またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

農家直送野菜

2008-08-22 | 料理
ネットニュースで
「野菜の卸値、大幅下落 平年の2~3割安、需要減原因か」
http://www.asahi.com/business/update/0820/TKY200808200302.html
とあり、今年は豊作で野菜がたくさんあるのに
需要が下がっているため、やむなく余った野菜を
廃棄処分せざるを得なくなっているとのこと。

そ、そんな!
なんてもったいないんだ…。

とはいえ輸送費や管理費などを考えると
底値割れで売るより廃棄したほうが…
というのはもっともでもある。

野菜が実は余っていたなんて。
ならば仲介業者を通さず、
農家から直送してもらうのもいいんじゃないかしら。

個人でやれば輸送費は割高にはなるけれど
野菜の新鮮さは小売店より勝るだろう。

個人客への通販をしてくれる農家を見つけたので
お試しでお願いしてみたよ、などと話していたら、
友人が懇意の農家から送ってもらった野菜をおすそ分けしてくれた。

新潟からのもので、ツヤ、ハリともに
スーパーのものより生き生きしている。


ピーマン、とうもろこし、ナス、ジャガイモ、
モロッコインゲン(?)を受け取って飛ぶように帰り、
台所にこもる。

できました!



モロッコインゲンの梅味噌マヨ和え。


塩茹でジャガイモ。


ナス、ピーマン、開き笹カレイの素揚げ。

ナスはスーパーで買ってあった在庫のものを使った。

スーパーで買ったニンジンを、ぬか漬けにしたもの。


このメニューなら日本酒だな、ということで
いづみ橋の無濾過辛口純米生酒。
神力という米を使用しているそうだ。


ラベルが可愛らしい。

久しぶりの日本酒はすっきりと軽く、
さわやかな水のようにのどに滑り落ちていく。
辛口だけれど後味にほのかなコメの甘みが残る。
まだ暑い時期にうれしいお酒だな~。


目尻をさげつつ盛んに口に運ぶ。
インゲンは柔らかく甘く、軽く塩茹でしただけで十分な味わいがある。
ジャガイモは皮をむいているときから刃のあたりが滑らかで
香りがよく、粉っぽくもなければベチャベチャともせず。
みっしりと濃縮された旨みに無言になる。

ピーマンは肉厚で甘い。
ただ素揚げしただけなのにみずみずしい。
生食でもいけたかも。

とうもろこし。柔らかく甘い。
地元農協の青空市で買ったものより美味しい…。

さすが新潟としか言いようがないわ。

私が自分で見つけて発注した農家は高崎にある。
完全無農薬で丁寧に作られた野菜とのことだが
こちらもものすごく楽しみだ。

*

さて、なぜナスは在庫のものから使ったかというと
以前、ぬか漬け用にこぶりの野菜があると
まるごと漬け込めていいんだけどなと
話したことを覚えていてくれた友人が
ミニチュアサイズのナスをくれたからである。

わっ、おんなじくらいだ!

ホントだね~。



2008年度の梅干完成!

