イタリアより

滞在日記

ポルトヴェーネレへの行き方(ラ・スペツィアからバスに乗って)その1.

2014年08月29日 | ポルトヴェーネレ

ポルトヴェーネレの景観


ジェノヴァから出立してチンクエテッレなどのリグーリアの海岸巡りをしたのは、一昨年2012年12月のことでした。季節外れのリヴィエラ海岸なんて、日本海と同じとちゃうん?と内心思いはしましたが、でもお天気にさえ恵まれれば、十分に景色は楽しめて、さすが世界遺産の景観だと、その時の写真を眺めれば、遠路はるばるやはり訪ねて良かったと思います。カモッリの町で知り合った日本のご夫婦や、とうとう記事には綴らないままだったマナローラで一緒になった愉快な韓国の男の子達との束の間の交流など、思えば印象深いのは、人との出会いがあった町や村なのでした。


左がサン・ピエトロ教会

右方向には、バイロンの洞窟がある


この辺りの地域は、観光本にも掲載されているので、周遊するのはさほど難しいことはないのですが、先日ある「旅の掲示板」で、ラ・スペツィアからポトルヴェーネレへバスで行く時の情報がないと書かれているのを目にして、そういえば、確かにな・・・私が行った時も事前の下調べは出来なくて、観光案内所と地元の人に聞きながらバス停を捜したことを思い出しました。2年前のことでは、もう情報は古くて今更UPしても役には立たないですが、ひょんなことから、2014年8月末現在も、バス停は変わらず“そこ”にあることが分かりました。更には、ちょっと不思議なことも・・・(^^;)

なので、ラ・スペツィアからバスでポルトヴェーネレへの行き方(バスの停留所情報)を書いておこうと思います。私も一人旅をするにあたって、ネットから沢山の情報を頂きました。どんなに助かったか分かりません。少しでもお返しが出来ればと思います。2014年8月末現在有効の、先ずは以下が乗車するバスの停留所への行き方です

■鉄道駅「ラ・スペツィア」からポルトヴェーネレへ行く時のバスの乗り場



1.鉄道駅「ラ・スペツィア」は、道路から少し高い所にあります。昔は城壁だったのでしょう。下車したら駅を背にして左端の階段を降ります。駅前の道路は「フィウーメ通り」(via fiume)といいます。その道路と交差する「ミラノ通り」(via Mirano)へ進みます。なお、駅構内にタバッキがありますので、切符は往復買うといいです。ポルトヴェーネレのタバッキは閉まっていることがあります。2014年8月末現在、一人一回券で3ユーロです。



2.ミラノ通りです。見どころも愛想もないですが、この道路を山側に向かって直進します。



3.ミラノ通りを歩いて四つ目の交差点を左折します。その大きな道路はコルソ・カヴール(Corso Cavour)と言いますが、「Corso」とは、市内の商店などが立ち並ぶ大通りのことを意味し、まさにその名の通り沢山のお店が並んでいて、ここから始まるエリアが、ラ・スペツィアの町の中心になるのだろうと思います。



4.コルソ・カヴールをまっすぐ歩いて行きます。前述したように、この通りにはタバッキをはじめ、洋服店や電気店や本屋さん、ジェラート屋さんなど地元のお店が建ち並んでいます。日本と違うのは、どこにもコンビニや飲料水の自販機がないこと。何だかとても潔い感じがして、これが本来の町のあるべき姿かもなぁと思いながら歩みを進めたことを覚えています。なお、両サイドの並木は、オレンジの木らしくて、一昨年の冬も黄色いボールのようなおみかんが実っていました。



5.いよいよバスの停留所です。コルソ・カヴールを、大きな交差点も含めた角、5つ目を右に曲がると、道路は「ガリバルディ通り」(Viale Giuseppe Garibaldi)になります。この少し先、靴屋さんの並びにある停留所が、ポルトヴェーネレ行きのバスに乗車できるバス停「ガリバルディ」です。



