またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

団塊ボーイズを観た

2008-02-19 | 映画
ダイハード4.0、オーシャンズ13を抜いて
2007年度 全米興行収入トップ10入りを
果たしたこの映画! 鳴り物いりで登場だ~。
団塊ボーイズ オフィシャルサイト

冴えない中年オヤジ4人がバイクにまたがり
アメリカ横断、西海岸を目指す!

それはいいとして、この邦題はどうなの?

原題は WILD HOGS →「野生のブタ」なので、
「いのしし野郎Bチーム」とかさあ…。 あれ?

邦題にはちょっとげんなりだが、
映画の半券を専用ハガキに貼って送ると
ハーレーグッズに応募できるそうなので、
舞浜のシネマイクスピアリに行ってきた。


チケット売り場でタイトルを告げると、
係員のお姉さんはマイクで元気に
「はいっ、団塊ボーイズですねっ!」と復唱してくれる。
なんだか妙に恥ずかしいよ~。

劇場内に入ると観客はまばらで、10名ほど。
私は空いているほうが好きなので
のんびりと画面に見入る。
男性の1人客多し。

*

このオジサンたち4人は団塊世代ではないような。
レイ・リオッタはいつも怖いな。
ナチョリブレのヤセがチョイ役で出ていて嬉しくなる。
イージーライダーの大物がカメオ出演で興奮した。
BON JOVIが2曲ほど使われていて納得。
バイクは大事に乗りましょう。

エンディングの意味がわからなかったのだが、
あれは日本でいうところのビフォア・アフターみたいな
番組に勝手に推薦された…ということらしい。

ただし、あちらの番組では費用も全て、
スポンサーが争うように上乗せをしてくれるので
無駄に(!)豪華にしてくれるそうな。

ロードムービーといっていいのかは微妙だけれど、
全米で大ヒットというのは、なんとなくわかるような気がした。

延々と続く砂漠を進むバイカー、田舎の小さな町でのお祭りなど
アメリカ人の原風景に訴えかける何かがあったんじゃないかなあ。

*

シネマイクスピアリは朝一番のファーストショーなら
どの映画も1300円で観られるので、その回に入るか、
レディースデーに1000円で観るといい映画かも。

映画館に来るのは久しぶりだったけれど、
雰囲気や大画面、音響などわくわくできていいね。



109シネマズのシネマポイントカードで

2007-07-10 | 映画
パイレーツオブカリビアン3を見に行こうと誘われた。

友人は109シネマズのブロンズカード(VISA & Edyつき)を
持っているので、火曜日なら同伴者1名まで
ともに1300円で入れるとのこと。

(ブロンズカードについてはこちら)↓
【シネマポイントカード・メンバー特典】

入会費・年会費無料のわりに特典が充実していてよい。

ラゾーナ川崎プラザ5Fの109シネマズの
窓口できいてみると、幸いエグゼクティブシートが
あいていたので、そこに座った。

*

シートピッチが広く、背もたれは座面ごとリクライニング。
腰に当たる部分にはクッションがついていて
長時間の鑑賞に配慮されている。
椅子の両脇には幅20cmほどのテーブルがついていた。

もぎりの係員から毛布を借りてゆったりと寛ぐ。
広い館内に観客は10人くらいだったかな。

109シネマズはDLPに対応していて、
パイカリ3はDLP配信されている。

109によるとDLP(デジタルシネマシステム)とは、
>フィルムを使用せず、デジタル信号によって、
>直接スクリーンに映すタイプです。
>フィルムを使用していないので、
>いつまでも映像や音響が劣化しないのが特徴です。

超高画質のDVDみたいな感じなのかな?

*

まるで自宅にいるかのようなリラックスぶりの中
映画が始まったが、画質がきれいなのはもちろん
音もリアルで、うるさすぎるということもなくよかった。
DTSとの違いは、よくわからなかったけど…。

映画の内容もとても満足。
パイカリ2は中途半端なところで区切られていたため
続きを知りたくてもやもやしていたが、
きれいにまとまっていた。

私はノリントン好きだな。
あの映画は魅力的なキャラクターが多いので、
あれこれ目移りしてしまって、
誰が一番とは決められないけれども。

キースが出演することは知っていたけれど、
映画が始まったらすっかり忘れていたので、
でてきたときにはテンションあがったな~。
声も低くて渋くてカッコよかったです。

今もまぶたの裏に甦る青く美しい大海原。
いや~、久しぶりの映画館はよかった!

