とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

守屋山登山 11月1日

2021-11-06 08:14:48 | 山行
朝、ホテルの窓から見ると、曇り空。
うかない天気だ。
天気予報は曇りマーク、明日もそうだ。
どうするか、判断に迷う所だが、予定どおりに行くことにした。
諏訪の街は、すでに朝の通勤渋滞が始まっていた。
あせらずオートバイを走らせる。
茅野から高遠方面へ折れるとワインディングロードの始まりだ。
杖突峠へ、上り坂のカーブが続く。かつてのバイク族憧れの道。
すると、諏訪盆地にかかっていた霧を抜け、眼下に雲海が広がるステキな景色となった。
やはり正解だった。
杖突峠からは、オフロードの林道を進む。すぐに現れるのは太陽光発電のパネル群。
どこかぶどう棚のようでもあるが、山中に不気味だ。

守屋山登山口にオートバイを止め出発。8時10分

山頂まで約1時間の登り。
ごく軽い登山で絶景の展望台へと到着する。
ぐるりを廻る雲の帯、諏訪から甲府盆地を埋め尽くす雲。

八ヶ岳連峰





西へ流れる雲は塩尻峠でせき止められ、伊那谷方面へ白い帯を伸ばす。

尾根が低くなっている所が塩尻峠で、峠の向こうに広がるのは塩尻、松本方面を埋める雲。
その向こうは北アルプス

穂高連峰

甲斐駒ヶ岳、仙丈岳


ところで、この守屋山の守屋とは、あの物部守屋のことらしい。
聖徳太子や蘇我馬子は仏教を広め国の政治を変えようとする新勢力だったが、物部守屋は古来の神を守る保守的勢力だった。
どうして、飛鳥から遠いこの地に名前が残るのかというと、聖徳太子たちとの戦いに敗れた守屋の子孫が、都を逃れこの地にたどりつき諏訪神社の神長と血縁関係となったとする説があるようだ。
守屋神社は諏訪神社を守る、仏教でいうところの金剛力士のような存在なのかもしれない。
物部氏は武門の家柄で、守屋も弓の名手であったそうだ。木の上から弓矢をはなち曽我軍を苦しめたとの伝説がある。
それで、祠には弓が供えられているのだろう。


このあと杖突峠へ戻り高遠方面へ向かう。

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