またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

フレッシュプルーンのジャム

2005-08-31 | ジャムづくり
「旬のおいしさ ぎゅっ! くだもので作るジャム&お菓子 春・夏」
小川聖子 女子栄養大学出版部 (ISBN4-7895-4807-4) 1200円

という本を手に入れたので、これを参考にしてプルーンのジャムを
作ってみることにした。

私は輸入の干しプルーンしか馴染みがなく、生のプルーンを扱うのは初めて。
店頭に出回る期間も短いらしいので、慌てて1パック買ってきた。

アボカドやネクタリンのように、縦にグルリと切れ目を入れてひねると
簡単に2つにわかれるので、スプーンでタネを取り出す。

プルーンの種は平たいので、包丁を差し込んでグルリと一周させるとき、
種に当たっているはずの包丁がすべることがあるので注意。

小川氏のレシピどおりに切り、手でつぶしてみるも、果実が硬くて
簡単にはつぶれない。あまり熟れてないのを買っちゃったかな?

生のまま食べてみると酸味が強く、甘さはほとんど感じられないので
加える砂糖は果実の50%にした。

プルーン400g、果糖200g、水100ccにする。
果糖はプルーンがやわらかくなってきたら半分加え、その後また
残りを入れて煮詰める。

ナスを炒めているようにしか見えないが、これはプルーンである。

木ベラでつぶすようにしながら煮ること10分、ようやくそれらしい
外観になる。皮と繊維が目につくけれど。


熱いうちに清潔な瓶にうつす。

なんだか赤いね。
ブルーベリージャムのような濃い紫色になるのかと思っていたので意外。
皮も入れて煮ているのでペクチンもよく働き、とろりとしてほどよい硬さだ。

色については、件の本の写真でも赤いのでこれで良いのだろう。
味のほうは、熱々のときは甘味より酸味が勝っていたが、冷えてからは
深みのある甘さで酸味も絶妙だ。

先日2度目に作った太陽プラムのジャムと食べ比べてみたが、
プルーンならではの味に感心。皮も柔らかく煮えていて口には残らない。

このジャムを使って、なにかお菓子を作りたいな。

梨のパイ リベンジ!

2005-08-28 | 洋菓子づくり
先日つくった梨のパイは美味しかったけれど色々反省点もあり、
材料が半分残っていたのでもう一度チャレンジしてみた。

まず前回、解凍したパイシートにフォークでプツプツと穴を開けるのを
忘れていたので、それをやる。
手早くやらねばならないので、ピケローラーのありがたみがわかる。

フィリングの水気をよく切り、まめぴろうさんに教わったとおり、
パン粉を下に敷いてからフィリングをのせる。

前回はオーブントレイにオーブンシートを敷いてパイを載せて
焼いたが、今回はオーブン付属の金属網にシートとパイを載せた。

オーブンのくせもわかったので、今回は焼き色もよくできた。


よくふくらみ、サクサクしている。
これは冷凍パイシートのできがイイからだけども。


前回は盛り付けたパイの写真を撮るのにフラッシュを焚かなかったため、
へんな色の画像になってしまった。
今回はまあまあだと思う。

製氷皿で固めたフローズンヨーグルトを添えて、いただきます!

底面もさっくり焼けて、パン粉がうまく水分を吸ってくれたのか
売り物のように美味しかった。家人も気に入ってくれたし、
うまくできて嬉しいな。まめぴろうさん、ありがとう!

梨のパイ

2005-08-26 | 洋菓子づくり
まめぴろうさんがせっせとパイを焼かれた話を楽しく読んでいたのだが、
そういえばうちにも冷凍パイシートなるものがあったのだ。

そのまま食べるにはイマイチな梨が4つあるので、白ワインで煮る。
今回参考にしたレシピはこちら→【なしのパイ】

梨 4個(皮と芯をとって650g)
白ワイン 150cc
水 300cc
グラニュー糖 100g
シナモンパウダー 適量

以上でパイ2つ分のフィリングができる。

梨と水と白ワインと砂糖を入れて沸騰させる。


入れようか迷ったけれどシナモンパウダーも投入。


クックパーで落としブタをして弱火で煮詰める。


1時間ほど煮ていたらだいぶ水分が飛んだ。


バットに並べて冷ます。

とりあえずこれでフィリングは完成。

さてパイシートだが、冷凍のものを使うのは初めて。
説明をよく読んで室温で解凍させたあと、生地を重ねて黄身液を塗る。

オーブンを210度に設定し、10分ほど焼く。
色がついてきたら180度にしてさらに10分ほど焼いてみた。

できあがり~。


少し冷ましてから切ってみた。

生地もいい感じにふくらんでいる。ありがとう、冷凍パイシート!