*

興奮さめやらぬまま、
ラゾーナ川崎の食料品フロアで
マフィンを買って帰る。


紙袋のデザインが可愛くてよい。
なにより、店の名前が買う決め手になった。




UDON

2006-09-25 | 映画
公開から既に一ヶ月。
前売り券を買っていたにも関わらず、
すっかり出遅れてしまったが、
気持ちのよい秋晴れの今日、ようやく観に行ってきた。

月曜の昼どきというのに人が大勢いる。
どうやらどこかの学校で課題として
UDONを鑑賞しに来たらしく、席のほとんどは
学生たちが占めており、一般客は10人くらいだった。

*

予習もせずにのんびり観たが、よかった。
私もまわりの人も、おなかがグーと鳴いたり、
ハンカチ片手に鼻を鳴らしたり。

「恐るべきさぬきうどん」のあのなんともいえない
まったりしたノリが好きならきっと気に入ると思う。
田尾氏もちゃんと出ていた。あの顔は見逃さない私。

麺通団ができるまで、が盛り込まれているので、
何年も前にあの本を手にして以来の気持ちが
こみあげてきて遠い目になる。

うどん屋への道のりは難解にしてあるが、
ストーリー展開は懇切丁寧であり、
説明的なセリフや場面がとても多かったが、
そのおかげで何も考えず流れに乗ってみていられるので
世界に入り込みやすくてよかった。


香川の美しい自然を満喫。
雄大な讃岐富士に満濃池。
深い緑に山に住む動物(!)。

いろんな人が少しずつ出演しているのも楽しかった。
なぜか南原氏が映ったところで笑いが起きていた。
私は市田ひろみのうどん講座にうけてしまった。

小西真奈美はいったい何頭身なんだろう…。
鈴木京香も好きな女優なのでうれしかった。
あの夫はいい味だしてたなあ。
トータスが小西と収穫していた実は何かしら?


マルちゃんのうどんについていたキャプテンうどんが
まさか映画に出てくるとは思わなかった。
最後のシーンはとてもかっこよく見えたよ。

やっぱりバイクでうどんツーリングに行くのが夢だわ!と
自分の中で盛り上がりつつ、プロ中のプロの麺通団ですら、
うどん店巡りに苦労しているのを見て不安になる。

フジの特番で田尾氏が案内していたときも
道を間違えていたりしたから難易度は高そうだ。

この映画は再び讃岐うどんブームを
呼び起こす目的で作られたというより、
ソウルフードであるUDONに絡めての情愛や郷愁を
映像にしてくれたもののように思えた。

東京から飛行機代5万円かけて100円のうどんを食べにくる
というセリフをちゃんと入れていたり、
「ブームとは!」とかけっこうぶっちゃけすぎな気もしたけれど、
しんみりと、何か心が洗われたような気持ちになって帰ってきた。
もちろん今日はうどんを食べなくては。

ぶっかけに将八のゆず酢。トップ画像は釜たま。

いつもに増して美味しく感じた。

パイレーツオブカリビアングッズ

2006-07-22 | 映画
映画館に行ってきたついでに
パイレーツグッズを調達。

クリアファイルは何種類かあったので
選ぶのにとても迷った。

まず1枚目の表。
「呪われた海賊たち」の時と同じ写真。

裏。黒いカラーコンタクトがよくわかる。
このどちらの写真も好き。


クリアファイル2枚目の表。
売り場でためすがめつして選んだのに、
上のファイルと同じジャックということに
帰ってから気づいた…。
落ち着いて選びましょう。




*

こちらはおもちゃの宝箱~海賊の宝物~で600円くらい。
ノルコーポレーションの宝物発見シリーズとのこと。


まさにデッドマンズチェストなのだ。



中には砂でできた宝箱と発掘用のシャベルとハケ、
出てきた宝物をつけるストラップが入っている。


宝物はアステカ金貨のレプリカか
デイヴィー・ジョーンズのカギ、
天然石のどれか。

中身を知るためには宝箱を突き崩さないと
いけないので、これはまた後日。

*

砂でできた宝箱は丈夫な透明フィルムで
3重に包まれていた。

砂が飛び散るので、料理用のバットの中にいれ
マスクと軍手をはめる。発掘チームの一員気分。


付属のスコップで少しずつ突き崩す。
この砂には香料が含まれているようで
なにか甘い香りがする。

奮闘すること3分、何かが見えた。


15分後、ついにこの手に!
石の穴に詰まった砂は爪楊枝で落とす。


20分後。完成! ハケは使わず。


ついてきた説明書によると

~ ブラックオニキス ~

災いや悪い誘惑を払い除け、目標に
到達させてくれるといわれる石。
これを身に着けていると
ジャック・スパロウのように
何かを手に入れたい時にこの石が
持つ者を守ってくれそう!
(本物のブラックオニキスの代用石です)