6.上記がバス停「ガリバルディ」です。この町は、碁盤の目のようになっていて、この場所もコルソ・カヴールとガリバルディ通りが交差していることが分かれば理解は簡単なのですが、いかんせん、初訪問の町故に不案内な者からすると、このバス停は駅から結構遠い上に、通りすがりの人に聞いても皆一様に首をかしげ、それどころか、イタリア人にありがちな、「あっちだ、いや、こっちだ」と親切に教えてくれるのはいいのだけれど、どれも正確ではない情報提供・・・一体どっちやねんっ



このバス停「ガリバルディ」までは、駅から徒歩約10~15分、距離にすれば750~800メートルくらいでしょうか。簡単に書けば上記になりますが、実はこのバス停「ガリバルディ」は、正式なバスの時刻表には載っていないのです。あっらーっこの不思議~世界中の旅行者が世界遺産の港町ポルトベーネレへ鉄道駅からバスで向かうのに乗車するバス停が、何故に時刻表に掲載されていないのか、私は気になって気になって仕方ありません。あれから二年経って突如わき上がった大いなる疑問~へぇ~そうなん?そりゃないと思うけどなぁ~etc“不思議発見!バス停「ガリバルディ」”次回は、この素朴な疑問解明に挑戦したいと思います(*^_^*)

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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とてもすてきな場所だと聞いて (なおこ)
2014-08-31 05:06:54
わたしもいつかぜひ行きたいと考えています。観光客が多いのは苦手な夫を説き伏せるのは難しそうなので、一人で電車で行くとすると、わたしもかずさんのおかげで助かります。本当は地元の観光案内所や市町村がこういう情報もきちんと載せてくれるといいのですが、車で来るものと見込んで、情報が不足する場合もあるので、かずさんの情報がきっと多くの方のお役に立つことと思いますよ。
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なおこさんへ (kazu)
2014-09-01 00:03:27
なおこさん、こんばんは。はい、ポルトヴェーネレはやはり世界遺産に指定されているだけのことはあって、素晴らしい景観でした。オフシーズンに行ってもそんな風に思いましたので、季節のもっと良い頃を選ばれると感動もひとしおだろうと思います。是非お尋ねになって下さい。

ほんとになおこさんが言われる通りですね。もっとも案内所で聞けば、ちゃんと教えてくれましたが、この停留所が時刻表に載っていないのでちょっと混乱しました。場所も駅から結構歩くようになるので、バス停の行き方だけでも書いた簡単な地図でも貰えたらなっと思いました。観光シーズンは船で廻る人たちも多いし、私の主観なのですが、元々バスはポルトヴェーネレの村の人たちがラ・スペツィアの町に出る時に使う、正しく足になっていて、観光客の利便性なんてさほど考えていないのかもれませんね。親切な市町村も勿論あるし、イタリアはほんとにいろいろですね。
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Unknown (みのり)
2014-09-04 15:07:40
こんにちは
久しぶりに覗いたら更新が!
凄いですね、
こんな詳しい案内が写真付きであったらほんとに助かりますね。
方向音痴なので日本でも観光地図見ても分からないことがよくあります、私。ましてや外国ならなおのこと。
個々に行かれる皆さん、これで、よく分かられますね。

それとアルファ君に似た動画、家族で大笑いしました。
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みのりさんへ (kazu)
2014-09-06 19:28:03
こんばんは。お返事が遅れてすいません。ご無沙汰していますが、お元気でしたか。ほんとに急に思い立っての更新です(笑)私も方向音痴の地図の読めない女ですので、一人旅は苦労の連続です。地図は訪ねたあとで、へぇへぇそうだったんかといろんな位置関係を思い知ります。
今回の場所もどなたかのお役に立てば嬉しいです。

あっアルファを見て頂いたのですね。もう主人と似ている似ている、と大いに盛り上がりました。ゴールデンレトリーバー犬は特に食いしん坊だから、ひたすら食べるあの姿は、犬種をご存知の方は共感されることと思います。いつもありがとうございます(^^)
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