2008-08-21 | 果実酢・果実酒・梅仕事
最後の小梅赤しそ漬けも干し終わり…って
もう先週の話だけれど
なんとか今年の梅干も完成した。


さっそく小梅の赤・白を実家からもってきた器に入れる。


ふたつき。


とくにどうという器ではないのだが
こどもの頃からお気に入りだったので
もらってはきたものの、
何をいれるでもなくずっと置いてあった。

これには小梅が似合う! それも紅白でいれようじゃないかと
おもっていたので、ようやく念願かなったり。

*

今年は品種や塩分の度合いなどをいろいろと変えてみた。

小梅

塩分10%・果糖10%


日に当てた梅酢に変な濁りが出たが梅干のほうはまあまあ。
しかし甘さもスッパさもいささか中途半端かな。

干しあげたあとに梅酢をくぐらせたりしていないので
どことなくひなたくささが残るが、
保存しているうちに落ち着くかも。

塩分10%・氷砂糖10%


果糖に比べてねっちりとした甘さ。
コクが出るのでこちらのほうが美味しい。
しかし氷砂糖を追加するときに失敗して
梅の実が縮んでしまったのは今後の課題だ。

塩分15%赤しそ入り

色合い、手触りともに美しい仕上がり。
果肉も柔らかく満足のいく出来となった。
来年、小梅を漬けるならこのパターンでやりたい。


小梅の梅干を本漬けに 0605
小梅の梅干と梅シロップの経過報告 0618
果糖小梅 & 氷砂糖小梅 土用干し完了 0721

*

十郎梅

塩分10%・氷砂糖10%


十郎だけに酸味がきいているが
干してすぐから食べやすい味でよい。
ふんわり柔らかく、万人受けしそう。

塩分15%赤しそ


赤しその染まり具合はピカイチ。
食べてみると種まできれいに真っ赤だった。
おにぎりに丸ごと1個を入れたら
すっぱくはあるが、ほどよい美味しさ。

塩分18%


さすがに18%はしょっぱスッパい。
十郎らしく、皮がふわふわと柔らかく
実のジューシイさといい上品な仕上がりに。
これを熟成させるとどう変わるのか楽しみだ。


十郎梅で梅干を作ろう 0620
十郎梅の塩漬け完了! 0621
十郎梅の梅酢もあがった 0625
続々と土用干し 0724
南高梅&十郎梅の赤しそチーム土用干し中 0807

*

南高梅

塩分10%・ヨーグルト用の顆粒グラニュー糖10%


もともと巨大果だけにあまり縮んではいないように見える。
顆粒糖は便利でいいな。
低塩分で加糖なので、食べやすく、
1粒が大きいのも満足感たかし。

そもそも梅干が好きになったのは、こどもの頃に
お歳暮などで届けられた紀州の白梅干(塩分8%)が
それまでの概念を打ち崩す美味しさだったためであり
これはその記憶に近い味わいだった。

来年はこの割合でもっとたくさん漬けよう。


塩分15%赤しそ


赤しそが足りなかったのか、おもったほど
きれいに色が乗らなかったのは残念。
しかしシソの風味はついているので、
見た目さえ気にしなければ問題なし。


塩分18%(一部赤しそ)


南高梅の塩分18%は初めて梅干を漬けた3年前から
続けているが、今年のできばえもなかなか。
なんといってもこの塩分だと作るのも保存するのも
傷みにくく安心だというのは大きい。

3年前の梅干もまだ残っているので、
まずはそちらから食べていくつもり。


南高梅を塩漬けに 0703
赤しそ発見! 0711
続々と土用干し 0724
南高梅&十郎梅の赤しそチーム土用干し中 0807

*

今年は暑いわりにベランダに日差しが照りつける時間が短く、
やきもきしながら空と天気予報をにらむ日が続いた。

初挑戦の赤しそは満足いく仕上がりになったが
葉を選別して洗って乾かして…が大変だったな~。
赤しそそのものを手に入れるのも苦労したが、
来年はもう少しスムーズにこなしたい。

あれこれと試してみて自分に合った塩梅を見つけるのは楽しい。
小さく愛らしい小梅、デリケートで酸味のきいた十郎梅、
安定していて頼もしい南高梅、どれも個性があって好きだ。

ザルやアミを洗って片付ける。
また来年の梅のシーズンまでさようなら。

赤しその葉は乾かしてゆかりに、
赤梅酢には新ショウガを漬けている。



島ハバネロマヨネーズ

2008-08-18 | 市販の食べ物・酒
沖縄に旅行していた友人からのお土産。

左肩に 激激激旨辛 と書いてある。
イラストが怖いな…。

普通のマヨネーズと並べてみた。
左:ハバネロ 右:キユーピー

意外に白い。
だが白い中にポツポツと薄赤い何かが
点在しているのが見える。

箱の裏を見ると、
・サラダなどのドレッシングに!
・お好み焼き、揚げ物などに!
・しょうゆやソースとあわせて!
・炒飯やグラタンの隠し味に!
とさまざまなアドバイスがある。

ここは無難にキュウリスティックでいこう。


念のために、いやお約束でビールを用意し、
キュウリでハバネロマヨをそっとすくって
マヨネーズだけをなめてみた。

…ぐわ! 予想以上に辛い!

