

疲れはしたが行ってよかった。
来年はOZZYかAC/DCあたり来ないかなあ。

*

今回、行列とは無縁だったので運営側への
不満はとくになかった…のだが、あった、ひとつだけ。

今年から再入場可になったのはいいのだが
その際、手の甲に押すハンコのインクが落ちない。

クレンジングしたりお風呂に入ったりと頑張ったけれど
未だにうっすら残っている。

こういうのはブラックライトに反応するタイプのインクを使って、
ひじの内側に押すようにするとかしてほしいです。




GODIVAのハロウィンコレクション

2008-10-17 | ネコ
この時期はハロウィンがらみで
黒猫モチーフを目にすることが多いが、
私の目をはっしと捕らえたのがこちら。

なんて悪そうな猫なんだ!


シャトン コレクション
(エクラ フィユティーヌ、ペルレ アモンド、
ルーン プラリネ、フルーツトリュフ アプリコット、
カレ ミルクアップル、カレ ダークフィユティーヌ)



こちらは上のカレだけが入っているもの。

シャトン カレ アソートメント


カボチャの上で目を光らせているのがたまらない。


どれどれ、ミルクアップルのお味見をしてみよう。
予想どおりオレンジの包みがそれで、
ミルクチョコにアップル風味といったところ。

チョコレートじたい久しぶりなので、しみわたるなあ。

ダークフィユティーヌはビターチョコの中に
乾燥・粉砕したクレープ生地のカケラが入っていた。これも好きだ。

*

この黒猫を見た友人がプルコにおすすめとして
送ってくれたリンクを見た。

IKEA BÄSTIS
http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/40138086

ぎょわあああ!
これ、耳つけないとオオサンショウウオみたいですね…。


一緒に使用例も送ってくれた。
なんと「気が付けばデブ猫」のニャン吉さんがお使いでしたか。
気が付けばデブ猫:見えないパワーがそうさせる

うわあ! イケアのカタログ写真より迫力あるな~。
おっさん、いやニャン吉の可愛さとあいまって
ものすごいインパクトで笑いがとまらない。

コメント欄を読んでいたら、
「めんまさんも持っている」とあったので検索してみた。
でぶねこ☆めんまさん:クロもふとめんまさん

うわあああ! 2匹もいる!
めんまさんとの3ショットが面白すぎる!


つい気になって近くのイケアの在庫を調べてしまった。
ほぅ、在庫が有るじゃないですか。
いや、たぶん私は買わないと思うけれど…。
この黒猫ベッドの上に、うちの黒猫を寝かせてみたい気もするわ。




安楽椅子探偵と忘却の岬 解決編を見た

2008-10-13 | 未分類
「犯人は都井よ!」とわくわくしながら
録画しておいた解決編をみた。

シリアスだった出題編とはうって変わって
登場人物全員がノリノリ。

にこやかに歌ったり踊ったりギャグを入れたりで
おもしろおかしく推理が展開されていく。

ふむふむ、私の推理はかなりいい線をいっていて
このまま順調に犯人は都井で決まりのはず、だったのだが。

え~っ、犯人は家政婦?

ハズレたぁああああ!!!!


仕掛けられたトラップをかいくぐり、はいのぼって
最後の最後で足をすくわれたような気分。

ドラマは役者さんたちの演技力で楽しく、
ときにしんみりと、楽しんで見られたけれど、
ふと我にかえってみると、家政婦が犯人って強引だな…。
他にも犯行を行なえる者が複数いるじゃないか。


でも、この番組では
「家政婦が犯人なんです! いいですか? いいですね?」
ということのようだ。


番組最後の原作者二人のエピローグトークで有栖川氏が
「綾辻行人、有栖川有栖からの挑戦状!なんて戦闘モードに
見えますけれど、これはミステリー界へのお誘いであります。
コミニュケーションなのです」という話をしていた。

なるほど、こちらもあまりシリアスにのぞまないほうが
解答への道へ近づくというわけですね。

番組の癖を飲み込んでしまえば、惑わされずに
正解を導き出すことができるようになるのかも。

面白かったと同時に、まんまとひっかかった悔しさを
抱えつつ、有栖川氏の新刊が出たことを知る。
文庫になったら買いますわよ。




栗名月

2008-10-11 | 料理
十三夜なので栗の渋皮煮を作った。

鬼皮をむいて、水をかえて茹でながら丁寧に灰汁をとり、
きび砂糖とラム酒で味を染ませる。

割れることなく美味しくできた。

残ったシロップは煮立てて漉して、
なにかに使ってみよう。

夜になったら気温がグンとさがって
月が煌々と輝いている。




安楽椅子探偵と忘却の岬 出題編をみた

2008-10-08 | 未分類
安楽椅子探偵とは視聴者参加型のテレビドラマで
番組を見て犯人を推理し、エレガントな回答をひねり出して
応募すると、優秀者に賞金50万円が出るというもの。

綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状ですって?!
両氏とも好きで、著書のほとんどは読んだことがある。

