シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

「冬のソナタ」・・超かったるい・・

2005-09-26 22:58:02 | Weblog
韓流ブームの火付け役になった「冬のソナタ」

今でもヨン様の人気は大したものらしく、失敗作と言われ本国では興行成績がかんばしくない「四月の雪」も日本ではなかなかのヒットみたいだ。

この前「チャーリーとチョコレート工場」を見にいったときも、「四月の雪」を見に来ていた人はすぐにわかりました。おしゃれしたおば様のグループ。

「冬のソナタ」は純粋であることに心打たれた方が多くいたのでしょう。すごい視聴率だったらしい。

純粋ね~セックスしない関係が純粋ってこと?純愛ってのは性的な関係はなしってこと?

でも、この「冬のソナタ」は女性のためのポルノだと思う。
映画研究部の男性の先輩たちと話していたとき、「冬ソナ」は女性用のエロだと思うと言ったら「うまいこと言うね~」とほめてもらいました。

男性にとっての「エロ画像」は、ある程度、露出しているものを定義すると思うけど、女性にとっては、その定義はかなり違ったものになる。
「冬ソナ」の中で、主人公ふたりの男女が兄妹かもしれないという展開になったことがある。彼、ヨン様だけがそのことを知っていて、チェ・ジウはそのことを知らされていない。ふたりはデートして、一晩をあるコテージで過ごす。チェ・ジウは彼を愛しているので、当然ある程度の肉体的第一種接近遭遇から第二種接近遭遇くらいは期待しているのだが、彼女が妹かもしれないと思い悩んでいる彼は、彼女に近づくことができない。

ふたりは見つめあい、彼は彼女の頬に額に優しく触れる。苦しみといとおしさの混じった表情で・・彼女は少しうっとりと、恥ずかしそうに受身の姿勢。
あ~~もっとぎゅっと触れちゃえよ!!

と思うが、彼はずっとそのまま。

彼女はキスしてほしいから、目を閉じる。でも彼はだまって立ち上がり、「じゃ、おやすみ」と隣の部屋に行ってしまう。

お~~~~!!これって女のツボにはまる「エロ」なんだよね。触れそうで触れない、近づきそうで離れる。

このツボを見事におさえて「冬ソナ」は大ヒット。

「あなた、そんなひどいこと書いて!失礼だわ!」と言われようが構いません。

ストーリー展開は超かったるく、私の好みではありませんでした。イライラするばかりで、面白さというレベルからは逸脱していました。
大体気が短いので・・

とにかく「純愛」の定義が私の感覚とあまりにもかけ離れていたので、共感ゼロだった・・かな