マヨネーズだから島ハバネロとはいえマイルドに
なっているだろうと思っていたが甘かった。

イラストにある「あがっ!」は
沖縄の方言で「痛い」だそうな。

たしかにこれは辛い!

七味マヨネーズと合う食べ物との相性がよさそう。
ちくわキュウリとか、あぶったイカとか。

きっとゴーヤとも合うだろうと
帰りにスーパーをのぞいたが
こんな日に限ってゴーヤは売り切れ。

ポテトチップスのディップにもいいかなあと
売り場をまわるとこんなものを発見。

カルビー 味の祭典!
銅 テリヤキポテトチップス


あたりを見回したが、
金と銀は売り切れのようだった。
銅しか残っていませんか、そうですか…。

銀メダル風のお皿でいただきます!


コンソメパンチをさらに濃厚にしたような
テリヤキ風味で美味しい。
味が濃いのでこれにハバネロマヨをつけるのはやめた。

金と銀は何味なんだろうと調べてみたら
金がカレー味、銀がチーズ味だそうで。
なるほど、一応、色を合わせてみたのかな?




男子ハンマー投 決勝!

2008-08-17 | ASIMO・食玩・コレクション
なんとか梅も干し終わったので
オリンピックを満喫。

私の一番のお楽しみである
男子ハンマー投の決勝は20時からTV朝日で生中継だ。

室伏選手、頑張ってくださ~~い!!

ブーン


ブーーン


ウアアアアアアアアッ!!


*

残念ながら室伏選手は5位に終わった。
なにか調子が悪かったのか…。

会心の雄たけびも出なかったようで、
ハンマー投げとハードルを交互に
行き来する放送にヤキモキしつつ
ずっと観ていたがせつなかった。

次のロンドンに出られるようなら出てほしいけれど
今回、最年長だったということもあり、
そろそろ厳しいのかなあ。

なにはともあれ、おつかれさまでした。

*

室伏選手の母の出身国である、ルーマニアでの記事を発見。
http://retine.ro/story.php?id=1211
>INEDIT Japonezul Koji Murofushi a terminat
>aseara pe sase la aruncarea ciocanului.
>Mama sa este Serafina Moritz, campioana României la sulita
>din 1970.Cel mai bun atlet nipon din prezent,
>Koji Alexander Murofushi (33 de ani), a fost

ルーマニア語はさっぱりわからないが
室伏選手のミドルネームはアレキサンダーなのね。
これまたカッコいいな…。

さて nipon din とは、これいかに。
「ニポンヂン」…?
そんなわけないわね。




オリンピック

2008-08-09 | ASIMO・食玩・コレクション
土用干しがまだ終わってないよ。
来週半ばまで曇りが続くみたいなんで
しばらく干せないなあ。

北京オリンピックが始まったけれど
開会式がすごかったね。


演台が巻物の形になっていたのと
鳥の巣スタジアムの中央に、人で出来たミニ鳥の巣ができたこと、
聖火台も巻物デザインだったりと凝っていた。

背格好の揃った人たちによる一糸乱れぬマスゲームは圧巻で、
いかにも社会主義国家らしくもあったが
母体の大きさを目の当たりにして息を呑んだ。

変な言い方だけれど人間の使い方が贅沢だ。
花かオブジェですませられそうな会場の飾りとなる部分にさえ
衣装と背格好がぴたりと揃った人たちが静かに座って
その役目を果たしていた。

思い思いの衣装で入場してくる各国の選手や、
一堂に会している各国の首脳陣を見るのも楽しかった。


心配なことも色々あるけれど、
日の丸のみなさん、頑張ってください!


