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人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

この犠牲をなんとする

2013-10-06 19:14:09 | 行ってみて

波が引いたあと、累々たる児童たちの死体に住民らは

息を呑む。言葉が出がない。散乱するランドセル、教室

の机など・・・

 

高くなっている橋へ移動しようとグラウンドから歩き出し

た全学童へどす黒い大津波が襲った。

校庭の横には逃げようと思えば、はいあがることの出来る

低い山がある。

そこへ何故走らなかったか。

山と堤防にさえぎられ、波を確認することが出来なかったの

だ。津波は湾に集中してきた海水が狭い通路状になった北

上川を逆のぼる。波はいきなり校舎の上からやって来た。

もうひとつ重大な見落としを行政も地域住民までもしていた。

 

学校がなにかあった時の避難所になっていた。

これまでの津波に影響がなかったからだ。

地元新聞の報道によると、県も「大丈夫」だといっていた。

郵便局も警察、駐在所も流された。住民の犠牲者は地区の

4割に当たる74人に及ぶ。

学校にいて児童の世話をしていた先生は11人中9人が亡く

なった。

これだけの犠牲を払ったのだから、後の人達に確実に伝えな

ければなんとする。

 

 

 

 


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