昨日は、井村 隆 カラクリン ワークショップ2010の開催日。ちょっと風が強かったですが 日差しも出て ワークショップ日和。室内で開催なのですが 照明が暗く 少しでも日差しが入ってくれると作業がしやすいのです。あらかじめ遅れると予約時に言っていた方以外は 開催時間に全員集合。楽しく笑いながらワークショップは開始されました。
奥様の忍さんも 笑いを交えながら 丁寧に説明してくれました。
まずは モーターと繋がる ギアボックスから作り始めます。ギアは低速にセット。4枚のギアを 入れますが、順番や数を間違えると 全く動かなくなってしまうので、教える方も 全員を気にしながら 進めます。
ギアボックスが出来ると 本体のベースになるパーツと組み合わせ、電池ボックスを取り付けます。
その後、電池ボックス、モーター、スイッチを繋ぐ 配線。ここで多い失敗は、プラスとマイナスを間違えて、前に進まず バックしてしまう事です。今回も2人ほど バックしました。
配線が終わると、一番楽しい本体の作成に入ります。タイヤ式の「ゆら~りゆらくりん」か、4足歩行の「アニマルウォーク」を選びます。今回は、初めての方も やりたい方を 選んでもらったのですが、これが今回の大失敗。やはり初めての方は、タイヤ式の「ゆら~りゆらくりん」を作ってもらうべきでした。
女性の参加者が多いので、銅線などを ニッパーで切るのにも 力が入ります。
遅れていた方も無事に到着して、皆さん黙々と作業しています。
ある程度 形が決まると、はんだごてタイム。女性の方も 最初はちょっと「ドキドキ」、慎重に作業します。しばらくすると 何とも大胆に 付け始めます。今度は見ている方が、火傷しないかと「ドキドキ」。
遅れて来た方も 完成。井村さんにお願いして、材料を多めに使わせてもらい、いっぱい飾り付けをした作品が コチラ
終了予定時間を過ぎますが、熱中している方は 真剣に作業を続けます。次第に完成する方も増えて、少し落ち着いてきたところに 見学者。なんと・ナント・何と、ジブリ美術館のスタッフが、3名も 遊びに来てくれたのです。先日の火曜日に 井村さんが、ジブリ美術館に 展示してある作品のメンテナンスに行ったときに、ワークショップがある事をお話ししたらしいのです。
ジブリ美術館スタッフに、作った作品を見せる 参加者の健輔君。
楽しいお話もあり、時間が経つのを忘れていると、残って作業をしていた3人が 完成。
9時から12時までの予定でしたが、時計を見ると…16時!3時間のワークショップが7時間に。さすがの井村さんもお疲れです。お昼もまともに食べていません。展覧会会場にも お客様が来て、慌てて飛んでいきます。
今年は材料も自由に使わせてもらい、細かい飾りまで付けられ、初めての方も 難しくて 時間のかかる 4足歩行に挑戦できました。皆さんラッキーでした。井村さんも「次回は、もう少しちゃんとせんなイカンな~」と申しておりました。
家に帰り よく考えると「自由に作るのは確かに楽しい。しかし、決められた材料と時間で しっかり考え、集中して 作りあげるのも 大切だと 思いました。 見た目の派手さや、飾り付けは 慌ててやらないで、お家に帰ってお気に入りのモノで仕上げてもらえば よかったかな」と。最後まで作っていた方達も、相当 疲れたと思います。 お腹もすいたでしょう。楽しいワークショップで、日常の生活に 疲れを残してはいけないですよね。
次回は もう少し考えて、皆さんと より楽しい時間を過ごしたいと思います。