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絵本と児童文学

絵本と児童文学、子ども、保育、サッカーなどの情報を発信する

自転車はゆっくり乗る

2006-11-28 20:54:28 | 子どもからの発見
■ 自転車はゆっくりと
 海は6歳前の10月頃から、自転車の補助輪をとったのを乗れるようになりました。家の前の車のあまり通らない道の、50メートルぐらいを行ったり来たりして乗っています。
 早い時期に父親とバイクのモトクロスのビデオを見ていたせいだろうか、つねにスピードを出して自転車に乗っていました。自転車は早くなければならない、という乗り方でした。しかも5歳前までは、念入りにヘルメットをかぶるしぐさをしてから、レースでもしている気分でした。
 補助輪を取ってまもなく、わたしは「自転車がうまくなるとはゆっくり乗れることだよ」と強調しました。わたしがゆっくり乗って道路を回って折り返したり、八の字で乗ったりしまして見せました。「一番うまいのは止まったままになることだ」と言いました。そしてわたしは止まれないが、それらしい乗り方もしました。
 それを受け入れて、まもなくゆっくり乗って道路を曲がって折り返すことができました。
 自転車はゆっくり乗れると早くも出来るのです。スピードコントロールが出来ることです。やがて小学生になって道路を乗る時、道路状況による判断力を重ねていって安全に乗れるようになるのでしょう。

■ ドーハでのアジア大会
 テレビで見たのか、「ドーハってどこ」と聞いてきました。「アジアにあるカタールっていう国だよ」といって地図を示したら、感心を示さず自分で調べないで「こっきは?」と聞きました。ドーハを国名だと思っていて、カタールなどといったので機先を制された思いになったのかもしれません。
 国旗を見てわたしは、左の中央の黒い部分を指で隠すと緑、白、赤なので「どこかの国旗に似ているね」といったら「たてにしたらイタリアだよ」と返事が返ってきた。そして「ハンガリーともにてるよ」とのことだ。わたしが調べたら、そのとおりだった。国旗については詳しく知っている。

■ 読み物を聞くようになった
 海は、6歳になった。5歳の時のようなはしゃぐような喜びではなく、悠然としているように見える時もあり、児童期にさしかかろうとしているのだ、と思ったものだ。
 時間にそって行動するし、生活している仕組みのようなものをかなりわかって、理性的に行動する。この年齢は、小1、2年生より秩序を覚えそれにそって行動する時期であるという、かねてからのわたしの考えを確認できているようだ。
 それに絵本だけではなく長い物語で、挿絵がところどころにあるぐらいのものに耳を傾けるようになった。
 ふと「小学生になったら『芋たこなんきん』なんかみてられないよ」といった。時々関西弁を使うと思ったら『芋たこなんきん』をみているようだ。

カタツムリは昆虫図鑑に出ていない

2006-10-21 22:25:33 | 子どもからの発見
 カタツムリを飼ったとき、図鑑で種類を調べようとした。迷わず昆虫だろうと思って図鑑に当たったら出ていない。動物にも出ていない。わたしは困って放り出した。
 ある期間を経てから、海が「りくにすむ貝」というページを開いてみているではないか。何の図鑑かと思いきや、『ナチュラ6 さかなとみずのいきもの』であった。
 この図鑑では、魚のカテゴリーにカタツムリ、かえる・さんしょううおなど、と位置づけているのだ。わたしとしては大いなる発見であった。


人間も動物なんだ

2006-10-20 20:48:37 | 子どもからの発見
 年長組になると、空想や想像力だけではなく知識を必要とするようになる。暮らしにリアルに参加するためにも、知識がほしくなる。取り込んだ知識を元に、ごっこあそびなどで新しい想像の世界を作り出そうとする。
 それに見方によっては小学低学年より、ものの道理にそって行動しようと理性的年齢でもあるのだ。それも知識や納得できる道理を獲得しながらである。

 さて、図鑑について話すことにしよう。幼児期から小学生時代に多くの子どもが通過する動物、魚、虫、鳥などの図鑑である。
 昔から使われているのは、小学館と学研のものである。ところがフレーベル館のナチュラというシリーズが幼児期から小学中学年ぐらいにはとてもよくできている。
 この図鑑の特徴として、
 ・体や暮らしが分かる図解
 ・種類が分かる図鑑
 ・詳しくなる特集 
としている。
 コラムが「やってみよう」「見てみよう」「しぜんを知ろう」「しぜんは大切」として、関心のあることに分け入っていくようにつくられている。
 子どもの興味を膨らませる、あるいは問題解決が可能なようにつくられている。それに割付というか、デザインが親しみやすく分かりやすいように工夫されている。

