ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

不思議に思うデモ行進

2007-12-19 21:42:25 | Weblog
最近は実際のデモ行進を見る事がない。時々、例えば“薬害C型肝炎”の人達のデモ行進をTVで見る事がある。横断幕を持って、シュプレヒコールしなが歩いている。カメラは正面から行進してくる彼等を映していた。

私の会社の近くで時々、デモのシュプレヒコールを聞く。「○○○はーーー ○○○だーーー」と語尾が上がる独特の声がスピーカーから流れてくる。路地から路地をユックリと練り歩いている。ジッと耳をすませて、何を言っているのか聞くが、いつも何を言っているのか分からない。

外に用があった時、時々、歩いているのを遠くに見る事がある。でも、人の塊でよく分からない。

この前、たまたま外に出た時、向こうから歩いてくる彼らに出会った。広い靖国通りをハンドマイクで「○○○はーーー ○○○だーーー」と言いながら歩いてくる。何を言っているかやっぱり分からないので、前に掲げている横断幕を読んで見ようと、私も彼らの方に歩いて行った。

彼らは、車道の隅をこっちに歩いてくる。ザッと数えても10人もいない。前の男性がハンドマイクを握っていて、その後ろに横断幕を掲げている人が続き、後はうつむいて歩く人、何にも言わないでただトボトボと付いて行く。

ビックリしたのは、彼らの前と後ろ、車道側に倍以上の警官がビッシリと隙間無くくっ付いて歩いている事だ。そして、歩道側にも10人程が一列に並びデモ隊(隊というには余りにも少ない10人程)と平行して行進している。そして、道路の要所、要所に何人もの警官がいる。多分、通り過ぎる車からも反対側の歩道からも、彼らは警官が塀になって見えないだろう。

結局、異様な雰囲気に横断幕に何が書いてあるのか、見るのを忘れた。

何から誰を守る為の、警官なのか。彼らが危害を受ける可能性があるのか。それに、どこからみても、か弱そうな雰囲気の若者達が誰かを攻撃するとは、到底思えない。

途中から、車一台しか通らない脇道に曲がったら、盾になって彼らの姿を隠した警官も一緒に曲がって行く。そのまま、デモ行進が終わるまで、30人以上の警官の任務は終わらないのだろうが、何か複雑な気持ちが残った。

凶悪な事件が立て続けに起こっている今、何とも平和な緊張感のカケラも感じられないような、小さなデモ行進に、こんなにピリピリとしたような警護は必要なのだろうか。もし、必要であっても2~3人くらいでいいのでは。

“薬害C型肝炎”の人達のデモ行進は、TVで見ても、遥かに大掛かりだった。TVでは映っていなかったが、やっぱり、警官が盾になってビッシリと囲っていたのだろうか。

会社に帰って、同僚に話しても「それが、どうしたの?」と。今でも?な気持ちなのは私だけなのかしら。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする