とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

選挙前なので、現在の経済政策を少し考える

2017-10-07 07:14:01 | 日記
アベノミクスで最大の恩恵を受けたのは投資家であった。
なにしろ、政府主導で相場をコントロールしたのだから。
投資家は、先の見える分かりやすい運用で荒稼ぎが出来た。
相場が下落しそうになれば日銀が買い支えてくた。
これほど安心安全な運用はない。企業の内部留保が最大となったのも当然だろう。
富裕層に安倍政権支持者が多いのもうなずける。

しかし、アベノミクスはムリにムリを重ねた政策だった。今後も持続可能な政策ではない。
相場を安定させたのは日銀の資金だし、
コントロールで使った日銀の国債の買い入れもすでに国債発行残高の4割を超えたと聞く。
また、投資信託の買い増しを続けるうち、間接的にではあるが日銀がいつの間にか各企業の大口株主になっているとも聞く。

企業の内部留保の拡大も、本来はその資金を元に次の成長戦略へ投資してくれることを期待したのだろうがそうとはならなかった。
経営者からすれば、利益は本業で稼ぎ出したものではなく、ふところ具合がよくなったからといって、事業計画の先行きが見えないものにお金は出せない。労働者の賃金上昇が鈍いのもそのせいだろう。

金融緩和で生み出された膨大な資金は、国内での運用先を失い、海外への投資へ向かっているとも聞く。
一時の景気浮揚のため、1000兆円を越す赤字国債だけが残ったということにならないことを祈る。


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