とのこと。

付属のヒモとビーズを通してできあがり。


この宝箱から出てくるものは

1.アステカ族の金貨(模造品)
2.デッドマンズチェストの鍵、
3.クリスタル
4.ハウライトターコイズ(代用石)
5。タイガーアイ
6.ブラックオニキス(代用石)
7~10.各天然石にスパロウマークの入った「レア天然石」

の10種類。
ううっ、金貨が欲しい!
また買いたくなってしまうなあ。

パイレーツ・オブ・カリビアン / デッドマンズ・チェスト

2006-07-15 | 映画
先ほどCINECITTA'から戻ってきた。
劇場で映画を観るのは数年ぶりで、
音響の良さや座席のつくりなどにびっくり。

段差が高いので、前の人の頭が気にならない。
私はチャイルドシートという名の分厚い座布団を
場内で借りて、ちょうどいい高さで観ることができた。

期待していた映画のほうは、2時間半の間、
退屈せずに楽しめた。

あ~、続きが気になる!

ジョニー・デップといえば、はるか昔にシザーハンズ、
少し前にパイレーツオブカリビアンときて、
最近プラトーンを観たばかりの私にとっては
ちょっと笑える場面があった。

大好きなキーラもオーリーも変わらず美しかった。
意外な人物も登場し、嬉しい驚きを何度も味わった。

*

さて本日のナイトキャップはパイレーツにちなんで
マイヤーズラムとコーヒー酒を1:1で。


トップ画像で添えてあるのは図書カード。

売価1000円、額面500円。

来週あたりMI3を見に行きたいわ~。

*

コメント欄でネタバレをしていますのでよろしくお願いします。

Jack Sparrow Ring

2006-07-09 | 映画
PIRATES of the CARIBBEAN
DEAD MAN'S CHESTの
公開が迫っているが、マスターレプリカ社から
スパロウ船長の指輪のレプリカが発売された。

第1作である「呪われた海賊たち」は
大好きな映画のひとつなので、
ついこれに手を出してしまった。

ハサミがないと開けられない、
しっかりしたパッケージ。
私はアマゾンで買った。


商品説明画面ではリングサイズ不明だったのだが
かなり大きいねこれは。

革紐が通されているので、首からかけられる。


エメラルドグリーンの石にスカルの彫り物。
指輪の素材はなんだろう?


ジャック・スパロウは「呪われた海賊たち」で
右手の人差し指にこれをはめている。
船上で舵を取っているときなどがわかりやすいかな。

リングサイズは18号くらいかなあ。
私の親指でもぐるぐるまわってしまう大きさ。

ずっしり、しっかりしたつくりで
眺めているだけで楽しくなる。

早くデッドマンズチェストを見たい~~。

十二人の怒れる男(1957年)

2006-03-18 | 映画
ヘンリー・フォンダ主演のモノクロ映画。

最初に法廷が少し映るだけで、あとは室内で議論が続く。
BGMもほぼ無いに等しく、これは退屈な内容かと思いきや
話が進むうちにどんどん惹きこまれていく。

スラム街の不良少年が、同じくロクデナシの父親を殺した、
それっぽい証拠も証言もあるし、もう死刑でいいよという空気の中、
8番陪審員であるヘンリー・フォンダが偏見や惰性で目を曇らせることなく、
たった一人で順に疑問を投げかけていき、同調者を増やしていく。

最後まで頑なだった3番陪審員。
私はこういう人間を相手に辛抱強く説得できる自信がないので、
途中何度もイライラしたが、最後にこの3番が孤立し、がっくりと崩れ落ち
ながら写真を破り捨てるところでなにか胸に迫るものがあった。

この12人はみんな普通の一般市民であり、それぞれの人間臭さが
伝わってきたのが、興味深く観続けられた理由のひとつかもしれない。

動かない扇風機も、蒸し蒸しする暑さも(俳優たちの洋服に汗のしみが
つくまで、あまり暑さは伝わってこないけれど)、降りだす雨の強さも、
場の空気とリンクしている。

雨があがり、建物の外で互いに名前だけ聞いて別れる。
爽やかな風を感じた。

これの前に観たのが、豪華絢爛パイレーツ・オブ・カリビアンで
実に対照的な映画だったわけだが、こちらもとても楽しめてよかった。

50年も前の映画というのに、フチなしでおしゃれな眼鏡をかけた
男性がいたのには驚いたな~。

*

そういえばこのDVDを借りた時にパイレーツオブカリビアンのサントラを
見つけたのだが、なんとCCCDだった~!