まだ温かいのを皿にのせ、昨日のフローズンヨーグルトを添えてみる。
パイもすごく美味しいが、フローズンヨーグルトと一緒だとこれまた
堪えられない美味しさ。しばし遠い目になる。

しばらく洋菓子系は控えていただけに感動もひとしおであった。

ちなみにこのパイ1切れで約600kcal。
さっきとは別の意味で遠い目になるが、成功したのでかなり気をよくしている。

冷凍パイシートは便利だね~。
パートプリゼを自作するのは、この時期大変なので避けたいところだったけれど
これならフィリングさえ作ればいいもんね。

オーブンでお菓子を焼くのも数年ぶりだったけれど、とても楽しかった。

*

反省点をふまえてもう一度作ったのがこちら→【梨のパイ リベンジ!】

フローズンヨーグルト

2005-08-25 | 洋菓子づくり
ネクタリンシロップを何に使おうかと考えた結果、まずは
フローズンヨーグルトを手作りして、これにかけることにした。

今回参考にしたのはこちらのページ

私は半分の量でやってみた。
ステンレスのボウルに入れてラップをかけ、冷凍庫に入れて
1時間ごとにスプーンでよく混ぜた。

だんだん固まっていく様子がわかって面白い。
こちらは冷凍庫に入れてから4回目に混ぜたもの。

画像で見るとカッテージチーズのようだ。
とろりとした液体がやがてスムージーになり、こうなったという次第。

次に混ぜたらジップロックコンテナーに入れて完成だ。

お皿に丸く盛り付けてシロップをかけて…の予定だったのだが、
フローズンヨーグルトがやたらに溶けるのが早い!

ネクタリンシロップもけっこうサラサラしているので、
かけてみても見た目にはなんだかよくわからないのだった。

そうこうしているうちにもフローズンヨーグルトは素早く液状に
なっていき、写真におさめるヒマもあらばこそ。

味はとっても美味しかった。
ヨーグルトのほうはさっぱりしたレアチーズケーキのような味だったし
ネクタリンシロップも原液だと酸味と甘みの中に微妙な青臭さがあるところ、
このフローズンヨーグルトにかけると見事に調和して、よりいっそうの
美味しさをひきだしてくれた。

写真…撮りたかったなあ。
ちょっと考えておこう。

*

一晩明けて再挑戦。
冷凍庫からジップロックに入れたフローズンヨーグルトを出すと、これが
がっちがちに凍っていてとてもスプーンではすくえない。

容器から一塊になっているまま取り出し、包丁でブロックに切った。
大急ぎでシロップをかけ、シャッターを押す。

時間が経つとカチカチになるってことは、食べ頃の時間があるってことなのかな。
台風一過でぐんぐん気温のあがる朝に美味しいデザートだったけれど、
今度は食べる時間を計算して作ってみることにする。

梨酒をつける / 巨峰酢追加

2005-08-24 | 果実酢・果実酒・梅仕事
お盆を過ぎると急に果物が安くなってきて嬉しい。
毎度おなじみの【レシピNAVI・ナシ酒】に従って梨酒を漬けてみた。

これは砂糖を加えないんだね。完成して飲むときにガムシロップと
レモン汁を入れて炭酸水で割るとよい、とあるけれど、最初から
砂糖を入れないでおく理由が気になるところである。
発酵しやすいのかな?

