またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

南高梅到着~

2008-06-30 | 果実酢・果実酒・梅仕事
これが今年最後の梅の仕入れになる…はず。

4Lサイズ以上の巨大果も欲しいですと連絡してあったので
段ボールからはゴロンゴロンと大きな粒の梅が出てきて
洗ってヘタを取るのもラクラク終わった。

こうめさんの最大梅と最小梅を見たときに
63gとは大きいな!と思ったのだが
箱を開けたときに真ん中に鎮座していたこちら、
ちょっと見づらいけれど…

なんと77g! 横綱級ですな。

手のひらに載せるとずっしり。
南高梅ってこんなに大きくなるのですね。

昨年も5L、6Lを送っていただいたけれど
一番大きなものの重さを量っておけばよかったな。

去年の記事→【梅干を漬ける】

昨年は重石をかけすぎて底のほうの梅が破れていた。
今年は軽めにしておこう。

このくらい大粒になると、熟度が安定していて梅酢もあがりやすい。
土用干しは長めにとったほうが皮が柔らかくなる。


追熟させるため、ザル2枚にぎっしりと並べた。

爽やかな南高梅の香りが部屋を満たす。

明後日くらいには塩漬けに入れるかな。
完熟南高梅でつくる梅ジャムも毎年のお楽しみだ。





第92回 日本陸上競技選手権大会

2008-06-27 | お出かけ
友人に誘われて、川崎の等々力競技場に行ってきた。
本日こちらは大会2日目で、
ハンマー投げの室伏兄貴が出るよ!と言われて
いそいそと準備。

あまりスポーツ観戦とは縁がないのだが、
室伏なら知ってるもんね!

競技会のリンクはこちら

第92回日本陸上競技選手権大会


タイムテーブルを見るとハンマー投げは18時45分だ。
早めに行って場所を押さえねば!ということで
15時過ぎに会場に入り、
じりじりと太陽にやかれながらビールを飲む。

暑い! でも湿度が低くて快適。


等々力スタジアムには初めて来たのだが、
入ってみると意外に中はこじんまりとしていて、
今回のように北京五輪予選の会場を務められるだけの
スペックはありながら、客席とフィールドが近くてみやすい。

今日は室伏の他に為末、末続、池田久美子、福士加代子など
陸上界のスーパースターが勢ぞろいしていたそうで
友人は大興奮していたが私は室伏しか知らない。

陣取ったのはハンマー投げの投擲ゾーンのすぐ近くで
他の競技を眺めつつ粘ること2時間、
17時過ぎには選手らがフィールドに
出てきてウォーミングアップを始めた。

私たちのいたゾーンは正面スタンドからも外れており、
明らかにハンマー投げが目的の人しか選ばない場所で
あるせいか、室伏は立ち止まってこちらに手をふってくれた。

「今、目が合ったね!」と私と友人が同時に叫ぶ。
おそらくそれはここ一帯にいた人全員の心の叫びでもあったろう。
みんながみんな、「いま、わたし(だけ)をみた」と思うものだからして…。


がっちり体型の多いハンマー投げ選手の中でも
室伏は抜きん出て大きく、まるでハンマーを
散歩させるかのごとくひきずっている様子を楽しく眺める。


ウォーミングアップ中もフィールドでは
別の競技が同時進行されていた。
こういう大会を見るのは初めてなので感心する。

そういえば今回、気になったものは
グラウンドを走り回る小さなリモコンカーで、
槍投げのときは、飛んできたやりを回収している人の横まで
いっさんに走っていき、背中にそのやりを固定してまた戻っていく。

働いている様子がきびきびと愛らしく、
オペラグラスでよく見るとボンネットにあたる部分に
大会マスコットらしきぬいぐるみが載っていたりする。

このリモコンカーはハンマー投げのときにもやってきて
背中につけていたヤリを固定するためのオプションを外し、
ハンマー用のオプションに交換して
また一心に仕事に励んでいた。

ハンマー投げる→測定係がかけより、ハンマーを拾う
→リモコンカーがキキーッとスキール音をならさんばかりに
かけより、キッと向きを変えて測定係りにお尻を向ける
→測定係は後部についているオプションにハンマー固定
→リモコンカー、ハンマーを背負って選手のもとへ

可愛いんだ、これが…。

さて始まったハンマー投げ。
ルールがよくわからないがとにかく室伏は5回ほど投げた。

最初は78mの後半が続き、
回数を重ねるごとに飛距離も伸びていった。

4回目だったか、頭を垂れて祈るかのような
いつものフォームから振り回す勢いがぐんと増し、
それまでよりはるか遠くに飛んだ!と思うと同時に
うおおおおお というものすごい雄たけびをあげていた。

その回で初めての80m越え。スゴイ!
投げた瞬間にこれはさっきよりも飛ぶ、というのが
本人にもわかるのかなあ。

今までの試合で雄たけびをあげている顔を見たことは
あったが、実際に目の前で見て聞くことができて嬉しい。

室伏は70m後半から80m前半の成績をあげていたが、
他の選手らは全員60m台だった。
オリンピックの予選なわけだが、室伏だけぶっちぎりの強さですなー。
さすが金メダリスト。

笑顔で手を挙げて去っていく姿に私たちはまた
熱い拍手を送った。今日はとっても満足です。

*

あのリモコンカーについて調べてみた。
ニシ・スポーツのアスレティックビークルという名前であった。
http://www.nishi.com/mobile/product/field/5.html

もうちょっと詳しい写真がこちらの電子カタログに載っている。
http://www.nishi.com/catalogue/stadium/
リンク先下部中央のボックスに半角で 83 といれ
GOボタンを押すと83ページにジャンプする。

座席があってマスコットを載せられる。
ヤリやハンマー、円盤はアタッチメントによって使い分けられ
返送作業を潤滑に行う優れた製品なのであった。



十郎梅の梅酢もあがった

2008-06-25 | 果実酢・果実酒・梅仕事
十郎梅1.5kgを塩分15%で漬けたものを
柳宗理のステンレスカトラリートングで
2Lのガラス瓶に移し変えた。

この絶妙なカーブが梅を優しくホールド。

キラキラ~。
金属フェチの私にはたまらない。


梅がきっちりと詰っているところの最初の1粒を
取り出すときには気を使うが、
その後は格段につまむのがラク。

2Lの瓶にちょうど入りきった。

梅酢がちょっと足りなくて、
一番上の梅がひたりきっていない。
これは毎日こまめに瓶をゆすることにする。


常滑焼の甕で漬けている塩分18%の梅3kgは、
9分目まで梅酢があがったのでお皿を入れた。

お皿の重みと塩分多めのおかげで
ちゃんと梅が全部浸かるまで梅酢があがった。
これもあとは時々ゆすっておけば大丈夫だろう。


こちらは冷蔵庫にいれてあった塩分10%のもの。
果糖とヨーグルトのおまけの顆粒の砂糖を足す。

重石なしの袋漬けだけれど、砂糖のおかげか
梅酢もあがってこちらも心配なし。
梅もしわしわにならずにすんだ。


2Lの瓶に詰めたほうは、
小梅3kgの瓶と並んで赤しそ待ちだ。


来週には南高梅もやってくるので、
そろそろ赤しそも手配しなければならない。

白干しのほうが失敗が少ないそうなので
しそをいれるのに緊張するけれど、
今年は頑張ってやってみよう。






BODY SHOPのプレゼント

2008-06-23 | ASIMO・食玩・コレクション
ボディショップのオンラインショップを見ていたら、
一定金額以上お買い上げの方に
ミニスクラブ&メモパッドプレゼント!とあったので
オマケが気になって注文してしまった。
(このキャンペーンはもう終わっている)

ボディショップの製品はマンゴーのボディバターを
持っているだけで、他のものは今回が初めて。
フルーティな香りのせっけんや
はちみつシャンプーなどを買ってみた。

いい香り~…なのだが
お風呂あがりに猫が近づいてこない。

うちの猫らは香りの強いものが苦手なようで
ちょっと寂しいが、たまのお楽しみにはいい感じだわ。

メモパッドとミニスクラブは商品とは別便で届いた。

メモの中は淡い字でロゴが入っていた。



ミニスクラブはパッションフルーツの香り。
キウイジャムのように種が入っている。
なんだかとっても美味しそうだ。

手持ちのボディバターとメモを並べてみる。

そう、このマンゴーのメモが欲しかったのであった。


*

帰国したオットがお土産をくれた。

「コナコーヒーの粉コーヒーやで」

…まさかそれが言いたかったんじゃ




十郎梅の塩漬け完了!

