F(t)麒麟山レーシング 女池支部の記録

夢を本気で信じたことはあるか。

ツール・ド・おきなわ2017 市民レース210km【レース編】

2017年11月12日 | 大会
■リザルト
14位 5:29:26(トップ差4m21s) Ave38.24km

■目標
・優勝を目標にやるだけやってきた
・ライバルより練習量が不足している感は否めないが、単独走での粘り、練習の質は高めた
・タフなレースの中でなんとか勝機を見出す

■作戦
・去年の落車の反省を活かして、集団先頭で動く
・国頭や奥を過ぎてのトンネルも要注意。先頭で入る
・とはいえ2回目の与那の登りからがレースなのでそこまでは省エネで
・高江以降の登りは短く必ず下りがあるのでアタックが掛かっても頂上をゴールと思ってモガキきる
・スプリントになれば僅かでも勝機はある

■レース
スタート位置はシードじゃないので最後尾。お知り合いやバン君とお喋りしながらスタートを待つ。そこにシードの岩島選手の姿も。後ろがお好みなのかな。

スタート後は右ラインからどんどん上がっていき、10分後ぐらいには先頭へ。ちょうどポールさんがアタックして行くところだった。

シクロワイヤードより

そこからは、落車を避けるために概ね10番手以内には居るようにしてローテを回していく。集団内の立ち回り方が上手ならそこまでする必要はないのだけど。おかげで、このレースでは一度も落車を見ることは無かった。サラリーマンこそ、安全が一番。去年落車した美ら海の下りを無事に通過して、忘れ物を取り戻せた気持ちになる。

シクロワイヤードより

今帰仁の辺りで、確かこの辺がスプリントポイントだったよなーと思っていたら100mの看板。ナルシマノの方が掛けて行った?ので反射的に取りに行ってゲット!!ヤッホーい、お土産ができたぜー。KNTが追いついてきて、逃げとの差が大きいと言ってくる。そうか〜みたいなことを言いつつ、まだ気付かず。集団に戻り高岡選手からおめでとーと言われ、あざす!と。さらに、知らないの?と言われ…、ここで赤面。。ま、ゴールスプリトントに向けて脚を温めたんだけどね。

与那の登りまで先頭で回していき、まず1回目のダムの登り。ペースは上がらず淡々と。ここで自分から攻める必要はまだ無い。半分近くを腕を使ったダンシングでこなす。ここで逃げとの差が2分台となり、次の与那の登りぐらいで吸収かなと考える。

シクロワイヤードより

給水を取って下りへ入り、落ち着いて後方確認すると50人くらいは居そう。そんな時になんかのキッカケでリア側のギアがスーパートップに入ってしまい空回り。シフトダウンが効かず焦る焦る。こいうい時は…ボタン長押しだっけ?やってみると復活!うおーよかったぜー。キワモノのパーツは色々と怖い。いちおうフリー変えてから、シマノの取説通りにはセッティングしたんだけど。

この距離だと、大概は1回ぐらい用足しする必要がある。自分の場合、ペースの落ちる奥を過ぎた長めの登りをポイントとして考えていたが、その手前の登りでメインどころが続々と用足しタイムに。まだ催して無かったがつられてストップして、急ぐとも 外に漏らすな 松茸の露 とする(社内の標語) 。ところが、松茸から露が出ない。焦るほど、出ない。みんな行っちゃうよー。結果、松茸は空振りに終わる。

奥の登りの後から再び先頭ローテに入り、2回目の与那の登りへ。みんな高江以降の登りに備えているのかペースが上がらない。森本さん辺りがここで一気に展開に持ち込むとも想像していたけど。淡々とした登りの中で次々と逃げメンバーを吸収して、五郎選手だけが逃げる状況に。漢である。

シクロワイヤードより

先頭付近で給水を取って下りへ。ここは有力どころはみんな心得ていて、全開で下っていき高江の登りへ繋げる動きを取る。ここ最近の沖縄は、2回目の与那と高江はワンパッケージで立ち回ることが当たり前となってきている。
ここで2つのミスを犯したことに気づく。一つはギヤの使い込み不足。使い込みが足りて無いタイヤで攻め込む恐怖感が湧いて、コーナーの度に少しだけ車間が開く。直線で脚を少し使ってしまう。上位陣と下っての最高速度は81km。後ろから追いつこうとした選手はもっと飛ばしただろうな…。さらに2つ目、ギア比不足。50×12では回り切ってしまいハムスター状態。ここら辺は空力性能の高いホイールに助けられたが、ギア比は改善すべきポイント。

