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アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

【アントニオ】J1昇格プレーオフと経営情報開示

2011年08月19日 | サッカー観戦
18日にJリーグの理事会が開催され、2012年シーズンから、J1昇格プレーオフの導入と大会方式が決定しました。
方式は、前に報道があった通りのもので、下記の通りです。

J2の1位と2位のクラブの昇格は、プレーオフなしで、決定です。
3~6位のクラブで、プレーオフを行います。

3位×6位、4位×5位で、それぞれ3位と4位のクラブのホームでゲームをして、勝者を決めます。
引き分けの場合には、順位が上のクラブが勝ちあがります。
決勝は、中立地でゲームをします。
こちらも、引き分けの場合には、順位が上のクラブが勝ちあがります。

プロ野球では、パリーグでは古くから、導入されていました。
一時行っていませんでしたが、2004年から、また導入されています。
その後、改良が加えられて、今は、クライマックスシリーズとして、セリーグでも行われています。

今回、J2で導入されるプレーオフは、かなり良く考えられていると思います。
まず、3~6位をプレーオフにしたことで、2位のクラブは3位にならないように、3位のクラブは2位に上がれるように、最後まで努力します。
そして、上位のクラブが、引き分けでも、勝ち上がれるというのは、かなりのアドバンテージになりますよね。
これで、プレーオフ圏内に入っていたとしても、その中で、一つでも順位を上げようという努力につながります。
また、7位以下のクラブでも、6位になれば、プレーオフに出られる訳ですから、これも最後まで頑張ります。

これで、J2のリーグ戦は、最後までかなり盛り上がるんじゃないでしょうか。
これまでも、J1とJ2の入れ替え戦は、チャンピオンシップが行われなくなってからは、年間を通して最も盛り上がるゲームだったと思います。
2004年に入れ替え戦で残留した柏が、次の年はバレーに6点取られて降格したというエピソードもあります。

鹿島に関係ないゲームということでは、巻き込まれているクラブには申し訳ないのですが、私にとって、一番、楽しみにしていたゲームでした。
出来ることなら見に行きたいくらいなのですが、両クラブのサポーターの席を奪ってしまうことになるので、見に行ったことはありませんでしたけれど。

J1は、18クラブで3位までにACL、16~18位は降格と、それなりに消化試合は、少なくなっています。
でも、J2の将来像では、22クラブまで増やすことを想定しています。
22クラブで、3位までに入る以外は、消化試合になってしまうのでは、集客力にも問題が出て来ますよね。

J2が22クラブになった場合には、最大3クラブの、JFLとの入れ替えも想定していますし、なかなか面白いリーグになるんじゃないでしょうか。
鹿島の立場で考えると、JFLまで落ちることもあるとなると、やっぱりJ2には落ちたくありませんね…。

私は、このプレーオフ案には、大賛成です。
やってみて問題があれば、改良すれば良いと思いますし。

さて、もう一つの話題で、2010年度のJクラブ経営情報開示が行われました。
一覧表になっているので、各クラブの特徴が分かりますね。
(PDFファイルにロックがかかっているので、Excelに貼り付けたり出来ないのが不満ですけれど…)

これで気付くのは、営業収入の合計を見ると、鹿島はJ1で2位のクラブということです。
鹿島の特徴は、他と比較して、その収入のうち、その他に分類される金額が大きいです。
これって、何が含まれるんでしょうか!?
グッズの売り上げ???メディアへの出演料???移籍金???

そして、営業費用では、選手・チームスタッフの人件費も、浦和、名古屋についで、3位です。
身の丈経営とは言いながら、かなり贅沢になってますね。
この人件費には、支払った移籍金も含まれるようなので、1月の決算までに選手の出入りが多かったですから、そのせいも、あるかもしれません。

ただし、2008年度は18.5億円、2009年度は19.1億円、2010年度は20.0億円と、年々増えています。
好成績をあげている間は、これでも良いのでしょうが、成績が悪くなって、収入が減ってしまったら、こうはいかないでしょう。

ちなみに、2008年度のヴェルディは、26.2億円でした。
この年の金額は、浦和よりも多くて、J1で堂々の1位でした。
これじゃあ、ああなっても、無理はないところでしょうか。
他山の石としなければ、いけませんね…。

それと、2010年度の平均入場者数の概数は、浦和は40,000人、新潟は30,500人、鹿島は21,000人です。
入場料収入は、それぞれ、22.5億円、7.7億円、7.5億円です。
浦和の客単価が大きいのが分かりますね。
みんな、高いお金を払って、スタジアムに行っている証拠です。

そして、J1で2位の集客力がある新潟は、鹿島の1.5倍の入場者数で同じくらいの収入です。
鹿島でも、かなり招待券を配っている日もありそうですが、新潟は…。
入場者数は、広告料にもつながるんでしょうし、難しいところですね。

2010年度に赤字になってしまった浦和の営業収入は、2008年度から、70.9億円、64.3億円、56.3億円と落ちています。
営業費用も絞って来ているのですが、間に合わなかったんでしょうね。
入場料収入だけで見ると、そこまでは落ちていないんですけれど。

それにしても、ヨーロッパの一流のリーグと比較すると、小さい規模ですよね。
ビッグクラブでなくたって、移籍金だけでも何十億円も払えちゃいますから。
Jリーグには、そんな風になって欲しくもないですけどね…。


明日は、広島戦です。
布陣については、別の記事にします。

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