*

柔道の谷選手の試合を見た。
昼間から順調に勝ち進んでいたけれど、
あれ?なんだか覇気がないな…と思っているうちに
その試合で負けてしまった。

銅メダル決定戦に出てきたときも表情が硬く、
心配になったが、やがて技が決まって一本勝ち。
思わず声が出た。


長く君臨していた王者がその座を
おりるさまを見るのはさびしく、
こちらも辛い気持ちになったが
それでも銅メダルを押さえたのはすごいと思う。

特に好きな選手というわけではなかったけれど、
ひきこまれるように見てしまった。

やがてインタビューに現れた谷選手は
試合中とはうってかわって穏やかな表情をみせていた。
とくに目つきがよかったな。

前からこんな表情を見せる人だったか記憶にないが、
彼女が母になったことも関係あるのだろうか。

胸の中にはさまざまな感情が去来しているのだろうが
それを含んでなお穏やかな顔でいるという。

ママになっても金 を実現できなかったのは残念だけれど
本当におつかれさまでした。




南高梅&十郎梅の赤しそチーム土用干し中

2008-08-07 | 果実酢・果実酒・梅仕事
干し始めたのは6日から。

7月下旬に赤紫蘇の若芽ばかりが
みっちり詰まった袋を買い込み、
塩もみして追加したのだが、
同じ桶に漬けてあった南高梅と十郎梅とで
色の出方がくっきりと分かれた。

手前:南高梅
奥 :十郎梅


大きめの桶の下段に南高梅、
シソを挟んで上段に十郎梅、
その上に残りのシソをどさっとのせて
毎日桶をゆすっていたのだが…。

南高梅はうっすら赤くなった程度で
十郎梅はぎょっとするほどの赤さ。
同じ桶で同じ時間漬けてあってこの違いは。

紀州の梅干として売られているものは
白梅干が多いけれど、もしかして
南高梅は色がのりにくいのかしらん。



午前いっぱい干してザルごと室内にとりこみ、
本日は朝から目一杯晴れていたので7時頃から出す。

日差しも強く、からっと気持ちのよい風も吹き、
私にとっては今シーズン初の梅干日和かも、と
うきうきしながら梅をひっくり返すためにベランダにでると、
十郎梅がいくつかザルに張り付いていた。

ザル干しをしていて張り付いてしまったのは初めて。
少し前に十郎梅の白梅干も干したけれど、
その時はくっついた梅はなかった。

慌ててこうめさんのところを見にいく。
「十郎は早めに裏返す」、これか…!

今日は日差しがとても強いので、ひなたに出したあと
早めに裏返しておかねばいけなかったようだ。

とはいえガッチリとくっついているこの梅はどうしよう。

動揺しながらグイと裏返すと当然だが破れた。
ううむ、くっついたまま完全に乾くまで放置するべきだったのか?

十郎梅は本当にデリケートだなあ。
しかし柔らかさといい、味といい美味しいので
来年も必ず漬けるつもりでいる。

南高梅は皮が丈夫なこともあり、
今までやった中であまり破れたという経験はない。
歩留まり率の高さを考えると南高梅がメジャーなのも
わかる気がするわ。

二日目の土用干しを経た梅たちは
干物用ネットに入れて外に吊るしてある。

なんとか今月中旬くらいには
残りの小梅もあわせて全部を干しあげたい。




えんやーとっと えんやーとっと

2008-08-02 | ASIMO・食玩・コレクション
梅干のザルを買い足そうと
藤倉商店を眺めていたら
「蕎麦」のコーナーにこんなものが…。

盛船(中)


手作りの竹製で、すのこが外せる。

底板がしっかりしているので
氷を詰めて何か盛ることもできそうだ。

刺身やお寿司をのせてみたいけれど
まずはお蕎麦から行こうと昼に出してみた。


気分がでてよろしい。

薬味を小鉢に入れて甲板にのせるのもありかしら。

蕎麦1人前がじゅうぶん乗る大きさで使い勝手もよい。
今度はやっぱりお魚関係を盛ってみたいな。


*


高松港までお願いします。

アイアイサー!