シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

昨日の続き・・「グリーンマイル」

2005-05-23 22:47:18 | Weblog
ジョン・コーフィーは幼い姉妹ふたりをレイプし殺害した罪により死刑を言い渡され、死刑囚として刑の執行を待つべく収監されている。
そんな彼には不思議な力があり、病人を癒すことができるのだ。

コーフィーたち、死刑囚の面倒を見ている看守たち、トム・ハンクスをはじめ、みな優しい。
ただひとりを除いてね・・

「ショーシャンク・・」のときにも出てきたけど、刑務所の看守の中には信じられないくらいサディスティックなやつがいる。犯罪者はどう扱ってもいいって感じで暴力を容赦なく加えるやつ。

自分のストレスのはけ口にもなっているのかも・・

このコーフィーの不思議な力でトム扮する看守は尿道炎が治り、所長の奥さんは脳腫瘍が治ってしまう。

トムは彼の無実を信じ始める、「神がこんな力を与えた人間に人は殺せない」と・・

実際コーフィーは無実で、トムは彼を見逃して脱獄させてやるという提案までする。しかし、コーフィーの返事は意外にも「(自分に死刑執行することで)ボスは親切なことをするんです。世界中で毎日悲しいことが起こっていて、もう自分は疲れました」

彼は神の使い・・なのか?結構善は善、悪は悪・・って感じで、悪にはそれ相当の裁きがおりるって感じもしないではない映画・・だ。
映画ファンのサイトでは紋切り型の「勧善懲悪」映画で嫌いっていう感想があったな。

善を成す存在、ピュアな魂であるコーフィーは処刑されることで肉体から解放されるってことなのだろうか?

私はスピルバーグのように「4回」も泣きはしなかった。
別に泣かなくたって「いいね」と思える作品なんじゃないかな?

なんか好きなんだよね、この映画。役者もいいし、カメラもキレイ・・

とにかく映画の宣伝で「泣けます!」ってやつはやめてくれ!
泣かない私は「へそまがり?」って思っちゃうからさ