またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

レブルでプチツーリング

2005-02-28 | バイク
今日の相棒はレブルだ。
20年落ちの250ccアメリカンでそこらじゅうにガタが来ている。
季節を問わず始動時にはチョークが必須で、発進時には回転数
を高めにして繋がないと覚束ない。

全体にガタピシしているのは、パラツインの特性とは別の理由
によるものであろう。体感速度はCBの倍はあると思う。
ギアの入りがいまいちわかりにくく、ブレーキも弱い。

だが、現行の国産アメリカンに無いスリムさがとてもよい。
初期型なのでマフラーは両脇に出ている。この音がまたよい。

アメリカンならではの足つきのよいシートの低さも魅力だが、
このレブルを手に入れた大きな理由は、二輪の免許を取る
ため、練習用に購入したスズキのマメタンを思い起こさせる
このチョッパースタイルであった。

マメタンはもう手放してしまったが、私にとってこのレブルは
あのマメタンへのオマージュともいえる存在である。

これも今までに何人のオーナーを経てきたのかわからないが、
ホンダ車ならではの丈夫さもあるのか、とにかくエンジンは元気だ。

国道1号で横浜に向かう。片側3車線で快適な道路だが、あくまで
安全運転。特に行き先を定めないまま、ふらりと出てきてしまった
ので慣れた道である関内を目指す。

なつかしい日本大通を抜け、停まることなくそのまま帰路につく。
時間的な都合で残念だったが、次回は大桟橋あたりでのんびり
したい。

前で停車しているピカピカの車にレブルに跨った自分が映っている。
両手をハンドルにかけたままアゴをひき、ミラーシールドの奥で軽く
目を細めてみる。そう、気分はマイクロ・シュワルツェネッガーだ。
彼はT2でハーレーのファット・ボーイに乗っていたね。

斜め前を走るトラックの後ろに「液体窒素」と書かれている。
出来すぎていることに苦笑しながらアクセルをひねり、
その後も安全運転で家まで帰った。

手がかじかんで寒かったけど、とても楽しかった。

【85年に発表されたレブルのプレスインフォメーション】

餃子でごはん

2005-02-27 | 料理
ボウルに入れたブタひき肉に軽く塩胡椒、おろし生姜をのせ
みじん切りにしたシイタケ、長ネギ、キャベツを加えて練る。
あらかた混ざったところでゴマ油をひとたらしして、さらに
練ってまとめる。

市販の皮で包む。テフロンのフライパンを熱して、一度濡れ
布巾に乗せて落ち着かせたところに、太白ゴマ油を入れて
餃子を並べる。

餃子の裏に軽くコゲ目がついてきたら、水を加えてフタをする。
水が無くなってきたらゴマ油を足して餃子を1つずつ裏返して
そちらにもコゲ目がつくようにして出来上がり。

醤油、酢、一味唐辛子のタレで食べる。
ビールにも白飯にも合う。

試行錯誤して今のレシピで落ち着いたのだが、皮も手作り
してみたい気持ちがある。

手作りした場合、市販のものより厚くなるであろうことと、
フライパンの中で餃子同士がくっついてしまう率がさらに
あがりそうなことを思い、少し調べてみた。

まず餃子を茹でてから冷水にとって冷やし、水気を切ったのち
フライパンで底にコゲ目をつけて出来上がり となるらしい。

これならフライパンの中で、くっついてしまった餃子と格闘
しないですみそうだ。手間こそかかるが、一度挑戦してみたい。

ターミネーター3

2005-02-26 | 映画
あまりいい評判を聞いていなかったのだが、心の準備をしていた
おかげか、けっこう面白かった。

がっかりしたという人たちは、俳優陣が予想外だったため
裏切られたような気になったのだろうか。
それとも、2のラストのようなカタルシスが、今回は得られ
なかったからなのかな。

私は2のあのシーンは何度観ても泣けてしまう。

2の公開から10年、3に着手するにあたってファーロングは
ヤク中で使い物にならず、リンダは破格のギャラを要求したため
降板になったという噂だが、このストーリーならジョン・コナー
があの俳優でも問題なかったと思う。