 『ナチュラ3 どうぶつ ほにゅうるい/はちゅうるい』(04年9月発行)は、冒頭は哺乳類と爬虫類カテゴリーに分けて、理解できるようにしている。
 次におっぱいで育つのページには、野生動物とともに人間が載っている。当たり前のことなのだが、海は「にんげんもどうぶつなんだ」としみじみとした口調で確かめるように言った。幼いときから人間も動物という、自然界にともに生きているという知識と感性が必要なのである。
 さらに世界地図とともに「どうぶつは世界中にすんでいる」と展開していく。

 海はある時期は動物、またある期間は魚、そして昆虫といった具合に興味を移しながらもこの図鑑のシリーズで汲めども尽きない不思議と知識に格闘しているのである。その際身につけている、索引引きが大いに役立っている。
 

索引で知る喜び

2006-10-17 14:51:30 | 子どもからの発見
 海は庭に来る野鳥を、4歳過ぎから『みぢかなとりのずかん』(福音館書店 かがくのとも02年2月発行)という絵本で確認していたせいか、物事を図鑑で調べることがすっかり身についている。それに索引で調べることを教えたことも影響している。
 索引は『こっきえほん』(ひさかたチャイルド社)に夢中になったとき、国名を耳にしてはどこに出ているか聞くので、索引から調べることを教えた。5歳半ぐらいのときである。
 索引が分かるには、2つの要素が必要である。ページの数字が分かることと、文字が読めることである。

 ページ読みは5歳過ぎたころに、数字に列車の絵を描いたものがあるのをつなぐことに興味を持ってやった。その前提には、父親が風呂の湯船に入りながら数詞を唱えたようで、わけが分からずとも数詞を発していた。それが数字の列車をつなぐ活動で、順序数と理解していった。
 文字はひらがなをカルタなどで、5歳5カ月で覚えた。ところが国名はカタカナである。索引を引くときは、最初はひらがなとカタカナを表記した50音板をみて確かめてからページにたどり着いていた。ところが1週間もしないうちに、おそらく数回経験して50音表を眺めているうちにカタカナを覚えてしまった。この覚えた経過に何があったか分からないぐらい、簡単に身につけてしまったので驚いた。
 索引を調べるとき言葉とページの数字の間があるので、そこに物差しをあてがうことを教えた。この行為が心地よいようで、得意になってやった。そしてページをめくってたどり着いたときは、達成感というか満足したようであった。

 それ以来その時々に関心の持つ、どうぶつ、とり、むし、さかななどの分野の図鑑を見ては調べて満足している。最近では機嫌のいいときは『こどもことば絵じてん』(三省堂)を引いて言葉を確かめるときもある。この年齢の知識を獲得する要求と力には目を見張るものがある。


現代美術展に触発されて

2006-10-16 16:48:14 | 子どもからの発見
■ 現代美術を見て

 海は時々図書館にいって、絵本と紙芝居を借りる。こころなしか家にある絵本より読んでほしい旨訴えるようだ。きのう図書館に行ってその帰りに、現代美術の立体作品を通り過ぎるように見た。
 家に帰ってから、がぜん空き箱を接着させたりしてなにやら作り出した。しばらく空き箱で作ることはしていなかったのに。そのうちアルミホイルを求め、それでなにやらいくつかの形を作り、新聞紙に並べた。そして「カメレオン 2006 かい」と書いた。
 美術展を立ち止まって見るほどではなかったのに、海は触発されて制作に取り組んだのである。気がつかないようでありながら、結構見ているものだと感心したのだった。

■ 足の下をもぐってバスを降りた

 図書館からはバスに乗って帰った。始発ですいていたので、海は窓側に座った。その隣の通路側に、中1ぐらいの男の子が座った。降りる段になって、海は通路側の人に言葉をかけられず、どうするかと思ったら、男の子の足の下をもぐったのだった。障害物から脱出するかのように。
 男の子は気を気かせて立つこともなく、もぐる子どもをそのままにした。5歳の海にしては、言葉をかけられず必死の思いだったのだろうが、それに対して男の子はモノのようであったのだ。
 現代の子どもの人間との関係性の一端を見た思いがして、いったいどうなっているのだとうと、考えさせられているのだ。