2008-06-21 | 果実酢・果実酒・梅仕事
追熟の終わった十郎梅を今日中に処理せねば。

まずは常滑焼の5.4Lの甕に、梅を3kg、
岩塩を540g(18%)で漬け込んだ。

常滑焼のカメは先日スーパーで安くなっていたもので、
梅を漬け込んだら重くて動かせないかと心配だったが、
大丈夫だった。分厚い陶器で安心感がある。

塩分18で梅酢も順調にあがってきているようなので
明日中には全部ひたるかな。


こちらは梅を400g、岩塩を40g(10%)にし、
あとで氷砂糖を40g足す。

最初から袋漬けにするのは始めてだけれど
少量、そして減塩というのもあるのか、
なかなか梅酢があがってきませんな~。
とりあえず冷蔵庫に入れた。


こちらは昨日漬けた塩分15%のもの。

24時間経って3/4まで梅酢があがってきた。
もう少しだ、がんばれ!

梅の実をそっとさわってみたら
びっくりするくらいフワフワで柔らかかった。
これが十郎梅か…。

今年はおもいきって赤しそをもんでみようかな。


*

余ったぶんはジャムにする。

鍋にいれ、沸騰直前で火をとめ、そのまま冷ます。


実が柔らかくなっているので、そっと水を捨て、
きれいな手で種と実をよりわける。



種を割って仁を入れても美味しいけれど、今日は省略。

よりわけた実と同じ量の砂糖を入れて
アクをとりつつ煮詰めれば出来上がり。



完熟梅で作るジャムは、簡単なわりに
今まで自作したなかでは一番美味しいのだ。

梅のもつペクチンでとろりとなったジャムを口にいれると
鮮烈なすっぱさと甘みで頭がシャキッとする。




十郎梅で梅干を作ろう

2008-06-20 | 果実酢・果実酒・梅仕事
昨日、昇珠園から十郎梅が届いた。
3Lサイズが5kg。
段ボールをあけると甘ずっぱい香りがした。

私に十郎梅を教えてくださったこうめさんも書かれていたが、
水にいれるとまるで透明のゼリーをまとったような姿になるのが愛らしい。

あんこだまみたいだね。

いつものようにきれいなスポンジで洗い、
竹串でへたをとる。

しかし十郎梅は柔らかいので、
スポンジの固いほうでこすったせいか
表面にうっすらスリ傷がついてしまった。

青梅を洗うようなつもりでやってはいけなかったのね…。
まあ、梅干になってしまえば傷は消えるのでよしとしよう。

1日目

届いたときから黄色ぽかったので
追熟は早ければ2日ですむかも。


2日目

写真ではわかりにくいが、
前日よりも黄熟が進んでいる。


黄色くなったものだけをザルから収穫して
塩分15%の梅干を作ってみよう。

完全に黄熟した梅が1.5kg。
塩分15%にしたいので、塩は225g用意する。


昇珠園からおまけでいただいた岩塩。


6Lの琺瑯樽の中をホワイトリカーで拭き、
底に薄く塩を敷く。

丼に注いだホワイトリカーの中に、梅を1粒ずつ、
まんべんなくひたして樽の中に1段ずつ並べていく。





十郎梅については、
重石をせずに梅酢があがるのを待つとあった。

漬けて3時間ほどだが、
今見たら底に3cmほど溜まっている。

梅が完全にひたるほど梅酢があがるまでは
気になって気になってたまらない。
明日の朝が楽しみだ。




ALESSI MERCURIO ラウンドバスケット

2008-06-19 | ASIMO・食玩・コレクション
アレッシイのメルクリオシリーズが好きで
少しずつ集めている。

このラウンドバスケットは、
冬にミカンを入れてこたつ机の上で愛用。

みかんなら竹のカゴが似合うと思うけれど、
うちは室温が高いのでミカンが傷んだときに
竹のカゴも汚れてしまうことが多く、気になっていた。

これを使うようにしてからは、とても快適。


みかんの季節が終わると仕舞いこんでしまうため
うっかり存在を忘れていたが、
十郎梅が届いたのでこれを盛ってみた。




梅も似合うな~!