漬け込んでじきに、梨が一部茶色になっていた。
リカーに浸かっていても酸化するのか? …気にしないことにする。

そして前回作って好評だった巨峰サワードリンクも追加で仕込む。

巨峰もそろそろ底値なのか2房で500円だった。

火曜で仕事が一段落したため、家に帰って機嫌よく焼酎ソーダ割りを飲んだあと、
今日のうちにやらねば!と半分酔っ払いながら「むい太郎」を手に取る。

慣れたこともあり、この巨峰は硬めだったけれどスイスイと作業が進む。
多少皮が厚めにむけることもあるけれど、むい太郎は便利だ!

翌朝、洗ってあった「むい太郎」を仕舞おうと見ると、なんかヘラの
曲がりが激しくなっている。…力入れすぎましたかね?

参考:【巨峰サワードリンク】

しかしこれ、大量に巨峰の皮をむく予定のある方には、ほんとお勧めよ。

ネクタリンシロップ完成

2005-08-21 | 果実酢・果実酒・梅仕事
7月21日に仕込んだネクタリンシロップが完成した。

果実はカチカチのシワシワになっていたので処分し、シロップを
鍋に入れて沸騰させてみたが、灰汁はまったくでなかった。
別に加熱しなくてもよかったのかも。


シロップは濃度が高いので、かき混ぜると手ごたえが重い。
沸点は何度なんだろう?
うかつに味見しようものなら、やけどは間違いあるまい。

「飴 沸点」で検索してみたら【男の趣肴】ミルク味がおいしいキャンデー
がヒットした。ここは超有名どころで私も好きなサイト。
さすが、と感心しながら記事を読むと、私のシロップは110~120度くらい
まであがっていたようだ。

沸騰させていたのもせいぜい3~4分だったため、変色させないまま
当初のきれいなピンク色をキープできている。

もったりとしたシロップを木ベラですくっていて思い出したが、
ローラ・インガルス・ワイルダーの本で、雪の上にシロップをすきな形に
垂らしてキャンディにして食べる、という描写があったね。

あれはメイプルシロップだったけれど、小学生の頃に大好きで繰り返し
読んだ世界が、急によみがえってきて懐かしい気持ちになった。

ちなみにメイプルシロップを雪に落としても沈まないくらいの硬さにするには、
120度以上で煮詰めることが必要らしい。

さて私のネクタリンシロップのほうは、瓶に詰めてできあがり。

甘い香りに美しい色でうっとり。

これは何に使おうかな。バニラアイスと合わせてみたりしたらいい感じ?

*

ネクタリンシロップを使ってみた→【フローズンヨーグルト】

巨峰サワードリンク完成

2005-08-19 | 果実酢・果実酒・梅仕事
8月9日に漬けた巨峰サワードリンクの実をひきあげ、
できあがった巨峰酢を漉した。

漬け込んですぐから、心をそそるよい香りがしていたのだが、
味見してみると、巨峰の甘みとリンゴ酢のツンとくる刺激がうまく融合し、
希望どおりのものが出来上がっていた。