ま、愛読しているわりに、
一度もトリックを見破れたことはないのだけれど。

毎回、それでこの先どうなるの?と
想像もつかなかった展開に感嘆しつつ、
せっせとページを繰って答えを読んでしまうのだが、
今回は頑張って考えてみよう。


こちらでの放送は土曜の深夜だったので
ハードディスクに録画しておき、日曜に観た。

…え?と思っているうちに「出題編」は終わってしまった。
自力で解くも何も、どこから手をつけていいかわからないので
活発な意見交換がされている掲示板を探してログを読みまくったが
犯人を絞り込むことができないばかりか謎が深まる一方だ。

両作家それぞれの得意とする展開を踏まえてみようとすると
それはもう何通りもの解釈ができてしまう。

出題編の最後に作者2人のヒントコーナーがあったので
すがるような気持ちで観ると、
有栖川氏が「うん、ロマンチックミステリーです」と
にこやかに教えてくれた。ロマンチックとな。

その言葉がひっかかって問題解決に結びつかない。
ロマンチックって…ヒントのようで霍乱ワードのような気も。

思いあぐねて、もう一度最初からじっくりと観た。
やはりわからない。

もう考えるのがイヤになってきたのだが、
並行して掲示板も読む。

ここには素人探偵を混乱させるための組織的な部隊が
送り込まれているのに違いない!

だって映像見れば確認できることを頑なに否定したり、
ありもしない映像の話をする人がたくさんいるんだもの。

謎解きの楽しみのほかに懸賞金もかかっているわけで、
そりゃいきなり正解ばかりでは面白くないから
こういう盛り上がり方もいいとは思う。

しかし何の光明も見えていない者は
さらに泥沼に突き落とされる恐ろしい場所よのう…ホホホ。
たまに本当のことも書いてあるから油断ならん。

応募期限は、10月8日水曜日の午前3時。
自分が間に合うのかどうか不安だ。


火曜の昼頃になって、不意に犯人がわかった。
たしかめるために3回目の視聴。

うん、動機もいまいち不明だし、だいたいどこが
ロマンチックミステリーなのかさっぱりわからないけれど
単純に、出された条件の中で犯人たりうるのはこの人しかいない。
そうですよね、火村先生?

応募要項には400字程度にまとめろとあったが
書き始めてみると、この字数は少ない!

「エレガントな回答」とは重厚で華麗な文体のことかと
思ったりもしたが、それをやると、もっともダメとされる
「犯人の名前を書いただけ」になりそうなので無理だ。

というわけで、とりあえず羅列。

*

時効直前の指名手配犯である卓也とすれ違った立石は携帯から
110番通報するも繋がらないので、電話を借りるため宗谷邸に向かう。
だが庭にいた都井に阻まれ、もみあいになり植木鉢などを倒した挙句
扉脇のレンガに頭をぶつけて死亡。
都井は物置の押入れ内の肘掛け椅子に立石と電源を落とした携帯、
凶器のレンガを隠し、6時20分に旧館に戻りTVを見る。
夜になってから立石を処分しようとするが硬直しているので車椅子に載せて
岬に向かい、15年前の事件を再現するよう花を散らし、
卓也に嫌疑がかかる様にする。そして電話中継所を破壊する。
都井の部屋には大量の古新聞があることからカードの作成も容易であり、
家人のいないすきに客間に置きに行くことも可能。
「思い出せ」や新聞記事で刺激を与えるのは過去に卓也が目撃したはずの
真犯人を思い出させないためと新記憶を刷り込みさせる目的。
犯人は都井研作である。

*

どっ、どうかしら…。これで送りましたよ。
犯人は絶対この人しかいないと思うけれど、
立石殺害は事故なのか故意なのか迷った。

時間枠はずっと西暦2007年で間違いない、とも
入れたかったが、あえてふれることでもないのでやめた。

陶芸家の書いた地図には方位を示す記号がなく、
あの岬は寒くて6月でも冷え込む。
つまりあの地図では北が下なんだろうね。
陶芸家の家を目立たせるためのレイアウトだ。
岬の忘却の椅子は北に向いているのだ。

なので土砂崩れは大納村への一本道をふさいでいる状態。
陸の孤島となって電話も通じない。

番組のスポンサーであるコカコーラと日清カップヌードルが
劇中、不自然なほどに目立っていたなー。
そして両社ともに北京オリンピックの公式スポンサーでもあった。
謎解きには関係ないが、ミスリードを誘うためには
大きな役割を果たしていたように思う。

あと花は、もしかしてあの「忘却の椅子」に座ると
風で自然に集まってくるのかもね、勿忘草(たぶん)が。
それだとちょっとロマンチックかも。

あれこれ書いているけれど、
果たしてどこまで迫れたものやら。

解決編は10月11日(土)26:25(TV朝日)より放映される。

地域によって放映時間が違うようなので
一覧が出ているGIGAZINをリンクしておきます。

「綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状 安楽椅子探偵」第7弾の出題編、いよいよ放送