またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

安納いもでロールケーキ

2005-10-30 | 洋菓子づくり
☆ 鹿児島県産 安納いも ☆
 果肉がオレンジ色で加熱すると甘みが増す。
 種子島のみで流通していた幻のイモ。

1袋に直径5cmほどのが3本入っていたのだが、1本は
輪切りにすると、丸みを帯びた☆型になっていた。
ドラゴンフルーツをもっと太らせたような感じ。

イモの断面図の写真を撮っておけばよかったわ。

果肉はうっすらオレンジがかった色だった。
輪切りにして茹で、皮をむいて裏ごしする。

カップ1/2の牛乳とグラニュー糖を煮溶かしたあと、いもの餡を
入れて練り混ぜる。火からおろし、ホワイトラムで香りづけする。
これでイモ餡はできあがり。

ロールケーキのスポンジは、25×25cmの天板なので、
卵黄3コ・砂糖60g、卵白3個・砂糖30g
薄力粉90gの別立てで作った。

ジェノワーズよりもきめが細かく、コシのある生地になる。

きれいに巻けたロールケーキを作るのも、目標のひとつなのだが
今日は巻き込む餡が固めなのでうまくできるかな?

焼き上がりはまあまあ。
今はオーブンシート使用だが、わら半紙をどこかで手に入れたい。

両端を斜めにそぎ落とし、シロップを塗ってからイモ餡を敷き、
生のリンゴを細かく切って散らす。


ラップごと持ち上げ、ぐるりと巻き込む。
表側にあたる生地にメリメリとヒビが入った!

動揺したが、見なかったことにしてラップでしっかりと筒状に包み、
冷蔵庫に入れる。時間が経てば馴染むだろう。

一夜が明け、冷蔵庫から取り出したところ、だいぶ落ち着いている。
切ってみると、いわゆる「のの字」ではなくただの丸になっていた。


スポンジはほどよくしっとり。イモ餡もしっとりなめらかでコクの
ある甘さに、アクセントのリンゴの酸味がマッチしている。

このままでも美味しいけれど、これにプレジデントのホイップクリームを
かけてみる。 おお! これは生クリームもあったほうが美味しいね。

まずまずの出来上がりに満足まんぞく。

洋ナシのタルト リベンジ!

2005-10-27 | 洋菓子づくり
先週末に、ニコラスの生ケーキと焼き菓子を堪能したところ、
プロの作る繊細で計算しつくされた味と技量に圧倒され、
とても自作する気になれずにいたのだが、気を取り直してまた始めた。

以前に作った洋ナシのタルトは中央が生焼けで大失敗。

しかし焼けている部分の味はとてもよかったので、リベンジの
機会を虎視眈々と狙っていた。大袈裟だけど。

ちょうど今はラ・フランスが1つ100円ほどで出回っているので、
これをコンポートにする。

前回のタルトで使ったのはレッド・パート。
コンポートだけならマルゲリット・マリーラでもやってみたけど
けっこうメジャーっぽいラ・フランスはどんな感じなんだろう?

ラ・フランスはあたりはずれの差が大きいよ と知人が言っていたが
見た目ではよくわからない。

しかし包丁で皮をむくと、4つ買ったうちの1つが異様に硬い!
じゃりじゃりした刃当たりでびっくりする。洋ナシってなめらかなのに。
とりあえずそれも一緒にコンポートにした。

冷凍保存しておいたタルト生地を解凍して空焼きし、
クレームダマンドを作って敷きこみ、コンポートをのせてオーブンへ。

今度こそうまくいってくれ~。
いつぞやのうちの猫のように、オーブンの前に座りこんでじっと待つ。

いい感じ…と思ったが、どうも中央部分の焼きが甘い。
回転皿の上に網を置いて、そこにタルトを移動させてまた10分。
ようやく全部に火が通った。ふちのほうはコゲる寸前だけど…。

今度からは最初から網の上で焼くことにしよう。

味のほうはなかなか。
火の通しすぎで、タルト生地が固焼きクッキーみたいになっているけれど、
クレームダマンドと洋ナシの黄金コンビで、とても美味しい。

ハズレと思われるラ・フランスは、コンポートにしても味の差が
出てしまうので、買う前に見分けられるようになりたいな。

3度目の正直で、次回こそは上手に焼ける自信がついた。

メモリ増設

2005-10-26 | 未分類
1年くらい前から、数ヶ月おきにパソコンの調子が悪くなり、
そのたびにリカバリーでしのいできたのだが、ついにリカバリの
翌日にまたエラーが出るようになってしまった。

詳しい人に助言を仰いだところ、それはメモリがイカれているのかも、
ということで筐体を開けてメモリを交換。

開けてみたら、ものすごく熱をもっているファンの真横に
メモリがささっているというレイアウト。原因はコレですかっ?

