辻まことの文章や絵は、知らずに昔から読んだり見たりしていたようなのですが、
辻まことという人物を意識して読むようになったのはここ20年くらいのことです。
特徴的なのは独自の自然観やものの見方です。
日本人は昔から山と深く関わって生きてきましたが
今は生活の場として山に関わる人が少なくなり、
それとともに最近は、
山と人との接点も少なくなっていると思います。
山に対する見方もおのずと一面的なものになっているのではないか、
辻まことは、そんなことを考えさせる作家です。
辻まことの大きな特徴は自ら狩猟を行ったことです。
狩猟をしたことのある人でないとわからない、
山の動物(けもの)と対峙し、
その息遣いまでも感じるような体験をしています。
山里の生活や自分が生きている意味までも
辻さんは作品の中で読者に語りかけます。
「ムササビ撃ちの夜」「けものみち」「イヌキのムグ」など
独特な作品世界です。
辻さんと同じ体験をするのはむずかしいのですが、
せめて辻まことの本を読んで、
そういう世界があったことを知るべきだと思います。
辻まことの本に登場する場所は、
自分にとっても馴染のある所が多いのです。
ところで理由はよくわからないのですが、
辻さんの本は出版された本ごとに重複する作品が多く
作品を読むためには非効率的に本を購入することになります。
いっそ全集を購入したほうが分かりやすくて便利だと思います。
辻まことという人物を意識して読むようになったのはここ20年くらいのことです。
特徴的なのは独自の自然観やものの見方です。
日本人は昔から山と深く関わって生きてきましたが
今は生活の場として山に関わる人が少なくなり、
それとともに最近は、
山と人との接点も少なくなっていると思います。
山に対する見方もおのずと一面的なものになっているのではないか、
辻まことは、そんなことを考えさせる作家です。
辻まことの大きな特徴は自ら狩猟を行ったことです。
狩猟をしたことのある人でないとわからない、
山の動物(けもの)と対峙し、
その息遣いまでも感じるような体験をしています。
山里の生活や自分が生きている意味までも
辻さんは作品の中で読者に語りかけます。
「ムササビ撃ちの夜」「けものみち」「イヌキのムグ」など
独特な作品世界です。
辻さんと同じ体験をするのはむずかしいのですが、
せめて辻まことの本を読んで、
そういう世界があったことを知るべきだと思います。
辻まことの本に登場する場所は、
自分にとっても馴染のある所が多いのです。
ところで理由はよくわからないのですが、
辻さんの本は出版された本ごとに重複する作品が多く
作品を読むためには非効率的に本を購入することになります。
いっそ全集を購入したほうが分かりやすくて便利だと思います。