「スド・エスト」のローカル列車
オートラント駅にて
2022.12.23撮影
レッチェ駅を発車後、切符の表示にもあるように「ゾッリーノ駅」で降りて乗り換えますが、この電車で間違いがないか不安な場合は、一緒に乗る人に聞くと安心です。私は、いつも列車番号を確認するのですが、それでも心配になった際には尋ねるようにしています。
レッチェ駅に時刻通り到着した列車
この電車に乗りました
2022.12.23撮影
その時は、目的地がオートラントである為に、つい「この電車はオートラントに行きますか?」と聞きそうになりますが、相手によっては「行かないよ」とそっけなく返答されることがあります。その通り、確かに「オートラント」には行かないのですが…
「ゾッリーノ駅」で最初の乗り換え
このあたり、もう少し気を利かせてくれたら…いやもとい、自分の聞き方が悪いわけで…この場合、切符を見せて「ゾッリーノ駅に行きますか」と尋ねるのが正確な回答を得られる質問です。当たり前なのですが、実はこれはイタリア旅に行き始めた頃の私の失敗談で。。。見事に乗り損ねました。目的地に行くには直行便がなく、乗り換え必至だったのに…一言、乗り換えが必要だよ、って言ってくれたら良かったのに…と今でもウジウジ思い出します。
「マリエ駅」で二度目の乗り換え
「スド・エスト」の遅延は日常茶飯事で、時には列車が端折られたり、突然代替バスの移動にされたりと評判は今一つだと聞いていましたが、私もその洗礼(ブログタイトル:❛笑って受け入れる❜inオートラント)を受けました。この時の教訓は、「乗車している人たちと一緒に行動する」こと。出来れば自分が「オートラントへ行く」のを知ってもらうこと。そうすると、何かあった時、必ず気に掛けてもらえます。
乗り換えたつもりだった列車…
私たちを降ろすと
無人で発車してしまいました
実は、ゾッリーノ駅に止まっていた上記の写真の列車に、案内通りわたしたち乗客は乗り換えました。この列車で「マリエ駅」に行くはずだったのです。ところが、係員が車内に入って来て、この列車はゾッリーノ止まりになったから降りろというのです。仕方なく全員がゾロゾロ降車することになりましたが…
こんなイチシアティブを取る人も現れて
乗客一同妙な連帯感が生まれました
私も声を掛けて貰って降りたのですが、しばらくすると列車は無人で発車してしまいました。他の皆さんとは少し離れた席に座っていたものの、明らかに観光客然とした、それも平たい顔族の乗客がオートラント大聖堂の写真を眺めていた為、ある意味目立っていたのでしょう。一人の男性がわざわざ席までやって来て、この成り行きを教えてくれました。
オーラント駅到着
2022.12.23撮影
次の乗換駅「マリエ駅」では
列車の到着を少し待ったものの
トラブルなく乗り換えられ
結局
当初の予定より2時間近く遅れて
オートラントに着きました
赤信号、皆で渡れば怖くない、という冗句がありますが、まさにその通り、こんなトラブルに見舞われた折には、初対面の他人でも皆と居れば連帯感も生まれ、助けても貰えます。これ以降、ゾッリーノ駅では1時間半余り乗り換えの列車を待ちましたが、オートラントの町を散策中、この時にご一緒した人に出会うことが度々あって、お互い笑顔を交わすようにもなりました。
-続く-
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