私はまったくのド素人なのでわからなかったが、メモリって熱で
ダメになることもあるらしい。

カチッと差し込むだけで、驚くほど簡単に作業が終了した。

手前の横に細長い、緑の2枚が新しいメモリ。

私のパソコンは2~3年前のものなのでスペックも低い。
今までは256MBで使ってきたのだけど、今回512MBにして
少し早くなったような気がする。あんまり実感ないけど…。

これで安定してくれればありがたい。

関係ないが、パソコンの中にある基盤?を見ると、これが
航空写真を立体化したもののようで面白い。

団地とかドームとかビルとか、豆粒のような住宅街とか。
目をこらすと歩いている人が見えそうな気さえしてくる。

「なんか楽しいねこれ!」と家人に同意を求めるも、
彼はメーカーの研究所勤務のエンジニアなので、
そんなメルヘンな発想は浮かばないもよう。

「その、ドームに見えるのは○○っていうやつで…」って
夢を壊さないでくれぇ~!

姉宅訪問

2005-10-22 | お出かけ
姪の2歳の誕生日に洋服を買って送った。

私のお気に入りはセレク、フーセンウサギ、エルパッポン、
イヴドローム、ファミリアなど。
彼女の70~80サイズの服は、そのほとんどを私がまかなってきた。

姪のために…というより、なかなかゆっくりと買い物に行かれない
姉が喜んでくれるのがうれしかったのと、小さくてかわいらしい
洋服を姪に着せ替えて遊ぶのが楽しかっただけだったりする。

なのであまり感謝されても困るのだが、幸い洋服の好みは姉と
かぶっていたため、姉の育児休暇中は、シーズンごとに洋服を
買い込んでは携えて遊びに行った。

今年の4月に育児休暇が明け、姉が復職してからは、せっかくの
週末にお邪魔するのも、と足が遠ざかっており、気がつくと10月。

久しぶりにファミリアに行ってプレゼントする洋服を選んだけれど、
今回初めて買った90サイズが、70~80サイズに比べてずいぶん
大きく見えるのでびっくりする。

配送されたそれを喜んでくれた姉夫婦に招待されて、そぼふる雨のなか、
電車を乗り継いで遊びに行ってきた。

姪は木製のイスに腰掛けて食事中だった。
スプーンを使い、1人で食べられるようになっていたので感心する。

顔かたちは社交的な義兄にそっくりなのだが、無愛想で警戒心が
強いところは誰に似たのか、見慣れない顔の私が来たのをじろりと
ながめて、むっつりしたまま食事を続けている。

慣れるまでは時間が必要なのだろう。
こちらもあえて姪の機嫌をとることはせず、姉夫婦にまかせて
ワインをあける。

姪は先に送ってあったプレゼントの洋服を着用に及んでおり、
サイズもちょうどで満足する。

正直、子供本人の好みはどうなのかわからないので、大人だけが
勝手にもりあがっている気もしないではない。

さて食事が終わり、手ぶらで来るのもナンだと思った私が何気なく
買ってきたディズニーのベビープーの砂場セットを、姉が姪に支給した。

そのときの姪の喜びよう、あれには心底驚いた。
キャーッと歓声をあげ、砂場セットに入っていたスコップとおたまを
両手に持ち、頭上でカンカンと打ち鳴らしながら部屋の中をぐるぐるまわる。

大人にどっとひやかされ、自作の歌を披露しながら、いつまでも
ぐるぐると円を描いてまわり続け、ときどき目をまわしてへたりこみ、
また果敢に立ち上がってはぐるぐる歩く。

なぜだかインデアンを連想したが、ここまで喜んでくれるとは
思わなかったので、私もうれしかった。

おなかもいっぱいになり、おもちゃももらって気のほぐれたらしい姪は、
プラスチックのカップに木のボールを入れ、「ハイ!」と差し出して
くるので、「ありがとう~」と受け取り、もぐもぐと食べる真似をして
「はい、○○ちゃんもどうぞ~」と返してみる。

するとまた「ハイ!」と出してくれるので、食べるまねをして返す。
するとまた「ハイ!」と(略)

こちらもほどよく酔いがまわっているため、100回でもつきあうぞ!
と張り切ったが、みかねた姉夫婦がとめに入る。ちょっと笑った。

さて食事も終わったし、ニコラスまでケーキを買いにいこう、
○○ちゃんはお父さんとお留守番しててね? と姉がいうと
姪は「一緒いく! あるいてく!」とはりきった。(通訳は姉)

しかし姉はベビーカーに姪をいれて出かけることにした。
安全ベルトをしているけれど、乗り出すようにして前方を見ている
姪を気にしつつ、急な坂を下ってのぼってニコラス到着~。

