窓を開けたらー☆
ジェノヴァから普通列車で、約40分リグーリア州の海岸にある「カモッリ」という町に着きました。日本ではまだそれほど知られていないこの町に私が来たかった理由は、クリスマスイブの今日、この港からサン・フルットゥオーゾ修道院に船が出ると知ったからでした。
海の中のキリスト
この修道院は小さな島にあって、その海の底にはキリストの像が沈められています。この海で亡くなった人たちの霊をなぐさめるためなのだそうです。私はキリスト教徒ではありませんが、この話をずっと以前にテレビで知って行ってみたいと思うようになりました。
テラスの水鳥
ところが、ホテルにチェックインしたときに、フロントに聞けば、お天気が悪いので今日は多分船は出ないと言われてがっかりです。外は確かに雨が今にも降り出しそうだし、海も荒れ気味。私自身もその修道院に行ける確率は低いことを承知の上でここに来たので、仕方のないことなのですが、それでもどうしても諦めきれないのです。
岸壁にたたずむ私…ってそれはないっか^^;
町を散策したついでに、この町にだってインフォメーションはあるだろうと探してみたところ、ホテルから東の海辺に船の切符売り場を見つけました。そして受付の女性に尋ねると、どうも午後4時に一便船が出る予定らしいと分かりました。今、カモッリは午後3時、もう少ししたら出かけてみようと思います。お天気は相変わらずどんよりしているし、海も波がある、この予定もお天気次第で中止ということになるかも知れませんが、ダメ元です。
えっ?アルファ?
散策中に見つけたカモッリのゴールデン・レトリーバー犬。駆け寄ってほおずりしたり、なで回しました。見るからに男の子です。彼、じっとされるがままでしたが、何だか迷惑そうでした。ごめんなさい。それでは行って来ます。
ゴールデンちゃんは、ムッ!としたお顔がまた可愛い♪
海の中のキリスト像、ほんとに冬の海で寒そうですよね。夏はダイビングスポットになっているらしいのですが、でも、このお話を来て、私は涙がでそうでした。この町は船に携わる方達が多いので海難事故も沢山起こるだろうし、そんな犠牲者の魂を慰めるためにって…鐘楼流しのようなこともするらしいですよ。
ふふふ、ゴル君、久しぶりに触りました。匂いもかがせて貰いましたが、飼い主さんはきっと不審なヤツ、と思われたかも知れません。今にもゴル君、連れて帰りそうでしたもん、私。リードも持ってきてるなぁ(笑)ジェノヴァではぷう君に似た色の白いゴールデンも触らせてもらいましたよ。ぷう君…アルファ~って心の中で呼びかけてました。ちなみにこのちょっと無愛想な子はアルファですね(^^)