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人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

じじいのためのソフトテニス指南続き

2011-04-09 04:43:49 | スポーツ
じじいは顔がむさくるしいかから、せめて明るい
色のシャツを着ろ。シューズも真っ白だよ。

ノロノロ歩くな。コートの隅へころがったボール
を取りに行く。みんなを待たすな。

声を出せ。さっきからずっと無音だ。

「来い!」

声をだすと、動きが軽くなる。これほんとだよ。

コートのなかを軽やかに、といっても、張り切り
すぎて、動き回るな。ほどほどにだ。

街の中で見るじじいはどうしてどぶ色なんだろう。
女房に引きずられるように歩いている。

たまにユニクロへ行け。明るい色しか置いてない。
自分で商品を選べ。

毛があってもなくてもたまに散髪へ行け。眉毛を
やたら伸ばすな。鼻毛をだすな。

「行って来るぞ」
コートへ出かけるときは元気よく、家族に声をか
けよう。一人暮らしなら位牌に云え。

その動作は合格だ。
今日は勝つぞ。




じじいのためのソフトテニス指南

2011-04-08 04:16:07 | スポーツ
同年輩とプレイするなら、頑張れ。年下とは争うな。頑張っても
勝てはしない。まず足から説明しよう。

(3月に開かれたFST大会。平均年齢は60歳以上)

年寄りのテニスの決め手は足。
年の差というより、年代に関係なく動く方が上手(うわて)。

となると、いきなりコートで動き回ることはできない。歩くこと。
バリアフリーの生活をやめること。楽な生活は足腰を弱める。

傾いた家がよろしかろう。段差の高い階段はふくらはぎを強
める。上の戸棚からものを下す。戸棚の整理をする。

(年齢は不詳)

踏み台を誤ると、骨折するかも知れない。2度とラケットを持て
ないかも。緊張感が走るから良いぞ。

どうしてもテニスで勝ちたいなら、おばさんグループに入れて
もらえ。おばさんはこちら男だと思っていない。じじい扱いだ。

でも、その足では、おばさんに勝てぬぞ。奥さんがいるなら
スーパーでの買い物を買って出よ。

蒲団の上げおろしをせよ。「おい、お茶」はやめよう。もちろん、
セルフだ。一人になってみ。なにもかも自分だ。その時のた
めに練習しておけ。テニスも強くなる。


20歳の通し矢と京都駅伝

2011-01-16 22:24:43 | スポーツ
16日の京都は小雪が舞った。三十三間堂では、新成人による弓の
引き初めがあった。晴れ着姿の二十歳の女性が清々しい。都大路を
全国から集まった女子ランナーが駆け抜けた。

三十三間堂では毎年15日に近い日曜日、「楊枝のお加持大法要」
と「大的大会(通し矢)]があり境内は、無料公開される。


この日は昨夜来の雪で市内はうっすら薄化粧。その中を弓を持った
若者が次々やって来る。


通し矢の会場は、選手と観光客でごった返していた。
堂内では、大法要が営まれていた。中の三千参百を超す観音様にお
参りする人も多い。でも、20歳を迎えた若者たちの弓をみようと、射場
は黒山の人だかり。人の背中越しにカメラを向けた。

通し矢のあと、女子駅伝を見ようと地下鉄丸太町を降りて、御所の南
側、丸太町通りで、ランナーを待った。


長い間京都に住んでいながら、恒例の駅伝を見るのは初めてだ。ブロ
グがじいさんを動かした。写真を撮るために。
トップで走ってきたのは、〈京都〉だった。強い。

「千葉がんばれ」 「北海道がんばれ」 沿道の人たちが声援を送って
いた。集団で争うこともなく、黙々ひた走るランナーには、この上ない激励で
あっただろう。そうか、この人たちのあたたな気持ちで駅伝が支えられている
のだと思った。


京都はこのまま優勝した。
写真を撮って家へ帰ると、テレビでまだ中継していた。