とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

グローバリゼーションの危うさ

2019-09-07 08:39:32 | 日記
少し前までIFRS(国際会計基準)がどうの、TPPがどうのと、経済のグローバル化が叫ばれいていた。
それが急転回した今の世の中は、想定外の事態だ。
今日の新聞に載っていた「マイナス金利深堀り選択肢」というのも不気味だ。
他の国もやっているから競争のためしかたがないのだという理屈もわからぬではないが、短絡的だ。
物事には基本的な感覚も大切だ。
あれは異次元と言って短期的に終わらせるつもりではなかったのか。

バブル経済が絶頂期のころ、日本の土地を売るとアメリカ(アメリカのすべての不動産)が買えるという話があった。それを聞いた父親が、「そんなバカなことがあるか、そのうち暴落するぞ。」と言って、どうなんだお前と私に尋ねたことがあった。私はその時、「確かにマンション価格は下がるかもしれないが、土地は金融機関が担保に取っているから、そんなことになったら大変なことになる。政策的にもそんなことはしないだろう。」と答えた。
結果はバブル崩壊。素人の父のほうが言い当てていた。
それで私は、未だに恥じている。

国債に投資して、償還日まで持っていると目減りする事態が何年も続く。
預金金利も貸出金利もタダのような状態。
それが当たり前になりつつある今の世の中。

お金を調達する大企業にとっては都合のよいことだろうが、それが当たり前のようなスタンスの経営が生まれると危うい。
大企業は国際企業でもある。つぶせないような大企業が増えたことは、社会的リスクの増大を意味する。

リーマンショックの教訓を忘れてはならないだろう。


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