仕方ないのでザ・ロックのサントラを借りてみた。
曲調は非常に似ているので満足。

しかし朝っぱらから The Chase を聴くのはオススメしない。

息詰る緊迫感、逃げる者、追う者の心拍まで聞こえてきそうな
プレッシャーにその日のエネルギーを全て使い果たしました…

パイレーツ・オブ・カリビアン

2006-03-14 | 映画
公開当時、話題になっていたのは知っていたけれど、ポスターを見て
なんだか重い話なのでは、と敬遠していたのだった。

しかし先日、2枚組のDVDを貸してくれた友人がおり、
さして期待せずにスタートさせたところ、
サスペンス映画のような序盤でどきどきした。

ノリントン大尉のブリティッシュイングリッシュが耳に心地よい。
船上でのノリントン大尉と、総督であるパパのカツラの色は茶色。

パパは、どうもブライアン・メイを思い出させる風貌で、それほど
似ているというわけでもないのになぜ?と思ったが、ブライアンの
あの髪型がカツラ風なんだね。

エリザベスの夢がさめて、部屋に入ってきたパパのカツラは白。
ノリントンは大尉から提督へ昇格。ノリントンのカツラも白。
色の違いに意味があるのかどうかはわからない。

陽にさらされ、よれよれのキャプテン・ジャック・スパロウ。
同じくよれよれの小さな船に乗り、堂々と胸を張って寄港するのだが…。

見張りの海兵2人のコミカルさが、いかにもディズニー映画らしい。

ジャックはなんでこんなにクネクネしているのだろうと不思議だったのだが
どうやらあれは「丘酔い」というやつで、常にゆれている船上では
まっすぐ歩けるのだが、陸にあがると自分がフラフラしてしまうと
いう説があるようだ。

海兵2人が伝説のブラックパール号について議論を交わす。
「なんと船長ときたら…、地獄からも追放された悪人」て。
このシーンは2度目に見たときに、その面白さがわかる。

なぜかタイ人風に両手を合わせてアリガトとやるジャックが面白い。

エリザベスもウイルも美男美女なので、薄汚れた海賊たちとの
対比となって目が洗われるようだった。

このエリザベスが美しいうえに頭もよく、さまざまなピンチを
咄嗟の機転で切り抜けていく。

ハリウッド映画では、ピンチになるとヒステリーを起こして足をひっぱる
女性が出てくることが多く、そういう類にはいささかうんざりしていたため、
エリザベスの活躍ぶりは実に爽快だった。

ジャック・スパロウを演じるジョニー・デップ、彼を見るのはシザー・ハンズ
を劇場で観て以来なので、10数年ぶりの邂逅だ。

与太者ふうにへらへらしているし、いかにも不潔な風体なのだが
不思議な魅力があってよかった。

演技にあたってキース・リチャーズを参考にしたそうだが、
キースってあんなだったっけ?

ディズニーだから安心してみられる内容だったし、音響も素晴らしかった。

なにか勇壮で気持ちが鼓舞されるこの音楽が好みにはまったので、
調べてみると、ザ・ロックの音楽担当と同じ人だった。さすがドイツ人。

2時間超と長いが、久しぶりにわくわくする映画で楽しかった。
この夏にパート2が公開されるらしい。
これは劇場に観にいかなくては! Yo-Ho!

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェストの予告編はこちら

ゴースト・オーシャン

2006-03-04 | 映画
もにもにさんのレビューに惹かれて借りてきた。

ジェイミー・バンバーは知らなかったけれど、かっこいい&目立つ役柄
だったので印象に残った。有名な俳優さんだったのね…納得。

彼らは環境保護テロリスト集団であり、
トムは軍の下士官で、政府の任命を受けてスパイとしてそこにいる。

廃墟化した海上油田内の場面がほとんどなので、画面は暗く、閉塞感がある。
あからさまに凄惨な場面はなかったので、グロが苦手でも安心。

「あれ」はネズミに乗り移って、人間がやってくるのを待ち続けており
まず最初にネズミにかまれたエリックが「あれ」に乗っ取られてしまう。

エリックが看板を書いているケイをビニールで襲う。
(エリック→ケイ)

そして無線壊し中のケイをとめに入り、殴られたけど
返り討ちにしたのがウイル。(ケイ→ウィル)

密室のドアを壊すウィル。
ソフィを呼び出して攻撃する。(ウィル→ソフィ)

ソフィは死んだふりをしてイオナをおびきよせる。(ソフィ→イオナ)

魔法陣の外でイオナはビンセントを襲うが、ビンセントには乗り移らず。
(みんなの目の前だったからか?)

