とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

畑正憲(ムツゴロウ)さんのエッセイ

2014-02-01 06:48:56 | 本、作家
嶮暮帰島、霧多布、浜中、
北海道東部のこれらの場所へは、未だ行ったことがないが、
畑正憲さんの影響で
よくこのあたりの地図を眺めていたころがあった。

ムツゴロウさんの本は「天然記念物の動物たち」を読んだのが最初で「われら動物みな兄弟」とつづき、その後「青春記」「結婚記」「動物王国」「どんべえ物語」と一連のシリーズものを手当たり次第に読んだ。
どちらかというと暗く、重苦しい日本の文学とは異なり、
ムツゴロウさんの明るく前向きな陽性の文章に、どんどん引き込まれていった。
ムツゴロウさんのエッセイの最大の魅力は、どの作品も
「生きる」ということを応援する内容であることだ。

なんといっても実体験にもとづく動物記は最大の魅力なのだが、
なにごとにも、パワフルに、
勉強でもスポーツでも、パチンコやマージャンといった勝負事でも、
自分の思い通りに目標を達成していくムツゴロウさんの突破力は小気味よく、
人間本来の生きる力を最大限に発揮されている姿が、
読む者に勇気を与える。

ムツゴロウさんの本を読むと
まるで自分も同じことが出来るのではないかと思わせてくれるのだが、
やはり凡人の悲しさ、
ムツゴロウさんのようにはいかないのである。

それでも中学生だった自分を
本を読むことを好きにしてくれた恩人の一人なのです。


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