肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

消えたレシピノート

2011-01-14 12:46:08 | 料理
今まで、お料理の番組やお料理本などを見ていて、
これいいな、と思うレシピがあると、
できるだけ簡略化し、ノートに書いておいた。

そうやって書かれたメモ形式のレシピは、
ザッと目を通すだけで、
使う食材と調理手順がよくわかり
非常に役に立ってきた。


また、お菓子作りのときも重宝していた。
例えば、我が家は大人数なので、スポンジケーキ用の丸型は21cmを使っているが
市販本のレシピでは、大抵18cmの丸型が標準。
それでは足りないので、21cm型用に計算をして分量を増やさねばならない。
次に同じお菓子を作る時、もう一度レシピ本を開かなくてもいいように、
我が家用のレシピをノートに書いておくのだ。

自分だけのオリジナルのレシピも書いておいた。
具だくさんのボロネーズソースは、ちょっと自信作だ。

そうして書き綴ったノートは2冊目になった。

おせち料理も、毎年作るうちにレシピが固まり、
そのページを見れば、自然と同じ味に仕るようになっていた。

年末、おせちは何種類も作らねばならない。
調味料を入れる度に味見をしていくと
舌がお煮物の甘辛味に麻痺し、
味覚がだんだんおかしくなってくる。
それを防ぐためにも、このレシピノートは絶対必要だった。

ところが、年末におせち料理を作ろうとして気がついた。

ノートがいつもの場所にない。

あちこち探したが、どこにもないのだ。

もう何年も同じ物を作ってきているので、
勘で作れるようにはなっている。
が、黒豆や昆布巻きなど、圧力鍋を使うものは
圧力をかける時間が1、2分違うだけで、
仕上がりが微妙に違ってくる。

困った・・・・・。

しかも普通の日ならともかく、この忙しい時期だ。
元のレシピ本を引っ張り出して来なくてはならない。

まずは勘を頼りに、
そして自信のない箇所は本で確認しながら、
どうにかおせちを作り終えたのだった。はぁ~。


それにしても、
あのノートは何処へ行ってしまったのだろう?

お料理本が並べてある本棚を
全部ひっくり返してもなかった。

一年間、ノートの存在すら忘れていた、ということ。
言い換えれば、
この1年、
新しくチャレンジしてみよう!と料理したことが一度もないということになる。
毎日の食卓がいかにマンネリ化したものだったか、ということでもある。

あ、もちろん、クックパッドなどで料理の検索はしていた。
レシピを印刷してファイルに綴じ込んではあるが
字を書くことと印刷物を見ることでは、
脳への刻み込まれ方が本質的に違うと思っている。


考えてみれば、去年はW受験、
お料理どころではなかったのかも・・・・・。

今年は出来る範囲で新しいお料理に挑戦してみよう。