イオナはアニーとモールを追いかけ、モールを捕まえる。
(イオナ→モール)

*

クロフォードは前回、油田から逃げ出した作業員の1人。
(発見されたビデオの撮影者は彼。そのビデオを全員で見ているときに、
 自分の映るシーンの前で故意にビデオをとめている)

以前逃げる際に、背骨を傷めて車椅子生活を余儀なくされる。

彼はこの保護団体に話をもちかけ、うまく炊きつけて車椅子の自分
ともども、この北海の油田に降り立つことに成功したというわけ。

本人は全て承知でタトゥを入れてやってきたのだから、目的どおり
「あれ」を乗り移らせれば、半身不随が完治!

タトゥの力で「あれ」に支配されることもない。

今後、どんなに怪我をしても「あれ」のおかげで大丈夫だし、
「あれ」はタトゥの円陣にいったん入ったら2度と出ることはできない。
彼は不死身の体を手に入れたのだ。

*

ところで彼は、最初から同行者には全員死んでもらうつもりだったのかな?

よくわからないが、どうもそうでもないようで、途中でトムが
「絶対に皆で逃げるんだ。それができないならここを焼き払って全員しのう」
と言ったあたりで、ついに覚悟を決めたようにも見える。

クロフォードの
「ここにおいていってくれ。自分といたらみんな死ぬことになる」
というのは遠慮じゃなくて本心だったのだ。

司令室にモールとアニーが戻ってくる。クロフォードはモールの左手の
パラリパラリという動きを見て、ビンゴと判断。


原題は「DEVIL'S TATOO」。
なかなか面白かった。

オレンジカウンティ

2006-03-01 | 映画
ジャック・ブラック見たさに借りてきた。
このDVDは字幕スーパーのみで吹き替えはついていない。

未公開シーン、TVスポット集、ジェイク・カスダン監督と
マイク・ホワイト(脚本家)による音声解説、劇場予告編あり。

オレンジ郡に住む成績優秀な作家志望の高校生、ショーンは
スタンフォード大学への進学を希望するのだが、まわり中の
人間に足を引っ張られて悪戦苦闘。

恋人アシュリーの智恵と機転で、ショーンはスタンフォードへの
手がかりをつかむことができるがまた邪魔が入り…というお話。

*

ショーン・ブラムダー(コリン・ハンクス)

冒頭のPCの前でメールをうつシーンでは、照明と表情のせいで
あまりかっこよくないのだが、見ていくうちに、いかにも2世俳優
らしい余裕と、あどけなさの残る可愛らしい顔立ちに感心する。

顔はあまり似ていないが、父 トム・ハンクスの面影はあり、
走り方や仕草などパパとそっくりだ。


ランス・ブラムダー(ジャック・ブラック)

期待通りのダメダメ人間。
白くてプヨプヨした体に、煮しめたような色のブリーフ1枚でウロウロ。
常にドラッグでよれよれになっている。

半ケツシーンもあるが、途中、ブリーフ1枚で側転するシーン
があり、思わず悲鳴をあげそうになった。いや、笑ったけど。

アシュリー(スカイラー・フィスク)

ショーンの恋人でソバカスのある、えらく素朴な顔立ちの女の子。
こちらも2世タレントでシシー・スペイセクの娘。

スマイルマークそっくりのシンプルな顔立ちだ。
コリンのほうが可愛いのはご愛嬌。スカイラーの演技力はなかなか。


アル中の母親はキャサリン・オハラ。ホームアローンの母。
怒鳴り散らす父親はジョン・リスゴー。フットルースのヒロインの父。

ヒッチコック映画にでてきそうなガンナー妻と、押し出しの立派なその夫。
スタンフォードの事務長ダーキットは恋愛小説家の医者だった俳優。
マーカス・スキナー先生がかっこいい。

この映画にはベン・ステイラーがカメオ出演しているのも楽しみの
ひとつだったが、嬉しいことにジャックとベン・スティラーのやりとりを
見ることができた。やっぱりベンはハンサムだなあ。

スクールオブロックの脚本家も手がけたマイケル・ホワイトは
国語の教師役で出演。彼独特の力の抜けたユーモアがいい。

*

半分こわいもの見たさに近いジャックの怪演ぶりは期待どおりで
嬉しかった。スクールオブロックのテンションほどではなかったが、
じゅうぶんにキモかわいくて笑った。

途中、ジャックがカメラ目線でニコッと笑うカットがあるのだが、
これがすごくつぶらな瞳で可愛らしい。

映画は82分と短いが、特典映像や音声解説も面白かったので満足。
コリン・ハンクスも一見の価値あり。