とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

スーパーカブで行く 八ヶ岳 編笠山 権現岳 三ツ頭 8月18日権現岳へ

2014-08-19 16:21:15 | 山行
青年小屋の朝5:00の気温は13度でした。
やはり下界とは次元の違う涼しさです。
食事の時には小屋のストーブに火が点いていました。


小屋の食事は夕飯も朝食も5時半からです。
食事中の音楽はもちろんバロック
今日の一曲目はアルビノーニのアダージョです。
すばらしい曲には違いありませんが、
ただ今日のこれからを暗示しているかのような重い曲調は
ちょっと不吉です。

2曲目はヘンデルの水上の音楽 
やはりこのぐらい明るくゴージャスにいきましょう。
ところが、こちらもタイトルの水と言う文字が少し気になります。

出発は6:30と遅めにしました。(その間に少しでも天気が良くなればと願いを込めて遅くしましたが)

権現岳近くまで登ってきましたが、視界はこれが精一杯


権現小屋も霞んでいます。


権現岳山頂も霧の中でちょっと絶望的


しおしおと三ツ頭へ向かいます。

途中2500mほどの稜線を歩いていると猫がいました。
驚きです、なんでこんなところに猫がいるのでしょうか


うーんこれはもしかして、権現様のお使いの白猫にちがいない
私はそうかってに決めて、あわててお願いをしました。

白猫様、白猫様 
私は昨日朝の2時に起きてはるばる武蔵の国から参ったものにございます。
権現様に一目お目にかかりたく、こうして登ってまいりましたが生憎の天気に難儀しております。このうえは白猫様のお力におすがりするしかなく、なにとぞよろしくお聞き届けねがいます。

白猫
さても哀れな登山者よ、しからば私から権現様へお願いし、お姿が見えるよう取りはかってしんぜよう。
そなたは三ツ頭へ向かいて、そこから権現様を今一度拝むがよい。
白猫はそう言うと立ち去りました。


さて三ツ頭からの展望です。


あら不思議 権現岳を中心にあたりの視界がひらけました。
ありがたや白猫様

さすがに赤岳までは、権現様のご威光は届きませんでしたが、なかなか十分な展望です。


こちらは編笠山 青年小屋方面



稜線には赤トンボや蝶が乱れ飛んでいました。
ベニヒカゲやクジャクチョウ
キベリタテハなどが見られました。



昭和天皇もお好きだとおっしゃっていた センノウ


観音平到着



帰りは 近くの延命の湯に入り蕎麦を食べて帰路につきました。

<コースタイム 登山>

青年小屋6:30 ― 権現小屋8:20 ― 権現岳8:35

三ツ頭9:30~10:15

延命水12:15 ― 観音平分岐12:30 ― 観音平13:00

<コースタイム オートバイ>

道の駅小淵沢15:00 ― 相模湖18:30 ― 帰宅20:00

ガソリン代 約1000円

スーパーカブで行く 八ヶ岳 編笠山 権現岳 三ツ頭 8月17日 青年小屋へ

2014-08-19 10:25:08 | 山行
午前3時出発
天気もあまりよくないのにご苦労なことです。
夜行電車があれば利用したいところですが、今は夜行電車や路線バスがどこでもほとんど無くなってしまっており不便になりました。

道の駅甲斐大和で休憩


途中コンビニで朝食と昼のおにぎりを買い
道の駅白州に到着
なんだか雲行が怪しく、登山口の観音平に着いてから雨の中バタバタしないよう
ここで登山靴に履き替え、すぐに出発出来る体制を整えました。
(スーパーカブはリターン変速ぺダルなので登山靴でも運転できます)

(韮崎より先朝の早い時間だとやっているガソリンスタンドが少なくなります注意)


観音平着 道の駅白州からすぐです。
事前情報では林道沿いに車が止まっている光景も想像していましたが、さすがにこの天気では、まだ駐車場にもゆとりがあります。


それでは出発進行

すぐに植林の綺麗な樹林帯に入ります。
2000mぐらいになると北八ヶ岳の森にそっくりとなります。
深呼吸をすると北八ヶ岳の匂いがする?


編笠山には北八ヶ岳の高見石や中山あたりと同じく、大きな岩を敷き詰めたような岩稜地帯が広がっていいます。
どうしたらこういう地形になるのでしょうか。
北海道のトムラウシ山のあたりだと、これがもう少し岩が小さくなり、歩いていると岩の上からナキウサギがキキと鳴いて出迎えてくれます(本当は仲間にへんなのが来たから気を付けろと言っているのだと思いますが)


編笠山到着


今日は青年小屋泊まりなので、少し時間が早すぎます。
展望があれば時間をつぶせるのですが、ちらっと麓のあたりが見えたきりで、まったく期待できません。
おまけにコバエがうるさい。
しかたがないので、青年小屋へ向かいます。


青年小屋から編笠山


青年小屋はL字型をした構造になっています。編笠岳側が宿泊部屋で東側が食堂です。

青年小屋の見栄えはかなり怪しい。
ブリキのトタンを打ち付けた外壁にはサビも目立ち、
本当はオジサン、オバサン小屋なのではといぶかしんでいましたが
スタッフは、納得の青年達でした。

今日の宿泊は10人(私は1部屋を別の単独の方と2人で使用)

<青年小屋注意事項>
青年小屋は扉が多い。宿泊棟、談話室、食堂、それぞれにドアがある。初めてだと入っていいものかよくわからない。
トイレはポットン式 トイレの紙は各自用意。(小屋の外にはバイオトイレがある)
水は小屋から4、5分の乙女の泉の水場まで汲みに行く。(小屋の水は雨水)

乙女の泉(おいしい水です)


食事
品数多く美味しいです。夕飯のアジフライ 朝のシュウマイ(奥さんの手作り)が名物のようです。(テーブルやイスは重厚なウッディ調で贅沢なもの)
そして部屋の奥にはチェンバロが置いてあります。
ここは知る人ぞ知るバロック音楽やギター演奏で有名な山小屋なのです。
当然食事の時にはバロック音楽が流れる格調高いもの(もちろんCDですが小屋の音響効果がいいのでしょう。パイプオルガンの低音も聞き取れるなかなかの音質)

青年小屋 談話室


<イベント情報>
平成26年8月30日(土)バロック音楽の生演奏会が開かれます。
第15回夏の終わりのコンサート 

平成26年9月27日(土)落語の会
空にいちばん近い寄席 山落語

以上小屋のポスターからの情報 詳しくは青年小屋へ問い合わせてください。

<コースタイム オートバイ>
出発3:00 ― 相模湖4:30 ― 道の駅甲斐大和5:40~6:00
道の駅白州7:40 ― 観音平8:10

<コースタイム 登山>(天気曇り 16:00ごろよりまとまった降雨あり)
観音平8:40 ― 雲海(1880m)9:35 ― 押手川分岐10:25
編笠山12:05~12:30 ― 青年小屋12:50