人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

大きな音楽ホールで弾くピアノ

2014-03-03 16:29:46 | 楽器

京都コンサートホールへ行けば音楽に会える。

日曜日、ある音楽研究会が発表会をやっていた。

名前はいかめしいが、教室でピアノを習っている

生徒さんたちが日ごろの練習の成果を試していた。

私自身、71歳からヤマハのフルート教室の門を叩いた

こともあって、いくつもの舞台に上がったものだ。

コンサートホールは小ホールで演奏させてもらった。

フルートがなんとか吹けるようになった3年目。男性

合唱団から伴奏を頼まれた。日本の歌が主で何とかな

るだろうと軽い気持ち引き受けた。

ところが、舞台は京都でトップクラスの演奏会場である。

いつもは客席にいて舞台を見る者が、逆の立場になる。

自分の腕も顧みずえらいことを引き受けたと日が経つにつ

れ半分後悔、半分開き直って当日を迎えた。

開場してお客さんがどんどん入ってくる。競演するバレ

エ団の小さな女の子が舞台の袖から客席を覗きこみ、大きく

つば飲み込んだ。

 

そんなことを思い出しながら、生徒さんたちの演奏に拍手した。

客席には孫の演奏を楽しむシニアも見られる。舞台では椅子から

足が床につかない幼児から、なん年もピアノを楽しんでいる学生、

年配の女性ら。

うまい、下手でなく、楽器を通じてそれぞれの音楽をつくっている。

 

プロにない世界。いいなあ。