F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

第23回矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック

2009年07月26日 | 大会
【スタートまで】
0410に駅南に集合だったが、やや遅れての到着。
皆さん既にパッキング作業に取り掛かっていた。すいません。。

Hashiさん車にnyoさん、ぱぱさん車にlookさんと自分が乗り込んで出発。
朝方というのと高速を利用したことで9時過ぎには会場着。
早速幕営を開始し、センターにテーブルセットを配置、その周囲にテントを配置、立派な村が出来上がった。

1stステージまで十分な時間があったので、車でコースを試走。
勾配やゴール付近の状況を把握できた。


【7/25:1stステージ 8kmタイムトライアル】

競技時間はほんの11~12分程度だが、かなりの負荷となるので、
ローラーで40分程しっかりとアップを行う。
ブラケット(≠ブランケット)や下ハン、DHなど、いろんなポジションをとり体を適応させる。

目標はトップから30秒以内、11m50s~12m00s。
できれば40秒前スタートのryo選手に追いつきたい。

皆さんの声援を受けながらスタート。
登りはやり過ごし、下りでは一気に加速するイメージ。
登り→下りとパスし平地を走る頃ぐらいから早くも脚への疲労を感じ始める。
往路で20秒前の選手を抜いて折り返す。
ここで後続との差がかなり小さいことを確認。
折り返してからの3段登りでは、脚はほぼ限界に近くギアはアウターロー。
もう止まりそうな速度まで落ちてしまう。
そして次の平地で40秒後の選手に抜かれた・・・。
立て続けに20秒後の選手にも。
折れかかる心をなんとか支えながら、ゴール直前で20秒前の選手を抜き返してゴール。
タイムは12m13s。クラス別順位は16位。下から数えた方が早いよ・・・。
トップはF田選手の10m53s。想定のタイムを大きく上回った。
その差1m20s。
総合順位争いから、あっけなく転落した。

他のメンバーは12分台~13分台で力走。
nyoさんはエアーDHを炸裂させて12m35s!!
クラスは違えど焦りのようなものを感じた。


【夜】

惨敗に終わった1stステージの結果を引きづりながらディナーに。
こういった時、心に隙間が出来て思わず酒に走ってしまうことが多い。危ない・・・
ここでメンバーに「理性」という文字を腕に書かせられる。

料理の方はnyo料理長によるダッチオーブン料理。あ~美味い。
Hashiキャップのサラダもソースとマッチして凄く美味しかった。
その他にパスタ等もあったが、食べすぎにならないように頑張って抑制。

「理性」の効果があってか、最終的にお酒量もビール2杯、ワイン1杯、芋焼酎少々に抑えられた。(抑えてない?!)

そんなディナーを楽しみながら、なんとか心の整理もつく。
 ・翌日のヒルクライムは、乗鞍に向けての練習
 ・強い選手が揃っての合同練習
 ・決してラクはしない走りに徹する
 ・翌週の枝折峠も練習。枝折峠のための調整はせず練習にあてる

2130ぐらいに就寝。



【7/26:2ndステージ 26kmヒルクライム】

0500起床。
朝御飯はパン3枚(オリーブオイル、塩、ハチミツをかける)、コーンスープ、コーヒー。
美ヶ原とほぼ同様。

昨晩の食事を抑えたつもりだったが、顔がむくんでいたことから、
少し食べ過ぎたようだった。
カラダから余分なものを出すために0620から0710までコースをサイクリング。
昨晩到着のていさんもここで集中してアップ、オーラの出方が違う。

適度に体が温まったところで、脚に負荷を覚えさせるためにローラー。
ローラーの負荷をMAXにして、インナーローからインナートップまで上げる動作を3~4回繰り返す。
インナーローの時点で感じる疲労感がいつもより高く、昨日の記憶が蘇る。
スタート前にしてゲッソリな感じだったが、今日は練習。今日は練習。唱える。

ボトルに2/3ほど基本水を入れて会場へ。
パレード走行を経てスタート。

序盤は鬼のようなスタートダッシュはなく、貧脚状態にはありがたい展開。
数キロ地点の細い農道に入る箇所から、WadaのM柳選手が先頭でペースをあげる。
それをきっかけにして、上位メンバーもいい速度で先頭を引く場面が多くなり、
県道に出る頃には10数人?ぐらいに絞られた。
県道下りパートではF田選手が低いフォームで集団のペースを上げる。
M山さんは集団最後尾をヒラヒラ~と走る。前走者との間隔は1~2台分は開ける。
余裕が違います。
自分はその後ろに金魚の糞状態。神の走りを眼球に焼き付ける。

