クラブW杯の鹿島は、2戦目のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)を2-0で破り、準決勝へ進んだ。チャンピオンシップから続いているタイトな試合の鹿島は、レギュラーを固定しないでこなしている。
前半はサンダウンズが10本のシュートに対して、鹿島は0本という劣勢だった。サンダウンズの枠へのシュートは曽ケ端がとめたし、多くはディフェンスに費やす耐えるサッカーだった。鹿島はペナルティーエルアへの侵入は1~2度ぐらいあったが、シュートに至らず攻撃のリズムがつくられなかった。
サンダウンズは小柄な選手が多く、ていねいにパスを繋ぐサッカーだったこともあり、あわてないで何とかしのげたという状況だった。
後半は鹿島の動きに活気が出て、ペースを握りながら進んだ。サンダウンズは相対的に前半のようにボールを回せなくなった。16分、FW赤崎が右サイド深く持ち込んで逆サイドにマイナスボールを出した。それをFW土居がヘッドで中央へ折り返したのを、遠藤が走りこんで決めた。
そのまま鹿島は好調な動きを維持して、終了間際の43分に遠藤が右サイド深くに持ち込んで中央に出したのを、走りこんだ金崎が決めた。
2得点とも速攻から、サイドからクロスという同じパターンの攻撃できめた。チームの得点パターンの決め事通りなのだろうが、見事なものだった。しかも得点選手は交代で投入された選手である。
後半ののシュート数は、鹿島7本、サンダウンズ3本だった。
アフリカはトップクラスの選手は、ヨーロッパのクラブに所属していることもあり、勝ち進むことは難しい。昨年も広島がアフリカ代表のエジプトのクラブに勝利している。
■ チョンブク(全北)敗れる
16時からあったチョンブク(アジア代表、韓国)-クラブ・アメリカ(北中米代表、メキシコ)を見た。
前半立ち上がりからチョンブクが攻撃的で優位に進めた。動きの良さ、攻撃的な進め方に並々ならぬ勝利への執念を感じさせられた。とくにアメリカの得点源の選手には終始密着マークをして、ほとんどプレーをさせないぐらいの徹底ぶりだった。
しかしチョンブックのワンサイドではなく、アメリカもたびたびペナルティエリアに侵入した。しかしチョンブクはディフェンスのブロックは堅く得点させない。
アメリカはボールテクニックが優れている。スピードに乗ったドリブ、よくコントロールされた正確なライナーの中距離のボールは特徴的だ。そのため個人の力とともにピッチを広く展開していた。
試合が動いたのは23分、チョンブクが左深く入り中央へスピードのクロスを入れてシュートを決めて先制した。100人ほどのチョンブクの応援は大いに沸き立った。
前半は、攻撃的なチョンブクと冷静とも思えるようなペースを保つアメリカの、一進一退で終わった。
後半もチョンブクの堅い守りと速いボールへの寄せでアメリカは攻めあぐねた。ところがアメリカが繰り返していた縦への中距離のパスが、左バイタルエリア付近で受けて中央へパスを出したのを走りこんだ選手がヘッドで決めた。13分。
これはチョンブクの硬いディフェンスが、一瞬手薄になったすきを見逃さずにした素早い攻撃だった。技術の正確さと戦況を見てチャンスにしていく戦術の高さは、メキシコリーグの水準の高さを感じさせられた。
チョンブクが組織性は維持しつつも、前半のボールへの寄せの速さなど低下してきた。安定して戦っているアメリカはコーナーキックを得た。28分、それをロメロがヘッドで決めて、逆転した。エースであるロメロが2得点。
その後一進一退のの攻防が続いたが、2-1でアメリカの逆転勝利で終了した。
チョンブクは組織的であり、ディフェンスを固めながらも攻撃的サッカーを展開した。それを可能にするぐらいコンデションがよく、勝利への執着を持っていたように見えた。
しかし対アメリカに対する戦い方としては激しさだけではなく、中盤からの展開、あるいは緩急のリズムを変える等の戦術の幅が必要のように思えた。
アジア(ACL)の決勝であるアルアイン(UAE)のホーム&アウェーの2試合を見たが、勝利への意欲を感じさせる激しいプレーだった。激しいコンタクトプレー、ファルをもらうプレー等が多く、とくに2試合目は荒れた試合といった感じだった。関係者は燃えるかもしれないが、見ている側に面白さが伝わってこない試合だった。アジアのサッカーの特徴であるとすれば、その方向性にはぼくは疑問を感じている。
*この試合は、吹田スタジアム(ガ大阪のホーム)でおこなわれた。鹿島は開催国枠で出場している。次の試合の準決勝は14日19:30から南米代表のアトレチコ・ナショナルとおこなう。
放送はこれまでBS日テレでおこなわれており、14日は地上波日テレで放送される。
