またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

沼津港 さかなや千本一とタップルームへ

2010-09-11 | 青春18きっぷの旅
今回の18きっぷの使用期限は9月10日の24時まで。

9日の夜に新宿からムーンライトえちごに乗って
新潟に行くつもりだったのが、
私の不手際でまんまと乗り遅れ、予定が全てパアになった。

残った18きっぷをどうしよう。
計画をたて直す気持ちの余裕もなかったので、
以前にも行ったことのある沼津に決めた。

午後になり、太陽もだいぶ西に傾いた頃に出発。
東海道線で2時間くらいかかる。

沼津に着いたのは17時過ぎだったので、
循環バスに乗って港を目指した。

平日の夜ともなると、さすがに人どおりが少ない。

市場の中ではフォークリフトに乗ったおじさんが
きびきびと仕事をしていた。

お食事処の集まるアーケード内にエビがいた。

海老大明神様とのこと。
にぎりのシャリに海苔でとめてあるのかと思ってしまった。

今日はさかなや千本一に行ってみよう。

地魚お造りの盛り合わせ

魚の名前をひとつずつ教えてもらったのだが忘れてしまった。
青ダイと、イトヨリと、あと3種類はなんだっけ。
普段はお目にかかれない、そして食べたことのないお魚ばかりで
うれしく、美味しく食べた。

コアジの唐揚

カリッ、サクッとしたスナック感覚で
ビールにものすごく合う。美味しい!

お魚なのでやはり日本酒も欲しくなる。
生たこの唐揚を追加して、生海苔いり味噌汁も頼んだ。
どれも美味しかった~。

持ち帰り用に、あじの押し寿司と桜海老の掻き揚げを
用意してもらい、ご機嫌で店を出る。

せっかくここまで来たのだから、
ベアードビールのタップルームにも寄っていこう。

フルーツエールの季節限定、びわシリーズを飲み比べ。


しかし私はだいぶ、きこしめしていたので
違いがどうだったのか今思い出せない…。
どちらも美味しかった、であります。

あまりのんびりしていて、
東京まで戻る列車がなくなると困るので
時計をみながら駅に向かう。

沼津港から沼津駅までは、大通りをまっすぐ行けば
2kmちょっとの距離なので、元気に歩く。

ホームにあがると、ちょうど東京行きが来ていた。
しかし全席クロスシートに、洗面所にお手洗い、
テーブルつきの4人がけコンパートメントなど
普通車にしては設備が豪華なので、居合わせた駅員さんに
「普通車とありますけれど、私、これに乗ってもいいのでしょうか」と
まぬけな質問をしたところ、ぜひどうぞ と言われたので
キョロキョロしながら乗り込んだ。

あとで気づいたけれど、あれはもしかすると
ムーンライトながら用の送り車両だったのかも。


お酒が抜けないな…と思いつつ、ヘロヘロと家に着いた。
はいっ、お土産のアジの押し寿司です! …あれ?

沼津駅まで歩く間にブンブン振ってしまったのかしら。
見た目がひどいことになっているが
酢じめしたアジとおぼろ昆布、酢飯でとても美味しかった、らしい。


桜海老のかきあげは無事でした!
そうめんを茹でて、添えてだした。美味しかった、らしい。

今シーズンの18きっぷは、これにて終了。
今後行きたいところもたくさんできたよ。




ムーンライト信州で白馬 岩岳ゆり園&マウンテンビューへ

2010-08-06 | 青春18きっぷの旅
2年ぶりの18きっぷ旅、ということで
今度は2007年8月に乗った、ムーンライト信州の指定席をとった。
またたびダイアリ:青春18きっぷで立川~白馬~南小谷~糸魚川 2007-08-26

いつのまにかレディースカーは廃止されており、
みどりの窓口でとった指定席券を持って席に着くと
まわりは全員、山男だった。

網棚には大きなザックがぎっしりと並び、
私の席の上の網棚にもすでにザックが載せられている。
乗車するなら始発の新宿から、ということなのかも。

仕方ないので自分の荷物は膝にのせる。

車両は古く、乗り込んだ瞬間から何か鼻をつく匂いがする。
長い間に座席にしみこんだ人間の汗と脂なのか、
山男たちの荷物、あるいは本人からなのか
例えるなら、コンビニのツナおにぎりからはがしたビニールを
そのまま放置しておいて乾いたときのようなニオイ。

私は慣れない匂いを感知するのが早く、
慣れるにも時間がかかるので持参のマスクをつける。
ところがいつまで経ってもこれに鼻が慣れることができない。

イライラが募ってきたところで、ふと横をみると、
なんと後席の30がらみの山男が、裸足の両足をヌッと伸ばして
私の肘掛にのせ、その姿勢のまま寝こけているのであった。

私の顔から30cmも離れていない場所に足の裏ときた。
静まりかえった車内で悲鳴をあげそうになったがこらえる。

まあ仕方ない、山に行く人たちならこんなことは
気にしないのだろう…と自分に言い聞かせるも、
まわりを見ると、50歳以上であろうベテランの山男は
新聞紙大の銀マットを床に敷き、靴と靴下を脱いで足を床につけ
(なぜみんな靴下まで脱ぐ)アイマスクと耳栓をしている。

