ロシアW杯は、イタリアの名の消えた大会になる。なんということだ。オランダもいないし・・・。
W杯常連国のイタリアがプレイオフにまわったのに驚いていたが、アウェーでスウェーデンに1-0で敗れ、出場が危状況になった。ヨーロッパサッカーを細かくチェックしていないので、イタリアの試合を自分の目で確かめてみたかった。
BSでライブ放送を見るために、9時にテレビに向かい合った。何としても2点以上取って勝利をしなければならないイタリアは、攻撃的に展開する。立ち上がりはスウェーデンも反撃したが、前半の半ばからは、ほとんどスウェーデンエリアで進んだ。
スウェーデンは劣勢に立ちながら中央をブロックでかため、イタリア選手がボールを持つと前線から厳しくデュエルにいった。
イタリアは中央からミドルも含めて再三シュートをしたが、得点に至らない。イタリアは前半圧倒的にボールを支配し(70%ぐらい)攻撃し続けたが実らない。攻撃が単調だからのようだ。前線へロビングあるいはライナーで送り、ミドルも含めてシュートを打つ、その繰り返しが多かった。
それに対してスウェーデンは、ディフェンスに集中してほとんどの選手が自陣へ引くことが多い。しかしイタリアが嵩(かさ)に懸かる攻撃で、スウェーデンが防戦一方には見えなかった。それは前線からデュエルをして奪う、あるいはシュートでもフリーでさせないことが多い。それに身長の高い選手が多いスウェーデンは、空中はほとんど優位だった。
後半は、一層イタリアの一方的攻撃のように進んだ。時にはスウェーデンがボールを奪うも枚数が足りずに得点の匂いさえしないぐらいだった。イタリアは3人の交代枠を早くに使い果たしたぐらい事態の打開をしようとしたが、攻撃が単調だった。
攻撃のテンポを変えることはなく、ドリブルで突破を図ることもない、サイドからが少なく縦からの攻撃をし続ける。枠内のシュートも6本あったし、キーパーの好セーブに阻まれもした。
こうしたイタリアの戦いに対して、スウェーデンはブロックでペナルティーエリアを固める組織性
を崩さず、その選手の集中の途切れない試合に驚くばかりだった。
インジュエリータイム5分ではキーパーも攻撃参加するも、イタリアにとって無念の笛が鳴り響いた。ミラノのスタジアム、イタリア国民、そして選手監督等スタッフの無念さと悲しさはいくばくか、想像がつくというものだ。
こうして58年から60年続いたW杯出場は途絶えた。優勝4回しており、ブラジル、アルゼンチン、ドイツといった常連国だったイタリアのいない大会は、淋しい。
一方にスウェーデンは、イタリアの戦術と選手の特長をもとらえて、その良さを消すことに徹した集中力の高さで勝ち取ったW杯出場は称賛されよう。
先日のブラジル―日本戦を見て間がないだけに、世界のサッカーは変化していることを思い知らされた。なぜかハリル監督のやろうとするサッカーは、最先端のものではないのか、と頭を駆け巡っているのだ。
*イタリアのシュート数は23本で枠内は6本だった。(16日加筆)
W杯常連国のイタリアがプレイオフにまわったのに驚いていたが、アウェーでスウェーデンに1-0で敗れ、出場が危状況になった。ヨーロッパサッカーを細かくチェックしていないので、イタリアの試合を自分の目で確かめてみたかった。
BSでライブ放送を見るために、9時にテレビに向かい合った。何としても2点以上取って勝利をしなければならないイタリアは、攻撃的に展開する。立ち上がりはスウェーデンも反撃したが、前半の半ばからは、ほとんどスウェーデンエリアで進んだ。
スウェーデンは劣勢に立ちながら中央をブロックでかため、イタリア選手がボールを持つと前線から厳しくデュエルにいった。
イタリアは中央からミドルも含めて再三シュートをしたが、得点に至らない。イタリアは前半圧倒的にボールを支配し(70%ぐらい)攻撃し続けたが実らない。攻撃が単調だからのようだ。前線へロビングあるいはライナーで送り、ミドルも含めてシュートを打つ、その繰り返しが多かった。
それに対してスウェーデンは、ディフェンスに集中してほとんどの選手が自陣へ引くことが多い。しかしイタリアが嵩(かさ)に懸かる攻撃で、スウェーデンが防戦一方には見えなかった。それは前線からデュエルをして奪う、あるいはシュートでもフリーでさせないことが多い。それに身長の高い選手が多いスウェーデンは、空中はほとんど優位だった。
後半は、一層イタリアの一方的攻撃のように進んだ。時にはスウェーデンがボールを奪うも枚数が足りずに得点の匂いさえしないぐらいだった。イタリアは3人の交代枠を早くに使い果たしたぐらい事態の打開をしようとしたが、攻撃が単調だった。
攻撃のテンポを変えることはなく、ドリブルで突破を図ることもない、サイドからが少なく縦からの攻撃をし続ける。枠内のシュートも6本あったし、キーパーの好セーブに阻まれもした。
こうしたイタリアの戦いに対して、スウェーデンはブロックでペナルティーエリアを固める組織性
を崩さず、その選手の集中の途切れない試合に驚くばかりだった。
インジュエリータイム5分ではキーパーも攻撃参加するも、イタリアにとって無念の笛が鳴り響いた。ミラノのスタジアム、イタリア国民、そして選手監督等スタッフの無念さと悲しさはいくばくか、想像がつくというものだ。
こうして58年から60年続いたW杯出場は途絶えた。優勝4回しており、ブラジル、アルゼンチン、ドイツといった常連国だったイタリアのいない大会は、淋しい。
一方にスウェーデンは、イタリアの戦術と選手の特長をもとらえて、その良さを消すことに徹した集中力の高さで勝ち取ったW杯出場は称賛されよう。
先日のブラジル―日本戦を見て間がないだけに、世界のサッカーは変化していることを思い知らされた。なぜかハリル監督のやろうとするサッカーは、最先端のものではないのか、と頭を駆け巡っているのだ。
*イタリアのシュート数は23本で枠内は6本だった。(16日加筆)
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