私は讃岐栗のモンブランを選び、自宅へのお土産用に焼き菓子も
たっぷり仕入れ、両手に袋をさげて、また来た道を戻る。

ふとのぞきこむと、姪は片手でベビーカーの手すりにつかまったまま、
仰向いてばったりと気絶していた。さっきあれだけ興奮してたもんねー。

短いおつかいだけど、ベビーカーを出してきた姉にも感心。
さすが、よくわかってるなー。

ニコラスのモンブラン、軽い栗クリームにふわふわのスポンジが
とっても美味しかった。さすがプロ。
どうしたらマロンクリームをこんなに軽くできるのかわからない。

夕方になったので帰ることにする。
久しぶりで楽しかったなあ。

しかし帰宅してから寝るまでの間、ひどい頭痛に悩まされることになる。
ビールやらワインやらしこたま頂いたあとに、姪につきあって激しく
頷いたりしてたので酔いがまわりすぎ、二日酔いの症状がでたようだ。

もともと体調もいまいちだったため、日曜も安静にして過ごす。
日曜は朝からPCも不調でリカバリで半日作業だったな…。
まあ、でも、よい週末だった。

久しぶりのレブル

2005-10-21 | バイク
昨日今日といい天気が続いて、猫も大喜び。
私も久しぶりにバイクを動かさねば! とレブルに乗った。

前に乗ったのいつだっけ? 南町田行ったのが最後だったような。

ここ数ヶ月は、以前ならバイクに乗っていた時間をウォーキングに
あてているため、本当に乗らなくなってしまった。
通勤はバスかモンキー(原付)で駅まで行って、あとは電車なのだ。

先日CBに乗ろうとしたら、バッテリーが弱っていたため、バイクから
はずして家庭内で充電器につないでいる。

複数台持っていて、しかもあまり乗る機会のない人に充電器は
必須アイテムですな。ホームセンターでも手に入るしね。

さて久しぶりのレブル、こちらは古いバイクでバッテリーもイマドキの
密閉タイプのMF式ではないため、自分で外して家まで運んで、とかを
やりたくないのだ。

チョークを調整しつつ、セルを押すこと数回。
なだめながらも、ついにかかった! やった!

走り出してもしばらくはチョークをあけておかないとエンストしてしまう。
ちょっとぎくしゃくしつつ、15kmほど走ってガソリン入れて、今日はおしまい。

明日は久しぶりに姉の家に行くので、往復はこのレブルにしよう。
運転したあとは、普段とは違う疲れがどっと出ますなー。

思わぬ伏兵

2005-10-20 | 洋菓子づくり
昨日ロールケーキ用スポンジを焼いていたら、オーブンから
うなぎの蒲焼のニオイがする…。

そういえば何日か前に蒲焼買ってきてレンジで温めたわ!

蒲焼に日本酒ふりかけてラップをふんわりかけてレンジにしたけど、
蒲焼の粒子だかアブラだかが、オーブンレンジ内に付着してたんだね。

ウナギは好きだけどケーキ焼いてるときには、ありがたいニオイではない。

案の定、焼きあがったスポンジも微妙にうなぎ臭いよ、どうしよう…。

ラムで香りづけしたシロップ塗って、生クリームと刻んだマロングラッセを
いれて丸め、冷蔵庫へ。

一晩あけて、朝ごはんとして食べてみた。

…ごまかしきれていない!
もう泣きたいです。うううう。 今日はオーブンを徹底掃除だ。

栗のパン

2005-10-16 | 洋菓子づくり
週末ごとにモンブランばかり作っていたけれど、馬嶋屋で栗の形の焼き型を
見つけたので、マロンパンに挑戦。

シリコン加工で中がツルツルしている。


オーブンの丸い鉄板は内径25cm。
この栗型だと9つまで載せられることがわかったので、
追加であと3つ頼んでおこうかしら。

パン生地はリンゴパンの時と同じように作った。
今回は温度管理にも気をつけたので、過発酵の憂き目は見ずにすんだ。

栗餡はモンブランのときのマロンクリームと同じレシピ。
先日、マロンクリームだけ先に作って冷凍しておいたものを使用。
180度で15分焼いた。


パンがふくらんで、栗の型に沿うようになるはずだったのだが、
あんまりそうもいかなかったかな…。栗っぽい形にはなったけれども。

さてお味のほうはというと、ようやく手ごねの焼きたてパンの美味しさを実感!
中の栗餡があつあつで、口の中をヤケドしつつも、うまくできて感激。



マロンクリーム、上のほうに少ししか包めなかったのだけど
薄皮のパンに合うようなので、次回もう少し頑張って、丸めたときに
生地の厚さが均等になるようにしたい。

リンゴとクルミのタルト

2005-10-12 | 洋菓子づくり
タルト生地は、前回作った梨のタルト(21cm型用)と同じレシピ。
半分の量でやれば、手持ちの17cmにはちょうどいいような気がする。