つまり私の後ろの山男がとくに不躾だったというわけだ。
ため息をつきつつ、マスクをしたまま読書に逃避。
途中で窓からの冷気が気になり、カーテンを閉めると
カーテンがさわさわと当たるのがくすぐったかったのか、
山男の足もひっこんだ。

かといって匂いが消えたわけではなく、
(たぶん彼の足だけが原因ではない)
持ってきた本が分厚かったこともあって
結局、一睡もしないまま白馬まで乗り続けた。

ムーンライト信州で、実際に白馬まで乗りとおす人はあまり多くない。
山男たちはここに至るまでの間にポツポツと降りていき、
白馬目前の車内はガラガラになっていた。



車窓から見える北アルプスの夜明けに感動する。

ニオイのことがなくても、夜通し乗るには決して
快適とはいえない列車だけれど、この時間にここに来られて、
夜明けを見ることができるのはやっぱりいいなと思う。

白馬に到着後、急いで先頭にまわって写真を撮るも
行先表示板はすでに回送になっていた


早朝の白馬駅。5時40分なり。

思ったほど気温は低くない。

結局、一睡もしなかったので体が疲れている。
駅を出て左に300m行ったところにある
白馬ロイヤルホテルで温泉に入ることにした。

日帰り入浴は6時からで550円なり。
タオルは言えば別料金で貸してもらえるのかもしれない。

屋内のやや熱めの浴槽と、ぬるめの露天風呂に浸かる。
ぬあ~気持ちいい。
そしてかなり回復しますなあ。

身支度をして白馬駅に向かい、
6時56分の始発に乗って、隣の信濃森上で降りた。


本日の目的地、岩岳ゆり園に行くには、
駅を出てからグルリとまわって線路を渡り、
全部で2.2kmの道のりを行かねばならない。

たまに車が通るくらいで歩行者は誰もいない。
道なりに行くと看板がある。


到着~。日差しがかなり強い。

ここまで来れば涼しいのではと思っていたけれど
そうでもないんだな。気温は32度だった。

ゴンドラは8時からなので、しばし待つ。


8時になったので上にあがる。
ここのゴンドラは6人乗りでずんぐりと丸く、
まるでフルフェイスヘルメットのような姿をしている。

高低差やスピードなど、けっこうスリルを味わえる。
谷川岳の大きなゴンドラよりも迫力あるよ。

ここがゆり園。まだ朝だからか全体に煙っている。


見晴らしは非常によい。


遊歩道はこんな感じ。


きれいなユリがたくさんある。





裏手に行くと雲の中から山頂が見えた。





座ってみていると、不意に雲が切れて山頂が姿を現す。
なにか敬虔な気持ちになるわ。


そこから少し歩くと、木陰にハンモックがしつらえてある。
誰もいないので、さっそく寝転がってみた。


こっ、これは快適…。
ようやく体をのばして横になれたうえに、
木漏れ日がキラキラと輝き、静かな中に鳥の声だけが響く。


低い位置なので地面からの湿気が気になるけれど、
ひんやりと涼しく、ハンモックの自然な揺れが心地よい。

そのまま20分ほど熟睡してしまった。

ハッと起き上がってそこから出ると、
ガスも消えてきれいに晴れ上がっていた。


青い空に白い雲がまぶしい…。




山頂のカフェ、スカイアーク。営業は10時からとのこと。
地下のお手洗いや屋上へは、8時からでも入れる。


そろそろ時間が迫ってきたので、
ゴンドラでいったん下に降りる。


ゴンドラ脇のリフトにも乗ってみよう。


こちらもユリが植えてある。


リフトで上に行っても、遊歩道をくだるか
また帰りのリフトに乗るしかないのだが、
脇にあるサマーゲレンデで遊んでいる子供たちがいて楽しそうだった。


毛足長めの人工芝のようなものが敷いてあり、
そこを普通のスキー板で滑っているようだ。



ここから花三昧シャトルバスで白馬駅に向かう。

照りつける日差しに目がくらみそう。
まだお昼前だということが信じられない。

ここから18きっぷで松本まで出て、
そこからはスーパーあずさで立川まで飛ばす。
スーパーあずさの快適さに感涙。


立川2429→0540白馬(ムーンライト信州 指定席510円)
白馬ロイヤルホテル日帰り入浴 550円
白馬0656→0659信濃森上

岩岳ゆり園 入園料(リフトとゴンドラ含む)1400円
白馬Alps花三昧シャトルバス(1day freeチケット)500円
岩岳ゆり園&マウンテンビュー
白馬Alps花三昧

白馬1225→1419松本
松本1449→1657立川(特急スーパーあずさ トクだ値30で4830円)
トクだ値

トクだ値はえきねっと会員限定で
インターネット予約限定の割引きっぷなのだ。

この、トクだ値利用で、
特急スーパーあずさ 松本~新宿 通常6910円が
30%引きの4830円になる。

今回の「トクだ値スーパーあずさ」は
松本から新宿までの区間限定なのだが
私は立川で乗り換えるので、そこで下車すればいいわけだ。
(下車前途無効)