15日はレアル・マドリードVSクラブ・アメリカの準決勝が日産スタジアムで行われる。
前半はサンダウンズが10本のシュートに対して、鹿島は0本という劣勢だった。サンダウンズの枠へのシュートは曽ケ端がとめたし、多くはディフェンスに費やす耐えるサッカーだった。鹿島はペナルティーエルアへの侵入は1~2度ぐらいあったが、シュートに至らず攻撃のリズムがつくられなかった。
サンダウンズは小柄な選手が多く、ていねいにパスを繋ぐサッカーだったこともあり、あわてないで何とかしのげたという状況だった。
後半は鹿島の動きに活気が出て、ペースを握りながら進んだ。サンダウンズは相対的に前半のようにボールを回せなくなった。16分、FW赤崎が右サイド深く持ち込んで逆サイドにマイナスボールを出した。それをFW土居がヘッドで中央へ折り返したのを、遠藤が走りこんで決めた。
そのまま鹿島は好調な動きを維持して、終了間際の43分に遠藤が右サイド深くに持ち込んで中央に出したのを、走りこんだ金崎が決めた。
2得点とも速攻から、サイドからクロスという同じパターンの攻撃できめた。チームの得点パターンの決め事通りなのだろうが、見事なものだった。しかも得点選手は交代で投入された選手である。
後半ののシュート数は、鹿島7本、サンダウンズ3本だった。
アフリカはトップクラスの選手は、ヨーロッパのクラブに所属していることもあり、勝ち進むことは難しい。昨年も広島がアフリカ代表のエジプトのクラブに勝利している。
■ チョンブク(全北)敗れる
16時からあったチョンブク(アジア代表、韓国)-クラブ・アメリカ(北中米代表、メキシコ)を見た。
前半立ち上がりからチョンブクが攻撃的で優位に進めた。動きの良さ、攻撃的な進め方に並々ならぬ勝利への執念を感じさせられた。とくにアメリカの得点源の選手には終始密着マークをして、ほとんどプレーをさせないぐらいの徹底ぶりだった。
しかしチョンブックのワンサイドではなく、アメリカもたびたびペナルティエリアに侵入した。しかしチョンブクはディフェンスのブロックは堅く得点させない。
アメリカはボールテクニックが優れている。スピードに乗ったドリブ、よくコントロールされた正確なライナーの中距離のボールは特徴的だ。そのため個人の力とともにピッチを広く展開していた。
試合が動いたのは23分、チョンブクが左深く入り中央へスピードのクロスを入れてシュートを決めて先制した。100人ほどのチョンブクの応援は大いに沸き立った。
前半は、攻撃的なチョンブクと冷静とも思えるようなペースを保つアメリカの、一進一退で終わった。
後半もチョンブクの堅い守りと速いボールへの寄せでアメリカは攻めあぐねた。ところがアメリカが繰り返していた縦への中距離のパスが、左バイタルエリア付近で受けて中央へパスを出したのを走りこんだ選手がヘッドで決めた。13分。
これはチョンブクの硬いディフェンスが、一瞬手薄になったすきを見逃さずにした素早い攻撃だった。技術の正確さと戦況を見てチャンスにしていく戦術の高さは、メキシコリーグの水準の高さを感じさせられた。
チョンブクが組織性は維持しつつも、前半のボールへの寄せの速さなど低下してきた。安定して戦っているアメリカはコーナーキックを得た。28分、それをロメロがヘッドで決めて、逆転した。エースであるロメロが2得点。
その後一進一退のの攻防が続いたが、2-1でアメリカの逆転勝利で終了した。
チョンブクは組織的であり、ディフェンスを固めながらも攻撃的サッカーを展開した。それを可能にするぐらいコンデションがよく、勝利への執着を持っていたように見えた。
しかし対アメリカに対する戦い方としては激しさだけではなく、中盤からの展開、あるいは緩急のリズムを変える等の戦術の幅が必要のように思えた。
アジア(ACL)の決勝であるアルアイン(UAE)のホーム&アウェーの2試合を見たが、勝利への意欲を感じさせる激しいプレーだった。激しいコンタクトプレー、ファルをもらうプレー等が多く、とくに2試合目は荒れた試合といった感じだった。関係者は燃えるかもしれないが、見ている側に面白さが伝わってこない試合だった。アジアのサッカーの特徴であるとすれば、その方向性にはぼくは疑問を感じている。
*この試合は、吹田スタジアム(ガ大阪のホーム)でおこなわれた。鹿島は開催国枠で出場している。次の試合の準決勝は14日19:30から南米代表のアトレチコ・ナショナルとおこなう。
放送はこれまでBS日テレでおこなわれており、14日は地上波日テレで放送される。
15日はレアル・マドリードVSクラブ・アメリカの準決勝が日産スタジアムで行われる。
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