今回のヒロインは、妙に飲みこみが早いうえ動きにキレがある。
局地に立たされるとヒステリーを起こして足を引っ張る女性像が
多いハリウッド映画において、よい傾向だと思った。

ジョンは父親似なんだろうな、中身が。

派手なアクションシーン、息もつかせぬ緊迫感であっというまの
2時間だった。コメディータッチな部分も楽しかった。

あの、シュワのロボットならではの妙に正確で四角四面な応答が
私は好きだ。

あと印象に残ったのは、敵方ロボットが一様に小首をかしげて
無表情のまま、ねめつける仕草をすること。猛禽類に狙われた
小動物のような気分になる。無感情な殺人ロボらしくてよいね。

T4の計画があるらしい。ちょっと楽しみにしている。

*

上で「2の公開から10年」と書いたが、トラックバックを頂いた
sinjiku2003さんの記事を拝見したところ、正確には12年であった。
T2が1991年、T3が2003年である。
きちんと調べずに適当なことを書いてしまった。反省しております。

牡蠣のチャウダをつくる

2005-02-25 | 料理
いつも利用していたパン屋が今日で閉店になってしまった。
割引になっていたバゲットを買ったのでチャウダを作ることにする。

ベーコン、たまねぎ、ジャガイモ、ニンジンを1cm角くらいに切って、
アルペンザルツと黒コショウ、クレイジーソルトで炒める。

軽く火が通ったところで小麦粉を適量パラパラと加え、木ベラで
炒める。こうするとダマにならない。その後牛乳を入れる。

固形ブイヨンとベイリーブスを入れて沸騰するのを待つ。
沸騰したらすぐに火をとめてしばらく放置。

食事前に温めかえすときに、ベイリーブスを除いて牡蠣を加える。
別に茹でておいたホウレンソウをジノリのスープ皿に盛り、
そこへチャウダを注いでパセリをかけて完成。

さっきのバゲットと一緒に食べる。うまい。
白ワインが欲しいところだが、あいにくビールしかなくて残念。

自己流のレシピなので、本当のチャウダーはどうなのかわからず。
でも今日のような寒い日には助かる。

今夜はこれからターミネータ3なので楽しみだ。
あまり期待していると痛い目に会いそうだが、とりあえず録画予約。

T2は本当に面白かったな。ダレる場面が無いというのもあるが、
ガンズ&ローゼズの主題歌、エドワード・ファーロングの美形ぶり、
1ではもっさりしたねえちゃんだったリンダ・ハミルトンのストイック
な美しさ、頼もしいシュワに冷徹なT1000。

今はほとんどのメンバーの凋落ぶりが激しくて、月日の流れの
ムゴさを感じる。
あの頃、まさかシュワが知事になるとは思わなかったよ。

CB400SFで百合ヶ丘

2005-02-24 | バイク
愛車CB400SF Ver.R(NC31)に乗って、姉の家に行った。
私が管理しているバイクは原付を含めて4台あるのだが、これが
一応メインマシン…のつもり。

毎日の足にしているのは距離の短さや車体の大きさ等の都合で
原付ばかりなので、なかなかバイク勢に乗る時間が取れない。

「雨の日は乗らない」「体調に少しでも不安があれば乗らない」と
いう超安全志向ライダ、もとい、ただのヘタレバイク乗りなので、
いつもバッテリーあがりの危機に晒されている。

そしてそれを防ぐため、もはや義務として3台分のローテーションを
組み、近場をグルグルまわって充電完了などと、実に本末転倒な
バイクライフを送っている。 何か間違っていると自分でも思う。

ライダーというより牧童を務めてばかりなわけだが、
今日は久しぶりに往復40kmの距離を走って気分よかった。
CBの直4サウンドは素晴らしい。さすがCB。さすがホンダ。

さて百合ヶ丘にはニコラスという小さな洋菓子屋がある。
ここの生チョコ、生ケーキ、焼き菓子など全てがお薦め。

私も趣味で菓子作りをするけれど、ここの菓子を食べるたびに
プロにはとても敵うものではない と素直に感嘆する。

毎月、数種類用意される「その月のケーキ」もセンスと工夫に
溢れ、その繊細な美しさと計算しぬかれた味の素晴らしさに
店主の気概を感じる。

姉の家に行ったときには必ず寄る、お気に入りの店である。

春一番

2005-02-23 | 未分類
昼間の気温は20度近くまであがり、日差しは暖かいものの、
強風が吹き荒れた一日となった。

最寄り駅と自宅が離れているため原付を足にしているのだが、
向かい風で速度があがらず焦る。
駐輪場につくと全ての自転車が風で倒れていた。

美容院を終えたあと、先週末から風邪で具合を悪くしている
ソラさんに差し入れを届けに行く。薬と食べ物を買い込み
チャイムを鳴らすと、ややあってソラさんが開けてくれた。

端正な顔が、産まれたてで目の見えない子犬のように
くちゃくちゃになっていた。手に触れてみる。熱い。

長引いているので心配だが、そのまま帰る。
季節の変わり目は体調を崩しやすいというが、どうぞお大事に。

関内の丼屋「六」

2005-02-22 | 市販の食べ物・酒
何年か関内で仕事をしていた時期があった。
JR関内駅から日本大通に向かう途中の細い路地をのぞきこむと、
「丼」と1文字だけ書かれた小さな赤い看板が目に入る。

その細い路地へ入る手前には、その日のメニューを書いた手書きの
立て看板がある。この手の店は大ハズレか大当たりのどっちかに
極端に傾くことが多いわけだが、思いきって足を運んでみた。

店は狭く、20人も入ればいっぱいになってしまう。
切り盛りしているのは物腰の柔らかいおじさんに、ちゃきちゃきした
おばさん、そして盛り付けを一手に引き受けている、塩辛声の
バアちゃんの3人であった。

メニューは750円から1200円くらいの幅で、定番メニューの他
その日に入ったよい魚が黒板に書かれている。

魚のアラで出汁をとった味噌汁、手作りの漬物、心利いたる小鉢、
そして素晴らしく新鮮でうまい魚を載せた丼飯。

ここの魚はどれも全くハズレがない。
あじ、しこいわし、マグロはありきたりだが、ほっけ、さば、ほうぼう、
とびうおなど、刺身で食べたのはここが初めてだ。

そしてここは、昼間の数時間しか営業していない。
11:30~13:30までだったかな。
夜は常連のみで居酒屋風に利用していることもあるようだが、
いかんせん夜は看板も出していないため、ほとんどの人はそれを
知らずにいると思われる。

店主のおじさん曰く、「うちは魚屋なんで朝早いんです。なので夜に
開けてるけど、19時とかで閉めたりしてます」であった。

すっかりここが気にいり、毎日、昼には通っていた。
仕事の合間なので、午前の疲れと午後の割り振りを考えたままの
険しい顔で席に着き、眉間に皺を寄せたまま目の前に運ばれてきた
お膳からまず味噌汁を含む。
その温かさと深い味わいに、心のどこかがスーッとほぐれていくの
を感じる。

夢中で食べ終わり、職場に戻るため歩いている時のあの満たされた
気持ちは言葉に例えようもない。

残念ながら今は別の場所で働いている為、六とはご無沙汰しっぱなし
だが、あそこ以上にうまい魚は他で食べたことがない。
たまに胸をしめつけられるように、なつかしく思い出す。
バアちゃんが生きているうちに、また行きたい。

白子を買ってみた

2005-02-21 | 料理
渋谷は乗換駅なので、帰りにフードショーや東横のれん街を
のぞくことが多い。

フードショーには、魚屋が複数入っており、それぞれの店の兄さん
姉さんたちが、威勢良く本日のお薦めを連呼している。
どの店もまんべんなく利用しているのだが、今日はそのうちの
一店で、旬のタラの白子が安かったので、それを買うことにした。