松本~立川の正規料金は6070円なので、
ほんとにおトクでしたわ。


今回のように夜行で出て、日帰りすると
やっぱり疲れはするけれど、楽しかった。
さて、次はどこへ行こうかの。




日本一のモグラ駅 土合に行く

2010-07-21 | 青春18きっぷの旅
2年ぶりに青春18きっぷを買った。
2010年夏季の運用は7月20日から9月10日まで。
JR東日本:青春18きっぷ

2年ぶりの記念すべき1回目の行き先は、
以前に新潟に行ったとき、気になっていた土合に決定!
またたびダイアリ:青春18きっぷで新宿から東新津まで 2007-09-09

あの時、土合で降りていった青年たちは
次の電車までの時間をどう過ごしたのかと
不思議に思ったので調べてみると、
土合駅は谷川岳の入り口としても有名なところであった。

谷川岳にはロープウェイとリフトがあり、
冬季はスキー場として、
それ以外の時期は観光や登山客で賑わっているそうな。
谷川岳ロープウェイ

登山をするほどの体力も装備もないけれど
ロープウェイで上まで行けるなら行ってみよう!ということで
そこでの活動時間を含めて日帰りでのタイムスケジュールをたてる。

なるべく早く現地に着いて帰着時間を早めたいのと、
18きっぷ旅じたい久しぶりなので、
無理せず往路は特急を使用することにした。

上野0720→0941水上 特急水上1号
(18きっぷで特急は乗れないので
 乗車券と特急券あわせて5,130円)
水上0941→0956土合 上越線(水上~長岡)

うちから上野までは約1時間なので
4時半に起きて6時の電車に乗った。
朝から暑い!
気温も湿度も高いので、じっとしていても汗がふきだす。

上野駅に着くと、寝台特急あけぼのが停車していたのでパチリ。


特急水上もスタンバイ中。


特急なのに窓が開く仕様なのは珍しいらしい。

結局あけなかったけども。

古い車両ならではの味ですなー。


レバーを押している間だけ水が出る。お湯も出る。

上野発はこういう昭和の雰囲気の列車が多いような気がする。

平日なので車内はガラガラ。
この両だけでいうと乗車率は10%くらいかな。
私以外は全員、年配の方たちだった。
そして登山靴を履き、帽子をかぶって
折り畳み式ストックの刺さったルックザックを棚に載せている。

検札にきた車掌さんも馴れたもので
昔話をしかけてくるお年寄りにニコニコと相槌をうっている。
休日だとまた少し雰囲気も変わるのだろうか。

ときおりガタガタと揺れる電車の振動も心地よく、
いつのまにかうとうとと眠ってしまった。

目を覚ますと車窓から山や川が見える。


テンションあがるぅ。
私はD席にいたけれど、A席側のほうが景色がよかったみたい。
次に乗ることがあったらそちらに座ろうと思う。
まぶしくないしね。

沼田駅で、私以外の乗客は全員降りた。
尾瀬に行くのかな~。

水上駅で上越線に乗り換え、土合駅(下りホーム)に到着~。


ここは地下70m。
薄暗く、ガラーンとした構内はひんやりと寒く湿度が高い。
かすかにカビ臭く、チョロチョロと水の流れる音が聞こえる。

この電車で、他にもモグラ駅を見物しにきている人たちがいたので
この地底の廃墟めいた場所で1人ぼっちという恐怖は味わわずにすんだ。

さあ階段だ。


かなたに地上の光が見える…!

5段のぼってひとやすみ、という傾斜の緩い階段とはいえ
普段は平地で暮らしている私にはきつかった。

100段くらいあがると少し気温があがる。
階段をのぼることで自分自身の内燃機関が
働いたために感じる気温差なのかどうかは不明。

途中に休憩用のベンチがあった。

しかしここで休むとかえってきつくなりそうだったので
ゼイゼイいいながらそのまま登る。
汗が目にしみるぅう。

やった! のぼりきった!


記念写真を撮っている人たちにシャッターを頼まれる。
これは撮りたくなるよね。

明るい通路に出て、ほっとしながら歩くと、


まだ続きがあるのだった。


まあ、さっきの階段に比べればたいしたことはないけれど、
ドアに書かれた文章にはちょっと笑ってしまった。

この雰囲気、けっこう好き。


ここが改札だ。土合駅は無人駅である。

地上ホームの、のぼり電車を待っている人がチラホラいた。

駅前には車が何台か停めてあった。
近県のナンバーが多かったなか、関西からの車もあり。


赤いとんがり屋根の可愛い駅舎でした。

もう、この時点でやり遂げた感でいっぱい。
念願の、土合駅の階段を制覇したぞ!

谷川岳ロープウエィで天神平、天神峠へにつづく




谷川岳ロープウェイで天神平、天神峠へ

2010-07-21 | 青春18きっぷの旅
日本一のモグラ駅 土合に行く の続き)

谷川岳ロープウェイを目指して、
土合駅を背にし、目の前の国道を右手に歩き出す。
(路線バスとして関越交通が走っているけれど本数が少ない)

国道を左手に行くと谷川岳ドライブインがあるので
飲み物などを買いたい人は先にそこに寄るといいかもしれない。

意外にこちらも気温が高いので驚いた。
しかし空気のきれいさは言うまでもなく
人も車もほぼ通らない中、首にタオルを巻いて帽子をかぶり、
黙々と歩く。暑い。

すぐに小さな踏切があり、上越線のぼり電車用のトンネルが見えた。


あの渓流に足をひたせたら…。


約20分で到着。


旧式のゴンドラが展示されており、中に座ることもできる。


大人往復2000円券を買い、ゴンドラで15分かけてのぼる。
かなり高い位置を移動するので、下をのぞくとちょっと怖い。

(これは帰りのゴンドラから撮りました)

天神平に到着~。気持ちいい!