ハーフゴール地点を過ぎて、ここからが勝負どころ。
10人程の集団で突入。
ペースは、脚にやや余裕があるぐらい。上位選手にとってはかなり余裕があったか。
M山さんは以前として最後尾でヒラヒラと省エネ走法を継続。
ただ、先頭のペースがフッと上がったときの反応は、非常に早い。
グッグッと踏んだと思ったらサ~と前に行く。集中力×脚力。

勝負区間に入った後、アタックが掛かったりペースアップしたり、
なんてことがほとんどなく、淡々と10人程で登っていく。

ふと気付く。
上位の選手はタイム差を考慮した総合争いしてるんだよな。けん制も入るわな。
ってか、今日って練習じゃなかったん?

そう自分は総合争いでは蚊帳の外。この集団にいる意味は無いことに気付いた。(遅い)
サドマゾヒストF(t)部、出動!
心地良い集団ではあったが、追い込んで何ぼの練習。
集団の先頭にススっと出て、そのペースを保っていく。
後ろは・・・差ができた。緩くなる区間で下ハンもって加速する。
勾配が急なところはブラケットで粘る。
5分ぐらい?走ったところで集団に吸収される。集団の人数は7人に減少。

脚は辛かったが、先頭4人目ぐらいに位置取り。
数分走ったところで脚が回復してきたので、再び加速して抜け出す。
緩勾配で加速、急勾配で粘る走りを続ける。
そしてまた5分ぐらい走ったところで集団に吸収。集団の人数は5人に減少。
F田選手、M山選手、よっしー選手、ryo選手、自分。

ここまでの給水ポイントでは全て補給。ほとんどは体に掛ける。
ラストの3箇所目の給水ポイント、体を冷却してから、再再度ペースアップ。
しかし、ここまで絞られたメンバーだと反応も早くなる。
間もなくして吸収。この辺りでよっしー選手が若干遅れる。
そしてM山さん、F田さん、ryoさんが次々にペースアップ。
まさに勝負どころ、しかし貧脚のため徐々に差が開いていく。
辛い、回らない、しかし気持ち良い。笑

なんとかなる。ダンスを入れてリラックス。
しかしどうにもならず3人はコーナーで見えなくなる。
ラスト3キロぐらいで後ろからよっしー選手に捕まり、なんとか喰らいつく。
限界に近くツキ位置状態。よっしー選手、ごめんなさい。
ラスト1キロを過ぎ、なんとか前に出て引くがペースが↓。
最後の激坂は再び後ろで粘る。
ラスト200m、目印の道路ミラー(1個目)が見える。
そして決めていたミラー2個目で下ハン持ってスプリント。
精彩の無い加速でゴールに突き進む。なんとかそのままゴールし4位。
よっしー選手はryo選手との差を最小限にして総合3位。
考えて走っていたようです。さすが。

他のクラスでは、なんとていさんが優勝!
頂上での笑顔は、それは素敵でした。おめでとうございました。
我らがサドマゾヒスト部リーダーのnyoさんは10位に食い込む。
レース2戦目にしてこの結果は凄い。
スタート前には食われてしまう恐怖があったが、タイム的にはなんとか面目を保てて一安心したのは内緒です。
こうやってチーム内で刺激し合えるのはとてもイイ環境だ。
他のメンバーも70分台の好記録、荒天大会中止を願っていた(苦笑)ぱぱさんも80分台でゴール。
激務が続く中での登りは辛かったでしょう・・・お疲れ様でした!



【総括】

今回のレース、自分の状態が全く掴めなかった。
1ndステージはボロボロ、2ndステージの朝までは、確実に調子が悪いと感じていたのだが、走ってみたら意外と粘れた。
調整が万全でない場合、登りでは誤魔化せるが平地では誤魔化せない、ということなのか。
2ndステージで甘えることなく追い込み、少なからず勝負に絡めたことは自信になった。

なんだかんだ言いつつ、継続してトレーニングしないと、勝てないことには変わりない。
ヒルクライムの場合、普段のトレーニングで結果はほぼ決まってしまうのだから。

今回はキャンプだったが、キャンプをすると翌日結果が出ないことがあったので(飯田)
ちょっとビクビクしていたけど、睡眠時間を多く取ったのが良かったのか。
あるいは酒量を抑えたのが良かったのか。
朝にフローラーが出来ないのは残念だが、¥を考えるとメリット大。
なにより楽しい。今後も積極的に利用しよう。

メンバー的にヤバイな思ったけど、
予想通り楽しい遠征になった。皆さん、ありがとうございました。
Hashiキャップのいじられっぷりが最高でした♪