耐熱のうつわ展の名脇役、鉄の鍋敷をご紹介します。
木のボードと組みあわせた鍋敷、鉄を編み込んだ鍋敷、
そして、鉄を裂き広げた鍋敷が登場しています。
展示のお知らせに写っていたものもありますが、ボード付きは旅立ってゆきました。
鉄の鍋敷き・・・・
熱がテーブルに伝わってしまうのではと思う方も多いと思います。
そこで、鍛鉄工房PAGEONE(ページワン)の西田光男さんに聞いたところ
「鉄に熱を加えるのは、コークスの炉やバーナーの火であぶって、とても高い温度にしなないといけないのです。沸騰したお鍋の温度くらいでは、鉄の表面を温めるくらいしかできないんですよ。」というお言葉をいただきました。
手で直接持つのは危ないかもしれませんが、鍋敷として使うことには問題がないそうです。
鉄のある暮らしに挑戦してみませんか。
さて、鍛鉄工房PAGEONEで、西田さんを中心に数名のスタッフがお仕事をされています。
今回の耐熱のうつわ展は、女性スタッフに制作をお願い致しました。
先日、作業風景を見せていただこうと工房を訪ねましたが、2名いる女性スタッフの内、佳代さんはご実家に帰省中とのことで、佐藤優子さんの作業風景を撮影させていただきました。
工房があるのは、埼玉県の秩父です。
工業団地の中にあって、ペンションかと思ってしまうほど、素敵な工房です。
メインの作業場は、男性スタッフたちで、門扉などの大きな作品が制作されており、優子さんがいるのは別棟の作業スペースになります。
動物や草花など、小さめの作品を手掛けることが多いですが、真っ赤に熱して、叩いて、削ったり、溶接したりと作業内容は大きな作品と変わりありません。
鉄粉が飛び交うのでマスクとゴーグルは欠かせません
細やかな作業が多く、ハンマーの種類もいっぱいあって楽しい工房探検でした。
鍛鉄工房PAGEONEは、9月に個展も予定しておりますので、お楽しみに!
耐熱のうつわ展
2018.1/20(土)~2/4(日)
11:00 ~18:00(最終日16時まで)
火・水定休
ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1-147
TEL 048-641-9156