一面の緑で思ったほど花は多くない。


見つけた! ニッコウキスゲ。


ここから、あのリフトに乗り継ぐ。大人往復700円。


天神平から登山道に向かう人たち。

リフトに乗らず、歩いて登るという手もあったけれど
登山靴でないのと、山道に慣れていないので怖くてやめた。

リフト(片道7分)で天神峠に着く。標高1500mなり。
小さな売店兼展望台があり、そこでコーヒーを飲んだり
何も買わなくても景色を眺めることができる。
100円いれるタイプの望遠鏡もあった。

こんな形のケーキがあるね。


見晴らしがよくて目が安らぐわー。


ロープウェイ乗り場と
ビューテラスてんじん(レストハウス)が見える。

ここまで登るときっと寒いだろうと上着を持ってきたのだが
今日は24度と暖かかったのであった。

よしお弁当を食べよう。

案外人が多くて、落ち着いて座っていられる場所も
ほとんどなく、食べる場所を決めるのに困ったけれど
あまり目立たないところを見つけたので
そこで岩に腰掛けて食べる。

自作梅干入りおにぎり、おいしうございました。

谷川岳の山頂にあたるトマノ耳とオキノ耳。

さすがにあの高さになると天気が不安定らしく
こちらはずっと晴れ渡っているなか
あちらは雲がでて耳の先がよく見えないことが多かった。

ちょうど晴れ間で見えたのでパチリ。
よーく見ると人がいる。

最初、「トマの耳とオキの耳」だと思って
トマとオキってなんだろうと真剣に考えていた。
ネコみたいなシルエットだし。
由来を知りたいな。

さて景色を眺めてオニギリも食べてしまうと
手持ち無沙汰になったので、リフトで降りることにした。

ビューテラスてんじんのレストランに行き、生ビールを頼んだ。
なんだか泡立ち具合がすごかったな。
一口飲んでも、もりもりと盛り上がってくる。
あれは気圧の関係なんだろうか。

10時40分にここについて、今は13時30分。
バスの時刻表をみると、14時3分発があったので
それに乗って水上駅に向かうことにした。

水上駅到着時刻は14時26分、運賃は650円だった。

さてここからは18きっぷで帰る。
水上1440→1545高崎(上越線 水上~高崎)
高崎1609→1820武蔵小杉(湘南新宿ライン 快速国府津行き)

上越線に乗って景色を楽しんでいるうち
気づいたら寝てしまった。


乗ったときは誰もいなかった車両も
高崎が近づくにつれチラホラと増えてきた。

湘南新宿ラインは950円払ってグリーン車にした。
二階の窓際に陣取って、列車が走り出した瞬間、
その静かさと揺れなさにびっくり。新幹線かと思うくらい。

とっても快適だけれどひとつだけ、
エアコンが強くて窓際だと直接風があたるうえ、
自分で風向きなどを調整できないので寒い。
そこで持参のフリース毛布をかぶる。
18きっぷ旅には必須ですわ。

「第一阿房列車」を読んでいるうち、また寝てしまった。
池袋あたりから人が増えてきてグリーン車は満席。
ちょうど帰宅ラッシュにかかってしまったと
思っているうち、武蔵小杉に到着した。

武蔵小杉の新駅を使うのはこれが初めて。
一応、同じ駅ということになっているけれど
従来のJR南武線 武蔵小杉駅とは400m離れているので
細くて長い連絡通路を延々と歩く。

私は乗り換えをせず、南武線のホームをあがって
改札の外にでたので、かかった時間はちょうど10分。
まっ、土合を体験した身にはなんということもないですわ!

*

日帰りで土合往復のまとめ

上野0720→0941水上 特急水上1号(5,130円)←18きっぷは使用不可
水上0941→0956土合 上越線(水上~長岡)

土合駅の階段~改札(徒歩15分)
土合駅前→谷川岳ロープウェイ土合口駅(徒歩20分)

ロープウェイ(片道15分、往復2000円)
リフト(片道7分、往復700円)

谷川岳ロープウェイ駅1403→1426水上駅 (関越バス 650円)
水上1440→1545高崎(上越線 水上~高崎)
高崎1609→1820武蔵小杉(湘南新宿ライン 快速国府津行き)

往路で特急を使ったけれど、始発で行けば在来線でも
今回と同じ9時56分に土合まで行かれるので、
今度、余裕があったらそうしてみたい。



旅のおともに

2008-04-14 | 青春18きっぷの旅
「150cmライフ。」の、たかぎなおこさんの
「ひとりたび1年生」と「ひとりたび2年生」をまとめて買った。

私も、18きっぷを使って一人旅をするようになって
ちょうど2年目。ひとりたび2年生なんだな。

この本は18きっぷに限った移動だけではなく、
フェリーや新幹線、飛行機なども利用しているのだが、
いつかの旅の参考にさせてもらおうと思いつつ
ページをめくる。

ほのぼのとした可愛いタッチで、
最初から1人で出かけていったほうが寂しくないこと、
知らない町でどきどきしながら食べる名物の美味しさなど、
思わずうなずきたくなるような事柄がいっぱい。

