ブルーノピーフル展 終了致しました。
ご来廊くださいました皆様、心より感謝いたします。
ありがとうございました。
初日と最終日、2度も山形県から在廊してくれたピーフルさんもありがとうございます。
山形県大石田町に工房を構えるブルーノピーフルさん。
手直ししながら長年焚いてきた登り窯での焼成を辞め、昨年に新しい窯を制作されました。
奥に見える登り窯と新しい窯から窯出ししているピーフルさん
4日間焚き続ける登り窯から、20時間以内で焚ける新しい窯に変更したのは、ご自身の体力への不安もありますが、自然環境への配慮、大石田町で採れる素材を活かすこともあります。
以前の窯は、焼成に赤松を使いました。
カロリーの高い赤松ですが、ヤニも多く含むため、黒煙が上がることで環境に良くないと考えていたそうです。
新しい窯は杉で焼成しても燃焼効率が良く1350度の高温に上がります。
窯の構造も面白いのですが、それはまたの機会に。
元々、土に惚れて大石田町に築窯されたのですが、可能であれば、地元の素材だけでうつわを作りたいと、釉薬に使う長石を 大石田町の山で採れる石に変えようとしたのですが、大きな登り窯では、年に1度しか窯焚きができないので、テストをすることが難しかったそうです。
新しい窯になり、小回りができるようになったので、今後は積極的に釉薬のテストもできると、2年後には、完全に大石田町産のうつわができるかもしれないから楽しみにしていてほしいそうです。
フランスから来日し、益子で島岡達三に師事して、土に出合った山形県の小さな町を愛するピーフルさん。
その夢の続きを一緒に追いかけてみませんか。
2年後をお楽しみに
次回展示も東北から2人の作家を紹介です。
詳細は明日お知らせさせていただきます。
ギャラリー樟楠