地球儀との出合い

2006-10-15 13:53:38 | 子どもからの発見
 海(5歳11カ月)は、『こっきえほん』から世界の国に関心が広がっている。
 国旗比べでは、パラオ(青に黄色い丸)とバングラデシュ(緑に赤の丸)が、日の丸と似ている。ハンガリー(横の上から赤、白、緑)とブルガリア(横の上から白、緑、赤)が間違いやすい。ポーランド(横2色で上が白、下が赤)とモナコ(横2色で上が赤、下が白)が似ている、といったことを発見している。
 国旗から国の位置を確認しているうち、ワールドカップで飛躍的に国を覚えて、ヨーロッパ、アジアなど地域が分かるようになった。これはあるカテゴリーに分類する思考に通じるようなところがあるようだ。
 夏ごろから動物の生息地域にも関心を持ち、気候や砂漠や高い山が多いなど自然環境とのかかわりも気が向くようになった。
 そのうちNHKのおはようにっぽんの「アジア&ワールド」で人々や若干の文化にも関心を持ってきている。1軒となりのアメリカ人のゴードンさんと声を交わすようになり、外国が身近になった。ゴードンさんは、4月、5月は英語で挨拶をしたので勇気を出して英語で答えた。いくつかの単語を発して、コミュニケーションをとった。ゴードンさんの庭にカタツムリがいたので、それをもらおうとしてスネイル(snail)といって通じたときはうれしそうだった。
 最近はゴードンさんが日本語で挨拶するようになったので、親しみは増したが知的好奇心のようなものが薄らいだようだ。ちなみにゴードンさんは、雑草をカメラで撮ったり、道路掃除をしたり、夫妻で散歩をしたり、これまでの住人と違いバリアをやわらかくした暮らしを楽しんでいるようにも見える。

 さて、地球儀を与えた。ベージュを基調とした大きい本格的なものだ。箱から出したときは喜んだ。
「ろしあがにっぽんにちかい」(ヨーロッパからアジアにつながっているとは思っていなかったようだ)
「よーろっぱはちいさいけどくにがいっぱい」
「あめりかはとおい」
といった発見があった。国の大きさと距離感を感じているようだ。妹のふき(4歳5カ月)は、地球儀をまわすことに興味を持ったのは年齢相当の関心の持ち方である。
 しかし地球儀で国を探すといったことは、難しいようだ。これまでの平面の地図が使い慣れているのだ。
 わたしはかねてから幼いときから地球儀を与えることが大事だと思っているので、心に何かが残るだろう。


ニュースとか天気予報とかも見るよ

2006-09-07 03:54:38 | 子どもからの発見
 早朝新聞を読んでいると、海が訪ねてくる。ごく最近話をするようになった。質問をするようにもなった。昨日の朝は、
「ますいってなーに」
という。
 どうも出産前ニュースが繰り返されていたので、そこから聞き取った言葉のようだ。5歳に分かりやすい言葉を選んで説明をする。本人の体験で最近頭を打って痛かったが縫うときは痛くなかったこと、耳の手術のとき知らなかったことを例にして、比較させてみた。体の悪いところを直すときに、治してもらう人が痛いので、痛く感じさせないために医者が薬を使うこと、と。

 次に痛いということはどういうことかと、話を進めた。痛いのはいやだが、もし痛さを感じない人間がいたら、その人はいいのだろうか。これは5歳の子どもには難しい。
 人間は痛さを感じるから体を守ろうとするので、痛いということは大事なことなんだ。血が出ても痛さを感じなかったら、死んでしまうかもしれない。ぶつかって痛い体験をするからぶつからないようにする、痛さは自分の体を守るためにある、といった話にも耳を傾けるようになった。