著者が私とほぼ同じ身長であることに加えて、
ビール好きなところも似ていて嬉しい。

どのエピソードもわくわくと楽しく、
先日、私が残りの18きっぷを使って行こうとしていた
上諏訪の温泉(寝坊&中央線の大停電により頓挫)など、
とても参考になった。

たかぎなおこさんの本は、可愛くて楽しくて…
だけどなぜだか、じんとする。

とても旅心を刺激された。
手に入れてから何度も読んでしまう。

*

先日の宇都宮の往復車内では、
開高健の「開口閉口」を読んでいた。

こちらはいかにも昔の作家らしい磊落、無頼さで
現代ならマユをひそめられそうな、シモの話題もたっぷりの
油っこさなのだが、精力みなぎるオスのアザラシが、
ドンと机を叩いて熱弁をふるっているような一種の魅力がある。

写真を見るとご本人も海獣のような丸顔だったのには
笑ったが(太公望だし悪くもなかろう)、
その中で気になった一文があった。

「全ての放浪者は非情と多感の相反依存を心に抱いていて
何時どちらが働くか自身にも不明」


「相反依存」というのは彼の造語のようだが意味はわかる。

これは旅をしていると思い当たる感情ですなー。
その場で膝をうちそうになった。

ネットが普及して、あまり読書をしなくなってしまったけれど、
やはり本って素晴らしい。もっと読まなくちゃ。

*

そういえば開高氏=あざらしの表現って、彼と親交のあった
作家のエッセイにあったような気がしたが、
それがどうにも思い出せない。

山口瞳か吉行淳之介かな?
いずれにしろ読んだのは20年くらい前…。

もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら
お手数ですが教えていただけると嬉しいです。



青春18きっぷで宇都宮餃子を食べに行く

2008-04-09 | 青春18きっぷの旅
この春の18きっぷの使用期限は4月10日まで。
もう目の前じゃないか…。まだあと3回分あるよ。

日帰りできるところで、まだ行ったことのない場所…
宇都宮で餃子に決定!

JR東北本線の宇都宮行き快速は1時間に1本だ。
朝から暴風雨だったので行くかどうか迷ったけれど、
出る時間を遅くして様子をみる。

新宿1409→宇都宮1550

栃木県内に入ったあたりから、
雨風はだいぶ弱まっていた。
ホームに降り立つとラー油の香りがする。
気のせいかしら?

まずは東口に出て宇都宮のシンボル、
餃子の像を見学

西口に出て、駅を背にして大通りを歩く。
めざすは正嗣(まさし)宮島本店。

調べた地図では向かって右の路地に入るのだが、
それがどこなのかよくわからない。

スッポン、へびの黒焼きという
目立つ看板の店の前を通りすぎ、
何気なく細い路地を見ると、そこに黄色い看板を発見。

平日の16時過ぎだからか、店はがらがら。
これから東京に戻るというサラリーマンたちが
お土産用餃子を買い込んでいた。

焼き餃子と水餃子を1人前ずつ頼む。
あわせて420円なり。


かりっと焼きあがった皮が香ばしく、
中のアンは野菜メインでたいへんに私好み。
生姜がきいていて美味しい。

具の比率は、見た感じでは野菜9:肉1かな。
野菜の甘みと、自家製だというラー油がとても美味しかった。


水餃子も焼き餃子と同じものが茹でられてくる。
これに醤油・酢・ラー油を入れて食べる。美味しい。

事前に評判を調べてから行ったのだけれど、
噂にたがわず、満足のいく味だった。

正嗣のメニューは焼き餃子と水餃子、
あとはお土産用餃子だけで、ビールも白飯も置いていない。
実にストイックだが、それだけ自信があるのだろう。

お土産用餃子も買って帰りたかったが、
冷凍餃子を持ち帰るには遠いので、
帰宅してから通販で頼むことにした。

*

正嗣を出たのが16時40分頃。
この近くに、平日の17時~19時しか営業していない
栃木の地酒のアンテナショップがあるので、そこに向かう。

事前に調べていたのだが、道に迷ってしまった。
ついに電話をして親切に教えていただく。



酒々楽(ささら)~栃木の地酒
青源本町店の並び、県庁寄り。

1杯100円で、1人10杯まで試飲できる。

10枚が1綴りになった試飲チケット1000円を買うと、
ピンク色の蔵めぐりカードとミニおつまみ2つが渡され、
スタンプが一巡するとお猪口がもらえるらしい。

試飲チケット&蔵めぐりカードに使用期限はないので、
それを買い、まずは店員さんのおすすめ3銘柄をいただいた。


深みのある米の甘さが広がっていく。
どれがどのグラスだったか忘れてしまったが、
梅酒を思わせるような爽やかな酸味のきいたものもあり、
水のグラスを脇に、三角飲みしては恍惚とする。