生の白子を買うのは初めてだったのだが、まるで葡萄のような
構成になっていたので驚いた。
ふわふわした中心に、しっかりした紐のようなものが通っており
それをプツンプツンと切って、房を小分けにするという次第。

手を加えない状態からかなり塩を効かせてあったようだけれど、
湯通ししたので、いい感じに塩が抜けた。
高足の器に盛り、ポン酢ともみじおろしをのせてみる。

月桂冠の限定醸造大吟醸を、お気に入りの其泉のワイングラス
に入れてテーブルにつく。

今日で仕事が一段落したこともあり、とても豊かで幸せな気持ち。

パソコンの前で寛いでいると、猫が膝にやってきた。
ふくふくした毛をなぜ、お互いに鼻先をくっつけて親愛の情を示しあう。
手のひらから伝わってくる、猫の満足げなのどの響きで今日も癒される。
そういえば明日、2月22日は猫の日だったね。

丸鶏をさばいてみる

2005-02-20 | 料理
石川県にある「とり農園」から冷凍で1羽、取り寄せてみた。
ダンボールに入ってきたそれは予想以上に大きく、まずは
冷蔵庫で24時間かけて解凍することになった。

頭と「もみじ」と呼ばれる足先は外してあるので、冷蔵庫の中で
鶏は、まるまるとした体をかがめて突っ伏しているように見える。
なかなか愛嬌のある姿だ。

解体方法は、とり農園のサイトで詳しく説明されている。

手羽とももを外すところまではスムーズにきた。
問題は胸肉で、ササミとの境目を見つけることができない。
仕方ないので、ガラの骨格に添うように包丁をさしこみ、
適当に剥ぎとってみた。

プロが捌いたような美しい形にはならなかったが、とにかく
これで調理に入れる。

まず、ささみとゴッチャになった胸肉は、さっと湯通しして
氷水で締め、醤油と柚子胡椒、わさびでタタキ風にして食す。

もも肉は骨を外してブツ切りにし、塩コショウして唐揚げに。
手羽は骨付きのまま、同様に揚げてみた。

皮は茹でて細切りにし、刻んだザーサイとごま油で和える。

ガラは長ネギの青い部分と生姜を入れて、ガラスープを
とった。思ったほどアクが出なかったのは、ガラをブツ切りに
したりせず、そのままの形でそっと沈めていたからであろう。
スープは漉したのちに冷凍保存した。

自分で1羽に取り組むのは楽しかった。
しかし、解凍してからの処理になるため、まる1羽分を消費
しつくすのに急ぐ必要がある。三日ほど鶏づくしとなった。

いずれ大きなダッヂオーヴンを購入したら、またこの丸鶏
を注文して、ローストチキンに挑戦してみたい。

噂の焼き鯖寿司

2005-02-19 | 市販の食べ物・酒
ネットで評判の高かった
「みちこがお届けする 若狭の浜焼き鯖寿司」

デパートやスーパーなどで駅弁大会が催されるたびに探していたのだけど、
全て空振りに終わり、昨日何気なく寄った渋谷のフードショーにて発見。

鯖が分厚く、寿司飯と一緒に口に運ぶにあたって、分離しやすく食べにくい。
あらかじめ1切れずつカットしてあるのは親切なのだが、いかんせんその1切れが
大きいため、箸で2等分しようとすると、鯖の下に敷いてあるガリがそれを妨げる。
ネタもシャリもバラバラになってしまった。

空弁として絶大な評価を得ているのだが、これはやはり駅弁と一緒で、
旅のロマンを噛みしめつつ味わうのが大事なのであろう。

…で、冷静になってみると、焼き鯖も寿司飯も悪くはない。
あえていうなら、鯖はもっと油を落としてもいいような気がする。
寿司飯にもう少し酢を効かせてあれば、鯖の油に負けずにすむかも。

ビール2本をおともにこれをやっつけたが、一番うまかったのは、
付け合せのキャラブキだった。リピートするかは…微妙。

どこかへ向かう機内でこれを食べたら、今日の評価は覆るのかもしれない。