小説「13階段」読了。感想★★超ネタばれ注意★★…①読み終わったあとは、主人公純一が隠していた秘密がつらすぎて胸がいたくなりました。(「アヒルと鴨の-」観た時に感じたつらさに似てる。)そして南郷が感じた凶悪犯が絶えない社会への怒りと疑問が詰まった一冊です。それなのにこの読みやすさ。先が気になる止まらなさ。お気に入りの1冊となりました。②まず中盤あたりからところどころに「じつは純一が真犯人かも?」といった予想させる点をちりばめておきながら、あぁやっぱりそうだった(?)(…と、この時点では予想通りすぎてちょっと残念な感じする)と思いきや、やっぱり真犯人は別にいて。終盤の二つの格闘(純一vs佐村父、南郷vs安藤)あたりからはもう一気読み、最後まで止まりません。③結果的に振り返ると、劇中の登場人物はかなりの極悪人が潜んでいて一番嫌悪感覚えるのはやっぱ純一が殺害した佐村、そしてその父、さらに安藤オーナーと、強請りをかけていた宇津木耕平。これらの極悪人、最終的には結局佐村父以外、みんななんらかの形で殺されましたが。④心に残った文章…「あいつは更生しないよ。法律の条文に従って刑務所を出されただけだ。」「この国では凶悪犯罪の被害者になった途端、社会全体が加害者に変わるんです。そしてどれだけ被害者をいじめても、誰も謝罪しないし責任もとりません。」「現在の日本では、年間千三百名あまりの殺人者たちが逮捕投獄されるが、そのうち死刑判決を受ける者はわずか数名である。」「死刑制度を維持しているのは国民でも国家でもなく、他人を殺しまくる犯罪者自身なんだ。」⑤死刑と縁遠い我々が日々思う「日本は加害者に優しく被害者にきびしい」といった疑問に対する答え(というかその内部事情)のみならず、死刑執行する刑務官の苦悩や、死刑制度の矛盾点などががっつり組み込まれている上に、この目が離せないストーリー性。⑥南郷自ら手を下したことにより、妻との復縁やパン屋の夢が散ったのが切なかった。
お昼に甚六のお弁当をいただきました。この界隈ではテッパンのお弁当です。
古賀精肉店の佐賀牛ステーキ&ハンバーグ弁当。何度かいただきましたが何度食べても飽きず冷めても美味しい。
けっこー前だけど。某デパートで催された北海道物産展にて購入。浜形水産のぜいたく海鮮丼。
おなじく北海道物産展で購入。「道の駅なかがわ」のステーキ丼。
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