カウンターを挟んで左右の棚にびっしりと瓶が並ぶ。


瓶の首にかけてあるプラスチックの札の色で
グラスの大きさが決まっているそうだ。

楊枝いれの小さな通い徳利が可愛い。

ここで飲んだお酒を買って帰ることもできるらしい。
次回はリュックサックでも背負ってこよう。

*

18時台の快速に乗るつもりだったが
道に迷ったりしたために時間がおしている。

あともう一軒、宇都宮みんみんに行きたかったのだが
駅ビルのみんみんには行列ができていたので
並んでいる人のいない、隣の青源に入った。

(今から思えば、正嗣の近くにみんみん本店が
 あるそうなので、そこに行けばよかった)


青源は元々味噌屋だそうで、
こちらはお店のおすすめ、ネギ味噌餃子。

餃子に味噌味というのが新鮮でいいのだが、
どうも味が薄いというか、ぴんとこなかった。
餃子のアンは見た感じで肉9、野菜1。

生ビールのつきだしで出てきたピリカラ蒟蒻のほうが
味がはっきりしていて美味しかったが、
これは私がだいぶん、きこしめしていたのも関係あるかも。


こちらは青源水餃子。
味噌風味の餃子が、酢のきいたスープに浮いている。
あまりダシがきいていないので、
なんというか、説明しづらい味だが
ラー油をかけて調整。

*

予定していた電車を1本遅らせて
宇都宮土産を物色する。

宇都宮餃子館のスタミナ健太餃子。


今、調べたらスタミナ健太の石像もあるようだ。
次に行ったときは写真を撮ってこよう。


野菜多めでニンニクがきいている。
これはこれで好きな味だ。


こちらはギョーザてぬぐい。


広げるとこうなる。

餃子というかインベーダーみたいだな。

ろまんちっく村の地ビール。

餃子浪漫はギョーザ味なのではなく、
ギョウザに合うビール、とのこと。楽しみだ。


そしてお約束のこれ。

柿の種と餃子ってシルエットが似ているわ。

*

初めて行った宇都宮だが、帰りは宇都宮発
逗子行きの快速に乗って渋谷まで1本でラクチン。

距離といい、首都圏発の18きっぱーの
消化試合にはうってつけの場所かも。




にいがた酒の陣2008

2008-03-15 | 青春18きっぷの旅
やってきました、にいがた酒の陣

一昨年くらいにこのイベントを知って、
いつか必ず行こうと決めていた。

新潟駅に朝9時半頃行き、新潟交通のバスに
乗って朱鷺メッセに向かう。

酒の陣への入場は無料なのだが、
券を買うと試飲用のお猪口と仕込み水がもらえる。

バッグには持参の水1Lと
ウコンの力も用意してきた。
ペースを考えながら頑張ろう~。

開場してまもないフロア。

まずはひとわたり見て、
試飲したい蔵をしぼらねば。

食べ物ブースも充実。

新潟バーガー、越後もち豚串焼き、えびしんじょ、
平八のかまぼこ、栃尾油揚げなどなど。

すし職人さんたちもフル回転。



まずは朝日酒造から行こうかな。

こちらのブースは試飲のみで販売はしていない。
越州をひととおりいく。うまい!

季節限定「桜日和」も飲ませてもらった。
ほんのりピンクでお花見のときに飲みたくなる。

雪中梅もあった。

こちらも試飲のみで販売はなし。
甘くふんわりした美味しいお酒。
どこか信頼できる店で入手したいものである。

満寿鏡の甕のぞき、ふくよかな味わい。

純米吟醸じぶんどき「春の陽に」生原酒も
美味しかった。ここで販売もしていたので
買えばよかった…。


越後湯沢の利き酒コーナーで見かけて
気になっていた王紋。

ずっと新潟県内での販売だったそうだが
ブースも華やかで、酒瓶ストラップや
前かけなどの小物も充実。

純米吟醸「夢」と甘いカクテルのような純米酒「かれん」、
どちらも美味しかった。


こちらは小嶋屋総本店 へぎそば 500円。

へぎそばは初めて食べる。
ゆでたてを渡してくれるので
つるつるっと食べる。美味しい!

試飲は少しずつとはいえ、おなかもいっぱいで
やや限界を感じたので、いったん外に出る。

開始から1時間というところ。

会場のそばで勇壮なタイコが演じられていた。

酒の陣に太鼓、実に気分が盛り上がるものですね。

テラスに出て涼しい風にあたる。
眼下は船着場だ。


その背中は!


