とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

ジャポニスム展 ルーラン夫人に会いに行く

2014-08-31 17:33:35 | 音楽 美術
世田谷美術館のジャポニスム展の中にゴッホの「子守唄・ルーラン夫人」の絵があると聞いて、
急遽行ってきました。

中学生のころの私は、ゴッホにたいへん憧れていました。
安物のゴッホの画集を買い、さらには油絵の道具一式まで買い込み、
なんとかゴッホのような絵が描けないものかと本気で考えていたのです。
ルーラン夫人の肖像画はゴッホの絵の中でも特異なイメージがあり、すぐに記憶に残りました。
なんだか夢の中をイメージしたような背景の花模様は、とても印象的です。
これも浮世絵の影響だったんですね。

ジャポニスム展の絵を見てきた感想です。
作家を相撲の番付風に書くと

東方 歌川広重 東京都出身
   葛飾北斎 東京都出身

西方 フィンセント・ファン・ゴッホ オランダ出身 
   エドヴァルド・ムンク ノルウェー出身
   クロード・モネ フランス出身

といったところがやはり格が違います。

個々の絵では
ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)モネ 
ポスターになっている絵です。
実物はけっこう大きく、なるほどジャポニスム展の目玉の絵になるような華やかさがあります。

夏の夜の夢(声)ムンク
一目見て吸い寄せられる絵です。
さすがムンクの名声は伊達ではない。

子守唄、ゆりかごを揺らすオーギャスティーヌ・ルーラン夫人(子守唄ルーラン夫人)ゴッホ
本物は色が鮮やかですね。

名所江戸百景 する賀てふ
名所江戸百景 神田明神曙之景
名所江戸百景 愛宕下薮小路
歌川広重
1856年安政3年、1857年安政4年の作品です。
東海道五十三次は1833年ごろの作品なので、後期の作品になりますが、
大胆な構図と繊細な絵は、色彩の効果もすばらしく、保存状態も極めて良いものです。
これは注目すべき浮世絵です。
歌川広重(安藤広重)のすごさにあらためて感動します。

富嶽百景 初編 
北斎漫画
いずれも本の装丁になっているものです。
葛飾北斎

絵は目の前で見れるようになっています。
こんなに近寄ることが出来てよいものかと思ってしまいます。(防犯的に)

世田谷美術館は我が家からとても近いです。
オートバイなら30分もかかりません。
それでも来たのは初めてでした。

砧公園のバイク駐車場(美術館入口にあるバイク置場です)