高江の登りをしっかり先頭付近で入り、ペースアップに反応していく。やや辛い部分はあったが問題なくクリア。五郎選手をここで吸収。

ここからは下り基調かつ今日は追い風、集団もまだ30〜40人と大きいままなので、羽地ダムまではペースの上げ下げはありつつも集団のままだろうと考える。有銘の登りが比較的長いので、そこまで出来るだけ省エネと思って、位置を下げる。

しかし、完全に読み違えた。井上選手や高岡選手を中心として、ペースアップが断続的に掛かって、中切れのオンパレード。一回は完全に終わったと思った。もがき切ってなんとか集団復帰。しかもギアが50×12ではここでも足りずにハムスター状態(2回目) 省エネどころか完全に脚を使う結果に。

東村の平坦で生き残ったのは20〜30人ぐらいか。ここから2〜7分の登りと平坦を繰り返すのだが、登りの度に井上選手が上げていく。さらに同調するかのように高岡選手も上げていき、集団はどんどんリストラされ縮小していく。自分の脚もかなり厳しくなってきて、慶佐次の給水地点でのペースアップではほぼ限界に近いモガキを入れてケツにしがみつく。カヌチャの二つの登りはそれほど上がらず?上がった?よく分からないが、全ての筋肉を動員して食らいついた。かなり厳しい状況だが、ここまで攻撃を仕掛けてきたメンバーも相当に消耗しているはずで、粘っていれば釣り合う時が来ると信じて。





以上、シクロワイヤードより

カヌチャを下り羽地ダムまでしばらく平坦が続く。この時点で先頭12名、かなり絞られた。淡々とローテを回していき、皆が羽地に備えているのは明白な状況。そして登りに入ってジワジワとペースアップ。それに対抗できる脚は、残っていなかった。

シクロワイヤードより

トンネルをくぐったところで、トップから40秒差。単独走でひたすらゴールを目指す。ダムサイトのアップダウンがとても辛い。平坦に出てラストは追い風。なんとか40kmph以上をキープして後続に追いつかれないことだけを考える。イオンの坂を過ぎてあと数キロのあたりで後ろに選手の姿。どんどん大きくなる姿に速度差を感じて、追いつかれることが確実に。先頭をガンガン引いてきたのは小畑選手、後ろに中鶴選手。追い抜いざまに乗ろうと思ったら、小畑さん特急が思いのほか速くて乗り損ねる。一旦は千切れているから消耗しているはずなのに、ここにきてこの平地独走力は一体…。そんな姿を前に捉えつつ、僕のツール・ド・おきなわ2017は、14位という結果となった。

レース後は訳分からんテンション。


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優勝は、言う必要はないか、もう凄いの一言。あれだけ攻めてスプリントで勝ってしまうのか。森本さんも言っていたが、高江から羽地までの区間であれだけ攻めていれば隙が出てくるだろうと自分も思っていた。しかしこの結果は、ライバル達の心を折ったに違いない。しかし、諸行は無常。まずは自分を高めることが唯一無二の方法であることに違いは無い。

今回のレースで印象的だったのは、井上選手の勝ちを自らもぎ取ろうとする果敢な走り。気持ちが溢れていたし、あれだけ繰り返し攻撃できるのは物凄いフィジカル。あそこまで高めてこそ、優勝をリアルに目標にできるのだと感じた。

距離を乗ればこのレースで結果を出せる、という単純なものではない。2000~3000kmを走りこんでも高江以降で沈んだ選手も複数いる。だが、上位の選手はみな走りこんだ選手たち。自分はどうか。9月に1800km、10月は1200km、やはりボリュームの少なさが終盤の失速の要因であることは間違いない。けど、置かれた環境の中で工夫し、頑張ってきた自負はあるので、結果は受け入れられている。

限られた時間の中での練習の質と量のバランスの取り方は、とても難しいテーマであるが、いまレース後の感覚からいくと、9月10月は2000km以上の走り込み、さらに週に2度程度は高強度を入れる、それが出来れば羽地を先頭集団で越えられる、そんな気がしている。優勝できるかどうかは別の話ではあるが。

沖縄への参戦にあたっては、本当に多くの方から声援を頂きありがとうございました。アマチュア14番目の男の子として、とりあえず休憩を挟んでまた頑張って行きたいと思います。
新潟からもっともっとこの最高峰のレースにチャレンジして欲しいし、そんなメンバーと切磋琢磨すればもっと上を目指せると思う。

2017シーズン、これにて終了!ありがとうございました!!

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