カモメでーす。(たぶん)


朱鷺メッセに隣接したホテルには
無料でのぼれる31階の展望室がある。

曇天なのが残念だが、
日本海から新潟市内まで360度を
ぐるりと見渡せる。晴天にまた来たい。

酒の陣会場に戻ると、もう身動きも難しいほどの
人出で、芋洗い状態だ。

あちこちに用意されていた席も全て埋まっており、
立ったまま食事をしている人もいるほどなので、
もうここを出ることにした。

最後に峰乃白梅で試飲をして、ぬる燗用に
特別本醸造「抜群」720mlと純米酒の小瓶を買った。

それを担いで酔いざましに万代シティまで歩き、
なぜか黄色に塗られている伊勢丹に驚きつつ
新潟駅まで歩いて戻って東新津を目指した。

*

新潟から東新津までの運賃は320円なので
18きっぷは使わないでおく。

東新津駅はとんがり屋根の
小さな可愛い無人駅なのだが、
今日からモバイルSuicaに対応とのこと。


そのうち柵をつけるのかな。

駅を出てすぐそこの秋葉温泉「花水」へ。

ここでのんびりと温泉を楽しみ、
昼寝ルームでぐっすり眠った。

営業が22時までなので、ぎりぎりまでここで過ごし、
東新津2205→2210新津2225→2244新潟で戻る。

ムーンライトえちごは新潟2335発だ。

レディースカーに乗り込み、読書開始。
さきほどよく寝たせいで頭もすっきりだ。

新潟駅で発車前に検札が来たので、
ムーンライトえちごの日付が変わる新津までのきっぷと
18きっぷを見せて、18きっぷに翌日の印をもらう。

新宿到着は0510。
夜行列車での到着組がホームに大勢いる。

今回は時間に余裕をもったプランにしたので、
今までの18きっぷの旅のなかではずいぶんラクだった。

関連記事:
青春18きっぷで新潟に行く(新宿~越後湯沢)
青春18きっぷで新潟に行く(越後湯沢~新潟)



青春18きっぷで新潟に行く(新宿~越後湯沢)

2008-03-14 | 青春18きっぷの旅
今回のお目当てはにいがた酒の陣2008なので、
前日から一泊して臨むことにする。

私が18きっぷで夜行を使わずに新潟まで行くなら、

新宿1012→1156高崎1215→1317水上1344→
1544長岡1604→1730新潟

(所要時間7時間50分)
(通常運賃5460円が18きっぷ1日分2300円でOK)

と、これが最短なのだが、
今回は途中で越後湯沢に寄りたいので
高崎から新幹線でワープする。

~今回のコース~

新宿1012(高崎線・グリーン車950円)
→1156高崎1250(Maxたにがわ・3920円)
→1324越後湯沢

越後湯沢1516→1635長岡1701→1814新潟


高崎~越後湯沢は、
新幹線Maxたにがわ(乗車時間31分・運賃3920円)、
普通列車(乗車時間2時間41分・運賃1620円)。

新幹線を使うことで、
越後湯沢で2時間ほどのんびりできるわけだ。


*

新宿から高崎まではモバイルSuicaで購入した
グリーン車自由席(950円)でのんびり移動。
18きっぷシーズンならではのゼイタクですな。

新宿駅構内で調達しておいた朝食をとる。

ベジーテけっこうイケます。

春休み前の平日だからか、
グリーン車内はとても空いていた。
快適に高崎に到着。

18きっぷでは新幹線に乗れないので、
高崎駅でいったん改札を出たあと、
3920円払って新幹線の乗車券&特急券を買う。

列車が出るまで55分ほど余裕があるので、
駅ビル内の本屋で文庫本を仕入れた。

「しゃぼん玉」乃南アサ、
「モロッコ水晶の謎」有栖川有栖、
「シンプルプラン」スコット・スミスを選択。



可愛いデザインの車両がやってきた。


車高が高くてびっくり。
北国の道路によくある雪の壁を思いおこさせる。

荷物の多いスキー客を運ぶことを想定してか、
二階建てフロアの上下階ともに網棚がついていた。
それでこの高さなのね。

「本日は強風につき、ガーラ湯沢は営業中止」と
アナウンスがあったので、この新幹線で走行して
横風などは大丈夫なのかと思っていたら、
停車駅付近以外はほとんどトンネルの中だった。

久しぶりの新幹線の感想は、とにかく速い!
ときおり見える地上の景色が白い。

まさに、トンネルを抜けると、そこは雪国なのであった。

あっというまの30分で、越後湯沢に到着~。

改札を出て右手奥にある、
ぽんしゅ館に向かう。
ここは昨年来て気に入ったところなのだ。
(去年の記事はこちら)

今回は酒風呂はパスして
まずはきき酒コーナーに行く。


さっそく久保田 から。

美味しい~。

500円払ってコイン5枚と引き換え、
試飲は5種類を選べる。

今回飲んだのは、この5種類。

久保田 紅壽 特別純米酒
越の寒中梅 純米吟醸 亀の尾(やや辛口)
夏子物語 純米吟醸 五百万石
根知男山 純米吟醸
〆張鶴 特選吟醸

根知男山はちょっと口に合わなかったが、
他のお酒はとても気に入った。

スペースの奥に無料の塩コーナーがあった。

30種類はあっただろうか、ずらりと並んでいる。
好みの塩を手のひらにのせ、
おちょこをキュッとあおる。
通な気分です。

横の広い土産コーナーを眺めたあと、
ふうどBAR雪ん洞へ。

八海山泉ビールのヴァイツェンと
きゅうりの浅漬けを頼む。

このビールが飲みたかった。
八海山泉はここから数駅の五日町駅から
車で行ったところにあるらしいが、
今度はそこにも行ってみたい。


そば茶と甘酒が無料の
セルフサービスだったので、これももらう。

寛いでいるうちに時間が過ぎた。
そろそろホームに向かわねば。

青春18きっぷで新潟に行く(越後湯沢~新潟)につづく。



青春18きっぷで新潟に行く(越後湯沢~新潟)