 夕方父親が簡単な手術をして病院からもどったら、さっそく麻酔をかけたかどうかを聞いたそうだ。知識が物事の見方を緻密にしたり解釈も可能にするのだ、と思ったものだ。

 さて、3日ぐらい前のこと、テレビのどんな番組を見るかを聞いてみた。よく見るのは、「ボウケンジャー」「日本昔話」「きらり」「ウルトラマンメビウス」(時々)といったところのようだ。参考までに「クレヨンしんちゃん」は、お尻出したりしてきもい。「ドラえもん」も、のびたとかきもいとのこと。どうやら8時前に寝ることとも関係がありそうで、いわゆる子ども番組はあまり見ていないようである。
 ニュースとか天気予報は見るという。ニュースは朝の7時台のもののようで、ついているから見るようだ。でも
「アジアアンドワールドは、いろいろのくにのことやるからみる」
という。それから天気予報は、気温の数字や雨が降るとか興味を持っているようだ。
 また、自分の住んでいるところをおなかの左下を、新潟が右わき腹をさす。北海道は頭の上、沖縄が足の指先といった具合で、体を日本地図の位置と結び付けているのもおもしろい。

しりとり遊びを楽しむ

2006-09-06 06:16:21 | 子どもからの発見
 朝、海がご機嫌のようだったから、サイの写真を見ていたから、
「さい、いすとか言い合う遊びしようか」
と持ちかける。意外にのってきた。
「さいの最後の音の言葉を捜していうんだよ。しりとり遊びっていうんだけど」
「うん、うん、しりとりあそび」
と言って始まった。
 さい-いす-すいか-かめら-らっぱ-ぱんだ-だんご-ごりら-らっこ-こい-いぎりす-すず-ずーらしあ-あめ-めがね-ねこ・・・・
と二人で続いた。
 3月ごろだっただろうか、
「『し』のつく言葉は」
と投げかけても言葉を捜すのが大変で、ようやく「しか」「しんぶん」と発したころからすると、この半年間の言葉の発達には目を見張るものがある。

 話し言葉の意識化、自覚化、抽象化の過程で読み言葉、さらに書き言葉を獲得するものだ。5歳過ぎから音韻抽出が可能になるのだが、「し」のつく言葉を出すのは語頭の音に着目しながら知っている言葉を披露する。
 それに対してしりとり遊びは、語頭と語尾の音を抽出することなので飛躍的難しい。話し言葉の意識化、自覚化、抽象化の最終段階を遊びでするのである。しかもボキャブラリーが多くなければならない。この遊びの過程で、コミュニケーションをしていることにも意味がある。この年齢から2年生ぐらいまでは、しりとり遊びは重要な遊びである。
 正直なところ言葉がどんどん出てきて、最初からスムースにできたことに驚いた。音韻抽出ができたら読むことは十分可能である。海の場合、書くことも同時にやっている。

 なぜ音韻抽出ができたら、ひらがな読みが可能なのか。ひらがなはそれ自体が言葉を表記するのではなく、音を表記する表音文字である。日本語は、ひらがなそれ自体が言葉でなく音であり、それが集まって言葉になる。そのために自分の発している音、文字の音に着目できれば読めるし、その音のつながり具合で言葉を作っているのである。言葉の音が自覚化できるので、音を表している文字が読め、読むことによって言葉を覚えていくということになるのである。
 このように日本語の特徴から、特別体系だって教えなくとも子どもの日常の言語活動の延長でも獲得が可能なのだ。日本語は、いわば子どもが独学でも獲得可能な言語なのである。しかし入門期はやさしくとも、生涯辞書を離せない難しい言語でもある。


国旗からアジアアンドワルールドに関心が向く

2006-08-29 08:58:28 | 子どもからの発見
 NHKのおはよう日本の7時50分前後から「アジア&ワールド」という3分ぐらいのコーナーがある。昨日は、台湾で納豆が普及しつつあるという話題だった。
さっそく海は、いつもの『せかいのこっきえほん』を見る。さくいんを調べる。台湾は出ていなかった。
「でてない。でてない・・・どうして?」
「台湾はここの島なんだよ。国でないけど国旗もあるよ。今度国旗を見つけたら教えるよ」
 台湾のことの理解は難しいので、またの機会に説明ことにする。
 先日はネパールのとき「ナマステ体操」というのを紹介していた。滞在中の日本人が作ったものだが、普及し始めているとのことだ。
 そのしぐさがネパールの文化を反映させているため、あまり目にしないからだの動きに海は興味を持った。ゆっくり動かすので、中国の太極拳にも似ている。海はさっそく『せかいのこっきえほん』のネパールを開いて、「こんにちは」がネパールでは「ナマステ」ということを確認した。ナマステの語感と体操のしぐさを、そうとうおもしろがっていた。
 朝のテレビのニュースをつけている部屋にいると、その時間が近づくと「アジアアンドワールドは?」と聞くし、8月頃からその放送が始まるとじっと見るようになった。