さっそくこれで巨峰酢寒天を作ってみる。

★粉かんてん4g、水500cc、巨峰サワードリンク120cc


ヨーグルトがまろやかに巨峰酢の刺激を緩和し、心地よい酸味と
冷たいのどごしでとても美味しい。

上にのっているのはひきあげた巨峰である。
これもまたヨーグルトによく合う。

仕込むのに手間がかかったけれど、実によい出来で嬉しくなった。

オレンジ酒完成

2005-08-18 | 果実酢・果実酒・梅仕事
7月8日に漬けたオレンジ酒が1ヶ月過ぎたので完成とする。

このまま実を入れておいて、さらに熟成させてもいいようだが、
今回は実を引き上げ、酒を漉して小分け瓶に入れてみる。

実は金属製の乾いたトングで取り出し、ジップロックにいれて
冷蔵庫へ。これはあとでジャムにする。

漬けてあったリカーを見ると澱があるので、これを漉すのに
陶器のコーヒー用ドリッパーを使う。

コーヒー用の紙フィルターを使うと目詰まりしやすいので、
クックアップという布タイプのクッキングペーパーを4つ折にして中に敷く。

ボトル同士はなるべく近くに並べる。


そこにお玉で少しずつリカーを注ぎ込む。


漉した左側は酒の透明度が高くなっている。


これはいずれも500ml のガラス容器。


オレンジの爽やかなよい香りがする。
味見はまたのちほど。

*

小さなワイングラスにいれて、よく冷やしたオレンジ酒をストレートで飲んでみた。

思ったほどアルコールがきつくもなく、甘くてとても飲みやすい。
オレンジの爽やかな味が鼻に抜けていき、のどを通っていったあとに
かっと身体が熱くなるのが心地よい。

オレンジは年中、手に入るし、これはぜひまた仕込んでおきたい。

プラム酒といちじく酒を漬ける

2005-08-17 | 果実酢・果実酒・梅仕事
スーパーでホワイトリカー「まけへんで」が通常の100円引きになっていたので
「まかってるじゃないかー」とつぶやきながら買いだめ。

果実酒レシピは、よくここを参考にしている。
【レシピNAVI】

今回はプラムとイチジクをそれぞれ漬けてみた。
プラムは上のリンク先のレシピどおり。
プラムをよく洗い、拭いて漬け込む。もはや慣れた作業である。

プラム500g、氷砂糖100g、リカー900mlにした。

この画像は漬けてから3日目のものだが、2日目くらいで氷砂糖も
すっかり溶け、きれいな赤い色が出てきていた。

この手の果物を漬けるとしばらくはガスのようなものが出るため、
瓶を完全には密閉せず、少し空気の逃げる余裕を作っておく。

いちじくは食べたことがないので、余った分を味見しようと思っていたのだが
買ってきたのがちょうど400gだったので、全部投入することにした。

水洗いして水気を切ろうと置いておくと、なにか表面がベタベタしている。
ペーパーで水をふき、じくを切ると、そこから白い果汁?が出てきて驚いた。

【旬の食材】
によると、あれは果汁ではなく乳汁というもので、
「フィシンと呼ばれるタンパク質分解酵素」とのこと。

同じページに
「漢字で「無花果」と書くが、花が咲かないわけでなく、
実の中に無数の白い花を咲かせます。」とあって、動揺した。
さすが原始時代から残ってるだけのことはあるな…。


これは漬けて一夜明けたもの。
果実とリカーのみだが、うっすら色がついている。

こうしてどんどん瓶が増えていくのが楽しい。
いちじくは今、底値になっているようだ。
また買ってきて、ぜひ生食せねばならない。

レモンのジャム

2005-08-13 | ジャムづくり
果実酒に香りづけのため入れてあったレモンを取り出す日がきたので、
これをジャムにしよう。レモンを長くいれすぎると、お酒に苦味が出るらしい。
これは一ヶ月漬けてあったもの。レモンは2週間で取り出すという説もあるようだ。

桃とさくらんぼに入っていたので、それぞれの果実のよい香りとともに
色もついている。ピンクに染まっているのは、さくらんぼの色である。

このレモンを、種をのぞいてフードプロセッサーにかける。
粗みじんになったレモンの重量が450g。
上の画像のボウルの底にたまっていた果実酒が45g。

これを鍋にいれ、グラニュー糖100gを2度にわけて加えながら
よく煮詰める。アクがでたら取る。

加熱するとアルコールが気化するので目にしみる。
砂糖を全部入れ終わったところで、ハチミツ大匙3を加える。
2~3分煮詰めてできあがり。

火をとめてガラス容器にジャムを移す。
今回、初登場の助っ人がこちら。


シリコン製のキッチンミトン、カエル型である!
撮影にあたって家人の腕に協力してもらった。ゲコッ。


親指を上部に入れて使用する。両手鍋での調理時などに便利だ。
店頭ではルクルーゼにディスプレイしてあり、とても可愛らしかった。
パステルカラーで青、ピンク、緑、黄色の4色。
特別価格で1匹1000円。

さてジャムもできあがり、味見をしてみる。


見た感じはピンクグレープフルーツのジャムのようだが、味は
さくらんぼと桃とレモンとハチミツとリカーが複合した、実に複雑な味わい。
全然説明になっていないが、なかなか美味しいよ。

甘さもちょうどいい。酸味はかすかで、これがレモンのジャムと言われても
ちょっとわからないと思う。

レモンの薄皮が、酒に漬けている間に硬くなっていたこともあり、少し口に
残るけれど、まずまずの仕上がりだ。ヤッター!