アレッシイお得意の1枚ステンレスの打ち出しの見事さに感心。
業務用としても人気の品だそうだが
半永久的に使えそうなところがうれしい。

しまいこまずに、ちょくちょく使うようにしよう。



小梅の梅干と梅シロップの経過報告

2008-06-18 | 果実酢・果実酒・梅仕事
昇珠園より明日、十郎梅が届くので
小梅の点検をした。

小梅を漬けたときの記事→【小梅の梅干を本漬けに】

梅酢もじゅうぶんあがっているし
十郎梅のあとは南高梅もやってくるので
この6Lの琺瑯の樽を空けておこう。

梅酢をキッチンペーパーで濾してボウルに移し、
小梅はよく洗った手で3Lのガラス瓶に入れ替える。

ふにょんふにょんに柔らかいので
破らないようにそっとつまむ。

濾してあった梅酢を注いでフタをした。

塩分は15%。



モモのような甘い香りと柔らかい触感に惹かれて
1粒を軽く水で洗ってから食べてみた。

すっぱい~~~~~!!
当たり前だけど…。

土用干しすれば塩もこなれて
もう少し味も落ち着くかな。


こちらは塩分10%、果糖10%のもの。

おお~フルーティ!
もちろんスッパさもあるけれど、
さきほどの15%ほどではない。


こちらは塩分10%、氷砂糖10%。

こちらのほうが果糖よりもしょっぱスッパイ。
後に残るほんのりとした甘さは氷砂糖ならではかしら。

しかし果糖で漬けたほうは、今回の小梅の中でも
よりすぐりの黄熟したものばかりなので
味の違いは梅の個体差によるものかも。

どちらも干しあがったらどんな味になるのだろう。
塩分10%組は万一を考えて、漬けたときから
土曜干しまで、ずっと冷蔵庫に入れている。

*

梅シロップもようやく砂糖が溶けきった。

漬けたときの記事→【古城梅でサワードリンク、梅味噌、梅シロップ】

2Lの瓶に梅と砂糖を500gずつ入れたのだが
これを見るに、1kgずつにしてもよかったな。



運良く発酵もせずきれいに澄んでいる。




どちらからも青梅と砂糖の甘酸っぱいよい香りがする。
そろそろ出来上がりだな。

藤巻あつこさんによると、
砂糖が溶けたらシロップを濾して、
グラグラ沸騰させないように15分過熱するそうな。

その後冷蔵保存だそうだが、
どうせ冷蔵するなら過熱しなくてもよいのでは…。
私のシロップはどうするか、もう少し考えよう。

*

久しぶりに寄ったスーパーで
梅酒用ガラス瓶などが半額になっていた。

とくに梅干用ザル、980円だったのが298円に~。

…買いました。

シーズンの終わり頃に、
翌年のために仕入れておくのっていいかも。




おでかけデースカ

2008-06-14 | ネコ
来週からオットが出張なのでスーツケースを準備。

コラコラ


コラコラコラ


どうして猫は、箱をみたら入らずには
いられないのだろう。

GIGAZINの、フロリダからテキサスまで
旅をするはめになった猫の話を思い出した。

フロリダの家から行方不明になった猫、1800kmを旅してテキサスで発見される

>手荷物検査とX線検査をくぐり抜け

とあるが、検査官は小さくなっている猫の影を
お土産のターキーか何かと間違えたのだろうか。
無事に帰ってこられて何よりだけど…。

荷物を詰め、猫の点呼をとってからフタをしめた。



古城梅で梅酒を漬ける

2008-06-13 | 果実酢・果実酒・梅仕事
やってきました古城梅15kg。

こちらも渋田ノ庄 池喜さんに
お願いして送っていただいた。

さっそくはじからキレイなスポンジで洗って
金串でヘタをとり、
2時間ほど水に漬けてアク抜きをする。

農園から直送されてきた新鮮な梅に
あく抜きが必要なのかどうかわからないのだが
今年はお試しでやってみることにしたのだった。

アク抜きの終わった梅をザルにあけて乾かし
1つずつ拭きあげる。

午前中に宅配便で受け取って
夕方には全部の梅が漬け込める状態になった。
昨年よりも手際がよくなった気がする。

さあ、ここから割り振りよ。


ホワイトリカーベースのもの。

ホワイトリカー1.8L×2
古城梅 2kg
果糖 700g
容器 8L

これはあとで、にぎやか梅酒にする予定。


日本酒ベースのもの。

富久錦純米原酒 各1.8L
古城梅 各1kg
果糖 各350g
容器 4L

2本とも冷蔵庫に入れた。
半年したら梅をひきあげる。


ブランデーベースのもの。

果実酒用ブランデー 1.8L
古城梅 1kg
果糖 350g


久米仙ベースのもの。

左:久米仙 900ml
  古城梅 500g
  黒砂糖 140g
  容器 2L

右:久米仙 900ml
  古城梅 500g
  はちみつ 150g
  果糖  100g
  容器 2L

一晩経ったら黒砂糖はほとんど溶けていた。

そして底にうっすら澱がたまっている。

ハチミツを入れたほうは盛んに
ガスが出ているようで、瓶の口まわりが
ベタベタしていたので少しだけフタをゆるめた。

砂糖は果糖や氷砂糖を使うことが多く、
黒砂糖、ハチミツを使ったのは今回が初めて。
仕上がりが楽しみだ。

*

残りの梅はこちら→古城梅でサワードリンク、梅味噌、梅シロップ