シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

誰にもある変な趣味・・「アメリ」

2005-01-21 20:57:45 | Weblog
今日の1本は「アメリ」
01年のフランス映画、監督はジャン=ピエール・ジュネ。
この監督は「アメリ」より前に「デリカ・テッセン」ていう妙ちくりんな映画をとっています。

実は単館ロードショーでロングランしているときは「見る気がしない」映画だった。だってポスターの主人公のアメリの顔が「受け付けない」顔だったんだもの。
何かわかめちゃんカットみたいなヘア・スタイルだしね。
食わずキライってやつですな。

で、レンタルで初めて見ました。

先に見たのは相方で、「初めて、おフランスの映画をいいと思った」そして「アメリの変な趣味がちみ(君の意味)と似ている」と笑う。

アメリは幼いとき、あまり愛情表現してくれない医者の父に検診を受け、抱きしめて欲しい気持ちが盛り上がりすぎ心臓がバクバク、おかげで父親は彼女を心臓を患っていると誤診。
学校に行くこともなく、友達もなく育った彼女は空想の世界に生きる。

大人になって、自立し、カフェで働く彼女は普通に人を関わることもできるが、どこかおたくっぽいというか、引き込もりに近い精神状態で過ごしている。

そんなある日、彼女が「この生き方を変えてもっと外側へと踏み出そう」と決意するできごとが起きます。彼女はこの出来事がきっかけで、人を幸せにすることの喜びを見出し、ひとりの青年に恋をしていく・・・

物語だけ書くと、なんかネクラのお姉ちゃんの話だが、この映画がとっても好きな理由は何よりもカメラがきれいなこと、どうやって撮っているの~てくらいどのシーンも美しい。

そしてアメリのお部屋のインテリアがめちゃめちゃカワイイ!!ブタのランプが好き!インテリア好きな方、絶対に見てみて!

アメリも映画の中で観る姿のほうが、ポスターなんかよりはるかにキュート!

ところで、冒頭のアメリの変な趣味とは・・彼女は店先にある豆袋に手をこっそり入れるのが好きなのですが、私もこれと似たようなことを好んでやるのです・・それで相方は笑ったわけ。

またアメリは高い建物からパリを見て「今何組のカップルがエクスタシーを迎えているか?」を想像するのも趣味、そのときは15組想像しています。こちらの趣味は私にはありませんのであしからず