67年スウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」監督はボー・ウィデルベルイ、主演女優はピア・デゲルマルク。当時彼女の美しさにまいっちゃった人は多いはず。
私はNHKの映画劇場で観ました、随分前です。
でも、透明な美というか、とにかく圧倒的な美が目に焼きついています。
話は1989年実際に起きた不倫話、ある伯爵が妻子ある身でありながら、サーカスの綱渡りの若い女性と恋に落ち、夜逃げしてしまう。
この女性がピア。金髪がまるで妖精のようだ。
今でさえ、不倫の逃避行は大変だが、昔の話なのでますます大変だ。たちまちのうちにお金に困ったふたりは、さまよい、疲れ果て・・
もう食べるものもなくなったふたりが選んだ道、それは、一緒に命を絶つこと。
最後の方でひもじい彼女が草原の草を食べて、嘔吐するシーンが哀しい。
でもそんな哀しいシーンですら、絵画のように美しく残酷だ。
ラストは死の覚悟を決めたふたりが、森で最後のピクニックを楽しむ。
そして、花にやってきた蝶を追う彼女の美しいショットが銃声と共に止まる。
笑顔のままで・・
ほどなく2発目の銃声が静止画面に響き、映画は終わる。
ふたりの死はこの「音」でしか表現していないが、それで十分哀しい。
ディズニーの「バンビ」のママが狩人に撃たれたシーンも「音」のみで表現したように・・
音楽はクラシックの名曲が使われてました。(モーツァルトだったかな?)
とっても哀しいんだけど、何か「作ってくれてありがとう!」と言えるような上質な肌触りの美の結晶でした~~
私はNHKの映画劇場で観ました、随分前です。
でも、透明な美というか、とにかく圧倒的な美が目に焼きついています。
話は1989年実際に起きた不倫話、ある伯爵が妻子ある身でありながら、サーカスの綱渡りの若い女性と恋に落ち、夜逃げしてしまう。
この女性がピア。金髪がまるで妖精のようだ。
今でさえ、不倫の逃避行は大変だが、昔の話なのでますます大変だ。たちまちのうちにお金に困ったふたりは、さまよい、疲れ果て・・
もう食べるものもなくなったふたりが選んだ道、それは、一緒に命を絶つこと。
最後の方でひもじい彼女が草原の草を食べて、嘔吐するシーンが哀しい。
でもそんな哀しいシーンですら、絵画のように美しく残酷だ。
ラストは死の覚悟を決めたふたりが、森で最後のピクニックを楽しむ。
そして、花にやってきた蝶を追う彼女の美しいショットが銃声と共に止まる。
笑顔のままで・・
ほどなく2発目の銃声が静止画面に響き、映画は終わる。
ふたりの死はこの「音」でしか表現していないが、それで十分哀しい。
ディズニーの「バンビ」のママが狩人に撃たれたシーンも「音」のみで表現したように・・
音楽はクラシックの名曲が使われてました。(モーツァルトだったかな?)
とっても哀しいんだけど、何か「作ってくれてありがとう!」と言えるような上質な肌触りの美の結晶でした~~