2008-03-14 | 青春18きっぷの旅
青春18きっぷで新潟に行く(新宿~越後湯沢)のつづき。

ここからは普通列車だ。

ようやく18きっぷらしい旅になる。


車窓から見える雪に興奮する。
スキーも何年も行ってないしな~。

*

長岡あたりでは、もう雪は消えていたように思う。
待ち時間に改札から出てぶらぶらしていると、

明日3月15日から新潟エリア拡大記念とやらで、
記念Suicaカードを朝6時から(!)
主要3駅にて発売するとあった。

ペンギンが可愛い…。

しかし私はモバイルSuicaを持っているので、
Suicaカードを買っても使わないんだよね。
気になったがこれは見送りとした。

あとで調べると熱心なコレクターがいるらしく、
発売2時間で全て売り切れ、ネットオークションでは
2000円のカードが6000円弱で売れていた。
JRも数量限定でなく、地域限定にすればいいのに。

*

新潟に着くと雨が降っていた。


ドーミーイン新潟にチェックイン。


荷物を置いて、新潟駅南口のうをずしに向かう。

前にも一度来たのだが、また少し迷ってしまった。



お久しぶりです。

女将さんが昨年一度来ただけの私のことを
覚えてくれていた。うれしい。

とりあえず晩酌セットなるものを頼んでみた。

生ビールとつきだし、このお皿で1600円。
どれも美味しい。

活南蛮えびのおどり 4匹 1200円

佐渡の漁船から直送された元気な南蛮エビが、
桶の中でさわさわと足を動かしている。

頭をとって味噌をすすり、
身の殻をむいてそのまま食べる。
むっちり甘くて幸せ~。

お酒もすいすいと進む。
うをずしの大将は明日の酒の陣に
すし職人として参加するそうな。

太巻きも出してもらったが、
おなかもふくれてきたので包んでもらう。

明日の朝ごはんです。

それにしても親父さんの包丁さばきはすごいな。

まだ雨のふる中、ドーミーインに戻り、
少し酔いを醒ましてから大浴場を楽しんで
ばったりと眠る。明日は8時起きだ。

にいがた酒の陣2008につづく。



会津往復列車たびきっぷで会津若松へ

2007-11-14 | 青春18きっぷの旅
今回はJRの青春18きっぷではなく、
会津鉄道の会津往復列車たびきっぷを使う。

浅草~会津若松 往復9080円→6900円
(きっぷは4日間有効)

会津が好きで、何度も旅しているという友人が、
誘ってくれたうえに今回の旅程を組んでくれた。

浅草620→945会津田島949→会津若松1053

えっ、浅草を出るのが6時20分?
間に合うためには明け方4時半に家を出なければ。

しかしながら自宅での時間配分がうまく行かず、
まとまった睡眠時間がとれなかったので、
一睡もしないまま真っ暗な道を駅に向かって歩く。
iPodからはMEGADETHのSleepwalkerが流れてきた。

「おはようございます、○○旅行社で~す」と
冗談をいいながらおどける友人とおちあい、
東横線で渋谷に出て東京メトロ銀座線に乗り換え。
銀座線は渋谷始発なので、終点の浅草まで乗りとおす。

浅草についたのが6時頃。
駅の外にでてウロウロしてみる。
浅草なんて何年ぶりに来たかも思い出せないのだが、
なんというか、ここだけいつまでも昭和という雰囲気だ。

サンドイッチやお茶を買って駅に戻り、
東武伊勢崎・日光線のホームに向かう。

乗り込むのは東武6050系電車の快速 会津田島行き。
6両編成で、先頭から2両ずつ行き先が分かれているので、
(先頭:日光・日光・会津田島・会津田島・新藤原・新藤原)
会津田島行きと書かれた車両に間違いなく座る。

日光行きと新藤原行きは、長い行程の途中で
切り離してしまうので、ここはよく確認しておきたい。

ホームはゆるやかなカーブを描いており、
ドアの位置は計算されているようで空間が狭いが、
そうでないところはかなりスペースがあいている。

成人男性でもはまりこんでしまいそうな
空間の広さにびっくりした。

座席は4人がけボックスシートがメイン。

この赤がいいな。
車両じたいは古いけれど、シートはふわふわだ。

浅草を出てじきに太陽がのぼってくる。

夜明けを見るのは大好き。

徹夜明けということもあり、いつの間にか気絶していた。
目を覚ますときれいに晴れ上がっていた。


いつのまにか山並みが近づいてきている。


ようやく会津田島に到着。
向かいのホームに乗り換えだ。

新しくきれいな車両で、
野口英世がデザインされている。

車窓からは目にも鮮やかな紅葉が。

1時間ばかり乗って七日町に到着。

野口英世が見送ってくれる。

先生、いってまいります!

七日町駅は終点・会津若松駅の1つ手前。
最初は一気に会津若松まで行ってしまうつもりだったのだが
車内でまわりたいところを色々相談しているうちに
予定変更となってここで降りることになったのだ。

駅構内にカフェとお土産屋が併設されていたのでのぞいてみた。
赤べこてぬぐいなど可愛らしいものがたくさんあった。

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