サンマリノ共和国リベルタ広場の“自由の女神”
アメリカの自由の女神よりも古く、いや、歴史があって
レプリカではなく本物です
レプリカではなく本物です
彼女こそ本家「自由の女神様」!
2014年12月26日のことでした。フィレンツェからボローニャに移動して、サンマリノ共和国へ行きました。駅からはバスに乗って山の頂きへ上がって行くのですが、到着した時は、町は霧にすっぽり覆われていてがっかりさせられました。オフシーズンのこの時期だけに,観光客もほとんど居ず、何とも居心地が悪いというか、寂しいというか・・・それでも折角来たのだからと、気を取り直して町の散策を開始すると、天は遠来の客を哀れんだのか、雲をかきちらし、霧も少しづつ被いを脱がし初めてくれました。
楽隊の歓待も受けて♪
三つの塔を回り終えた頃には、青空が広がって、すっかり嬉しくなりました。旅先で雨に祟られることほど情けないことはありません。そんなサンマリノへの訪問でしたが、この小さな国は、行くのは時間がかかるものの、観光はきわめてコンパクトにあっという間に済んでしまいます。シーズンなら、今よりももっと出店はあってイベントも盛り沢山なのでしょうけれど、いかんせん、クリスマスの翌日とあっては、仕方ない。
少しづつ観光客もやって来て…
それでも、晴れ間が出始めると、観光客も少しづつ増え始めて、さすが世界遺産の国だけあると独りごちたのでした。塔も全て回ったし、町の散策も終了したので、次はロープウエイに乗って、景色を楽しもうと思いました。あれほど霧に覆われていた空も回復して青空が広がっているし、山のお天気は、いつ何時変わるか分からない。そう考えて、早々にロープウェイの乗り場に直結している建物に入ったのですが、なんと乗車口が見当たらないのです。
この建物の中に入ってロープウエイに乗る・・・はず
私一人がこの建物内でウロウロ。何度も出たり入ったりしましたが状況は変わらず、半ば諦め掛けたとき、一組の家族が入って来て、ロープウエイはどこから乗るのかと聞いて来ました。この建物内だと思うけれど、分からないと、というと、彼らもあちこちの扉を開けようとしたり、中にあるトイレをのぞき込んだりしていましたが、やはり乗り場は不明です。おかしいこともあるものだと互いに顔を見合わせましたが、その時、閉じられていたドアが開いたのです。えーっここ?
やっと現れた乗降口
それまでは押しても引いてもびくともしなかった扉ですが、どうもロープウェイが下から上がって来た時に、自動で開くようになっていたらしく、安全のためだとやっと合点がいったのでした。シーズンではここに沢山の人が並んで順番を待つのだろうけれど、ロープウエイが動いている以上、誰か一人でもここに係の人が居るか、案内表示でも出して置いてくれればいいのに。
ドアの向こうにロープウエイの乗り場がありました
こうして、やっとロープウエイに乗ることが出来たのですが、着いた先で、思いがけず、観光本にも載っていない地元の人が通うオステリアを見つけることになったのでした。ロープウエイに乗るのを諦めなくて良かった-!押してもダメなら引いてみな、それでもダメなら待ってみよ~私の旅の鉄則に加えねばならない格言がこうして又一つ増えた瞬間でもありました(^^)。
閑話休題。それにしても、分かりにくい入り口ですね。今は何か前に書かれていることを祈ります。それにしても、待ってねばったかいがあってよかったですね。続きが楽しみです♪
そうそう、私もなおこさんに同感!ルノアールの裸婦像なんて、二段腹、三段腹してますもんねぇ、私もこれが本当の女性の身体だと声を大にして言いたいです(^^)あっ本題に入りますと、なおこさんが仰るとおり、この入り口から入っても、中は壁と開かないドアで囲まれただけの建物で、ほんとに参りました。何人かのカップルは諦めて出ていきましたが、「このドアの前で待て」とか「並んで下さい」くらいの表示は欲しかったです。でも待てば開く時が来る、でした!