今回はタルトストーンを使って200度で5分、180度で10分焼いた。
180度にさげるときにストーンは外した。


タルトの中身の参考にしたのはこちら。
「27個のおいしくてかわいいタルトとパイ 食べたいときに、すぐ作ろう!」
行正り香 永岡書店 780円

りんご 2個
グラニュー糖 大匙2

製菓用くるみ 50g

(フィリング)
コンデンスミルク 100g
薄力粉 60g
卵Mサイズ 1個
有塩の溶かしバター 30g

・リンゴは皮と芯を取り、薄切りにしてグラニュー糖をまぶしておく。

・ボウルにコンデンスミルクと薄力粉を入れ、泡だて器でよく混ぜる。
 溶かしバターと卵をいれ、さらによく混ぜる。フィリングのできあがり。

空焼きして冷めたタルト台の底にフィリングを少し入れてのばし、
そこにリンゴとくるみを敷き詰める。

フィリングの残りを流し込み、残りのリンゴを形よく敷き詰める。
くるみは焦げやすいので、表面に出ないようにする。

160度のオーブンで40分焼いて出来上がり。


表面のリンゴが乾いて白っぽく、見た目がよろしくないので
アプリコットジャムでナパージュしてみた。


冷めてから型から外してみた。なかなかいい感じっ。


ナイフを入れてみる。
中心から直径にして5cmくらいの部分のフィリングが微妙に生焼け…。
洋ナシのパイの時よりもましだけど、今回は完璧と思っていたので
ちょっとがっかり。

私のオーブンは東京ガスのコンベクションタイプで、今回は生地の空焼きも
したし、フィリング詰めてから160度と低温でじっくり焼いたのに、なんでだー!

と叫びだしそうになったが、1ピース切り出して皿に載せたところで
なんとなく了解。底部分の生地の伸ばしがヘタで、場所によっては
1cm近くと分厚くなっていた。

ここをもっと薄くすれば、フィリングの中央まで火も通るであろう。

食べてみた。
カリッとした歯ごたえのクルミと、甘酸っぱいリンゴとの相性がいい。
練乳の甘さがそれらをやさしく包んで、肌寒い秋の日に幸せになれる味。

フィリングにコンデンスミルクってびっくりしたけれど、これはなかなか。
しかしフィリングのレシピを変えてみるのも面白そうだ。

モンブランみたび

2005-10-10 | 洋菓子づくり
生栗が手に入る間は頑張ることに決めたモンブラン。

栗は30分蒸して皮をむき、今回はフードプロセッサーで細かくして
牛乳カップ1、グラニュー糖大匙3~4で煮詰める。
生クリーム大匙2とラム酒を適量加えてマロンクリームの出来上がり。

さて今回の土台はどうしよう。

しつこく作っているわりに、自分用にモンブランを買ったことがないので
いわゆるプロの味がよくわからない。

すると知人が、「アンジェリーナのモンブランが最高!」と力説してきたので、
ネットで調べてみたところ、メレンゲの上に甘くない生クリーム、こってりして
すごく甘いマロンクリーム、粉砂糖がかかっているものらしい。

土台にメレンゲとはびっくり。
そこで手持ちの本をひっくりかえして、今回決めたのはこちら。

 たかこさん&みかさんの 毎日作りたくなるお菓子とパンのレシピ
 宝島社e-MOOK 76-77pの「ガナッシュサンドクッキー」

昨夜、「スピード」を観ながら黙々とタルト生地を仕込んでおり、
そこで卵白が2コ分余っていたのだが、このレシピだとばっちり。

卵白と薄力粉とアーモンドプードル、グラニュー糖で作れるクッキーだ。

レシピでは35組分で170度10分だったが
私がやったら同じ量で作って16枚になったので、170度15分にした。

しかし「35組分」って、70枚できますってこと?
メレンゲまじりのむっちりしたあの生地を、そこまで細かくわけて、
薄くのばすのって難しいな…。

スプーンですくって天板に落とし、広げる方式にしたけれど、形がバラバラ。


ま、サンドにするわけじゃないから、形は揃わなくてもいいか。

これでマロンクリームと土台ができたので、生クリームを6分立てにする。
砂糖は大匙1、自作のオレンジ酒を香りづけに入れてみた。 

クッキーの上にマロンクリームを中高に盛りつける。


その上に生クリームを山形にデコレーション。


クッキーの直径は5cmほどなので、手に持ってパクッと食べる。
美味しい~~!

ふんわりクリーミーな生クリームに風味豊かなマロンクリーム
(これはいつも同じか)、これにサックリしたクッキーの歯ごたえがたまらない。

クッキーが厚めのせいか、場所によって、サックリではなくもっちりしたような
食感のところがあるけれど、とても幸せになれる組み合わせであった。