 『せかいのこっきえほん』(ひさかたチャイルド社)を見ては、ずっと国旗を書いたりしてきた。
 それがワールドカップの6月には、参加国一覧の国旗を見てそれのいくつかを描いたりした。連日どこかの国旗を描いていたほどだった。それと同時に絵本に紹介されている国の特徴のイラストで少しばかりの知識を得て、国についての関心に広がっていった。それにアジア、アフリカ、などの世界の地域分類を覚えた。世界地図を貼ったら、それがいっそう分かりやすくなったようだ。
 この時期に索引を調べることを教えたので、国名とページとを物差しで合わせてページを確認して、それに沿って開いて国にたどりつく。しかもカタカナをこの時期に一気に覚えてしまった。ひらがなの五十音表の、B4ほどの大きな厚手のものを手に取れるところに置いていたら、それをじっと見ているときが続いていた。

 世界への関心が国旗にとどまらなくなってきたので、『世界がみえる地図の絵本』ブライアン・デルフ作(あすなろ書房031月発行)を与えた。この本は、実際は小学校中学年以上を対象とした内容と表現だが、地図にその国の自然、動物、象徴的な文明がイラストで描かれているので、イラストをじっと見て知識を増やしている。
 そうしたら先日はごっこ遊びの途中で、
「ちょっとべんきょうする」と言って、その本のオーストラリアをじっと見て野生のラクダのイラストを見つけて、
「オーストラリアにもラクダがいることをはっけん!」といって、再びごっこに加わって、
「オーストラリアにはカンガルーだけでなく、らくだもいます」と格調高くいっていた。

 動物図鑑から得る知識と世界への関心を結びつけて、たとえばオラウンターンはどこに住んでいるか、といったことを知りたがっている。
 そこで『アストラ動物世界図絵本』ダニエラ・デ・ルカ絵 アン・マクレー文(学研 06年3月発行 1300円)を与えた。地図上にどのような動物が住んでいるかイラストと説明文で構成されている。幼児から小学校中学年が対象と思われる。
 この本に対して海は「みにくいと」と言って、あまり活用しない。なぜか考えてみると、イラストが動物と地図と山などの自然の描き方が同じ線だからではないか。それに色までも同じようなためではないかということがわかった。そういえば開いた瞬間わかりにくい。大人はそれを地図は知っているので気にかけないで、動物に着目して見ているのだ。


虫に親しむ

2006-08-27 17:27:53 | 子どもからの発見
 夕べ自宅にもどったら、住宅街が夜の虫の音がにぎやかで、すっかり秋を感じさせました。学校ではどこかの町内会の盆踊りが行われており、その音楽が風に乗って聞こえてきます。寝るときは涼しいぐらいなので、1月半ぐらいぶりに戸を閉めたのでした。

 海の夏休みもわずかになりましたが、この間虫に親しみ知識が増えました。
 近所の家からカタツムリをもらってきて、小さなものを3匹飼っています。アジサイの葉に水をつけたのを与えているだけなのに大きくなっています。
 父親と採ってきたアオガエルに、庭に飛んでくるシジミチョウを採って与えます。それをどのように食うかを聞くと、カエルのポーズで口をあけて飛んで食うまねをします。チョウが動くとそれに飛びつく、と説明をします。
 アゲハの大きな幼虫は、キャベツを食っては排泄するのがわかります。
 カブトが死んだので土に埋めて墓を作りました。父親とセミを採ってきては、図鑑を調べて小さなカードに名前を書いて、木の箱に虫ピンで止めて標本のようにしています。
 これまでもバッタやカマキリなども採ってきては、図鑑で名前を確認して放してやっています。虫の図鑑を見ては、だいぶ知識の量を増やしています。

 図鑑といえば、虫以外にも動物、鳥、魚、恐竜などを、テレビで見たものを確認したりするためによく使うようになりました。日々知識の量を増しています。