ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

里山の紅葉

2007-12-04 22:45:43 | Weblog
ベランダから見える里山が見事に紅葉して来た。この雑木林に引かれて、このマンションを買った。絶対条件の駅の近くでもあったし。

ほとんどが多種類の落葉樹の為、様々な色に染め上げられて美しい。夏の緑一色と違い、華やかな色合いで山が膨らんだように感じる。

春は春で新芽のパステルカラーの雑木林も素晴らしい。秋に負けずに彩が華やかだ。

同じマンションの同世代の女性と久しぶりに朝、一緒になった。前は会社に行く時、同じ電車だったので、駅まで一緒に行った。乗る場所は前と後ろで、ホームで別れたが。

彼女曰く「この山を崩して、住宅地を作るのですって?全然、知らなかったわ。イヤだわ。この景色が良くてここに越してきたのに・・・。」「随分、前から言ってますよ。チラシも入っているし。私、反対の署名をしましたよ。でも、もうどうしょうもないみたい」

そう、本当に知らない人が多いのだ。何でもそう、工事が始まって初めて知り、反対する。でも、工事が始まってからでは遅い。

この、素晴らしい里山が、私の家から見える山の半分が無くなり、たくさんの大人や子供達に利用されている野球やサッカー場もつぶされ、“素晴らしい住宅街”が出来るのだそうだ。

人口縮小の時代に、給料も上がらない時代に、税金が上がり消費税も上がり物価も上がる時代に、たくさん作られた住宅が売れるのだろうか。安定している市の経済に不良債権として、圧し掛からないだろうか。

地球温暖化を食い止めようとしている世の中に逆行しているのではないだろうか。希少で貴重な雑木林を、どうして未来人の為に守ろうとしないのだろう。

私が越してきた時は、沢山の梨畑が広がっていた。今は、多くの梨畑が無くなりアパートやマンションになった。そんなに、住居ばかり作ってどうするのだろうと思う。

団塊の世代がいなくなった頃、日本全国でどれだけの空き家が出るのだろうかと、心配するのは杞憂だろうか。
コメント
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