とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

レンタサイクルで吉備路を走る

2020-03-21 15:23:24 | 旅行
宿泊先はサンロード吉備路(2泊した)
駅から少し離れているが、食事がよくコストパフォーマンスの高い宿だと思う。
出てくる料理の種類も多く、これでもかと出てくる。
和テイストの料理なので、日本酒を頼んだところ、冷え具合もちょうどよく、鮮度のよい刺し身との相性抜群であった。美味しかった。

レンタサイクルは旅館に併設しているコンビニで借りられる自転車を使用した。
本来は、ここからほど近い国分寺あたりをめぐるため用なのだろうが、私は一日中乗り回す過酷な使い方をしたので性能は物足りないものだった。

当日は、寒気が流れ込む不安定な天気だった。
朝から雨が降ったりやんだりで一日中カッパを着ている状態であった。
それでもめげずに出発。

<コース> サンロード吉備路(8:00発)作山古墳-山陽道一里塚跡-総社スポーツセンター-弥生広場-吉備国分寺-こうもり塚古墳-造山古墳―鯉喰神社-楯築遺跡-王墓古墳群-犬養木堂記念館-吉備津神社-備中高松城址-備中国府跡-サンロード吉備路(15:30着)

旅館すぐ近くの作山古墳へ向かう。


旧山陽道を見学しながら吉備路サイクリングロードの起点近くの総社スポーツセンターまで一旦戻った。(この動きは無駄であった。大して見るべきところはなかった。)

サイクリングロードは田圃の中を進む。
ルンルンだ。
思わず天地真理の「虹をわたって」を口ずさむ。(さっき西の空に虹が出ていたのだ)
つづいて「ひとりじゃないの」

程なく備中国分寺に着いた。


この景色、どことなく信州別所温泉の塩田平あたりにも似た雰囲気がある。
やはりよい。このコースのハイライト部分だ。
すぐ横がこうもり塚古墳

全国4番目の規模を持つ造山古墳は先の広島豪雨の時、中央部が一部崩れ、現在修復作業中だが痛々しい。


足守川の堤防沿いを進むと鯉喰神社、
そしてブラタモリでも脚光を浴びた楯築遺跡へ向かう。
古墳時代より昔の弥生時代の遺跡で大変貴重ですばらしい。


すぐ南の王墓山古墳群も見学し、さらに足守川を南下し東へ。

犬養毅(地元の人は犬養木堂先生と呼んでいるようだ。)の生家へ到着。


犬飼家は地元の桃太郎伝説に関わる名家で、本来犬養首相の御苗字も元は犬飼であったそうだ。途中で本人が犬飼から犬養へ変更されたそうだが、どういういきさつがあったのか。
孫文を支援し憲政の神様と言われた進歩的な考え方、政治家としての犬養毅首相を私は尊敬している。


犬養首相の人柄の逸話としてオールドパーが展示されている。


犬養邸より北上し、吉備津神社へ向かう。


立派な神社で、吉備の国の力を象徴している。


つづいて備中高松城へ向かう
高松城の水攻めは、秀吉の戦法を象徴する戦いであるばかりでなく、
日本の歴史の変換点となった戦いだった。
そもそも秀吉は、大がかりな土木事業が好きだ。
京都のお土居も同じようなニュアンスだ。

短期間で、この高さの土を盛るのにどのような方法で行ったのか、具体的な工法が知りたい。
(太閤記などでは、高さ7m、長さ2.7k、堤の底部の幅24m上部は10mと書いてあるそうだが、もっと小規模だった等の説もあるようだ。この現存する堤防跡を見る限り、相当しっかりした土木工事だったのではないだろうか。)


田圃の中で少しだけ高くなっているところが城址の公園


この後、旅館にたどり着くとみぞれが降り出し、やがて春の淡雪となった。


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