シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

中途半端にしか鑑賞していない・・「暗殺の森」

2005-09-11 23:14:08 | Weblog
70年ベルナルド・ベルトリッチ監督作「暗殺の森」
この監督は「ラスト・タンゴ・イン・パリ」で問題&話題になった人。でも今見ると、「ラスト・・」のセックス描写なんか、あんまり大したことない気がする。セックスそのものよりも、「人間って寂しいな~~」ってつくづく陰鬱な気分になる映画、あまり好きとは言えない。

さて、「暗殺の森」は、主演がジャン・ルイ=トランティニャン、ドミニク・サンダ、ステファニア・サンドレッリ。

これはロードショーのとき、いきなり超小さな映画館でのたった2週間の封切りとなったしまい、何だか暗い広告にギャング映画のようなタイトルで「ふ~~ん」って感じ・・

しか~し、映画雑誌「スクリーン」に載った写真を何点か見たら「これって何かすごいんじゃない?」

でもね、未だにきちんと見てないの。深夜のテレビ放映で途中から見た程度なの。

誰か映画評論家が怒って書いてた「こんな傑作にこんなタイトルをつけて、しかもしょぼい封切り館で2週間でチョン。信じられない扱いだ」って。

原作はとっても有名らしいです。

ドミニクとステファニアが何か怪しいムードでダンスをするシーンのスティール写真がかっこよかったな~~

ストーリーは・・少年期のジャン・ルイが同性愛の教授(たぶん)に誘われ、レイプされてしまう。彼はその教授を拳銃で撃ってその場を逃げる。彼の中に「人を殺した」という意識が強く残り、長じてから熱烈なファシストになる。

なんだ~かんだ~あって、ラストで彼は少年の日に殺したはずの教授のまだ生きている姿を見て愕然とする。今までの自分の人生は何だったのか??

大声で夜の街で、教授の卑劣な行いを叫ぶジャン・ルイ。でも失った時間は二度と取り戻すことはできないのであった。

いや~やっぱり暗いね~

ファシストの何たるかも、あまりよくわかっていない私にとっては難解かしら?
でも一度通しで見てみようかな~ドミニク・サンダ大好きだったし・・

難解つながりで言えば「南海キャンディーズ」は好きです。スズちゃんは最初にパッと見た瞬間は男だと思いました。