■立って拍手を贈る
昨日も寒かったが遠くの公民館であった「成人学級」の一般公開に行ってきた。地域で長い活動歴のある読み聞かせサークルの実際をやった。やさしく語り掛けるような「読み語り」などは共感ができたし、得るものがあった。
終了時に語った8人ほどが前に並んだら、司会である館長が「立って拍手を」と言ったので、聴いた人が一斉に立って拍手した。ぼくはこの種の催し物で話す立場だったり聞く経験が多いほうだが、この行動は初めての体験だった。
この頃の作法なっているのか、最大の敬意の表現なのかわからない。自転車で帰路につきながら工事現場等でやる作業確認等の一斉行動に似ているのかな、そう言えば国会でも立って拍手をしたし、といったことがずっと考え続けたのだった。
■トランプショックのアメリカ
トランプ大統領で国際社会での反応は憂えたり戸惑いが大きい。アメリカは反トランプのデモが幾つかの週で起きているとのことだ。NHK「ニュースウオッチナイン」ではトランプのまき散らした人種差別発言が、移民や子どもの世界に深刻な問題を引き起こしているとの報道をしていた。すでに学校現場に人種差別が持ち込まれている。この報道は他局の解説や観測とちがって光っていた。 メディアがトランプのまき散らしていることの現実に目を向けること重要で、大統領になったら軌道修正するだろうなのといった願望や観測報道は情報の垂れ流しで視聴者を惑わすだけなのだ。
アメリカに内在している格差、差別といった問題拡大するようにトランプは火をつけたのだ。この火が燃え盛るか下火になるかじっと関心を持っていきたい。改善しないと打ち上げたトランプは、もはや覆い隠せないだろう。クリントンの寛容さと社会保障(オバマケア)を取り下げ、自己責任と排外主義社会が一層すすむ。亀裂も・・・。
■ふるさと納税
家族が一時期ふるさと納税の返礼の「特産物」に関心を持った。ぼくも年金生活でなければ故郷に納税したかもしれない。しかし税というのは住んでいるところで社会保障あるいは住民としての得る公共サービスを得るための再配分なので、この制度には接近していない。
わが市ではふるさと納税で6千万ぐらい入って、2億円あまり出て行ったとのことだ。住民が2億円ほど市財政の恩恵を受けられないということだ。これでは住民としては不利益をこうむっているということではないか。
地方の税収の少ない自治体がほとんどである。この制度は、ふるさと納税の返礼のための特産づくりや物流関係が少しは潤うだろうが、どう見てもぼくにはおかしな政策だと思っている。
次元の違う話だが、かつて消費者金融の最大手の会社がシンガポールに居住を認められ日本に高額の納税をしなかった。この会社は始めたときも怪しいと思っていたが業績が良いうちにやめて税も逃れた。法的には問題がなくとも企業倫理としてはどうかと思う。と書いてみたが、この事例はふるさと納税と異質だな・・・。
*市の税額は、新聞報道の記憶によるもの。
昨日も寒かったが遠くの公民館であった「成人学級」の一般公開に行ってきた。地域で長い活動歴のある読み聞かせサークルの実際をやった。やさしく語り掛けるような「読み語り」などは共感ができたし、得るものがあった。
終了時に語った8人ほどが前に並んだら、司会である館長が「立って拍手を」と言ったので、聴いた人が一斉に立って拍手した。ぼくはこの種の催し物で話す立場だったり聞く経験が多いほうだが、この行動は初めての体験だった。
この頃の作法なっているのか、最大の敬意の表現なのかわからない。自転車で帰路につきながら工事現場等でやる作業確認等の一斉行動に似ているのかな、そう言えば国会でも立って拍手をしたし、といったことがずっと考え続けたのだった。
■トランプショックのアメリカ
トランプ大統領で国際社会での反応は憂えたり戸惑いが大きい。アメリカは反トランプのデモが幾つかの週で起きているとのことだ。NHK「ニュースウオッチナイン」ではトランプのまき散らした人種差別発言が、移民や子どもの世界に深刻な問題を引き起こしているとの報道をしていた。すでに学校現場に人種差別が持ち込まれている。この報道は他局の解説や観測とちがって光っていた。 メディアがトランプのまき散らしていることの現実に目を向けること重要で、大統領になったら軌道修正するだろうなのといった願望や観測報道は情報の垂れ流しで視聴者を惑わすだけなのだ。
アメリカに内在している格差、差別といった問題拡大するようにトランプは火をつけたのだ。この火が燃え盛るか下火になるかじっと関心を持っていきたい。改善しないと打ち上げたトランプは、もはや覆い隠せないだろう。クリントンの寛容さと社会保障(オバマケア)を取り下げ、自己責任と排外主義社会が一層すすむ。亀裂も・・・。
■ふるさと納税
家族が一時期ふるさと納税の返礼の「特産物」に関心を持った。ぼくも年金生活でなければ故郷に納税したかもしれない。しかし税というのは住んでいるところで社会保障あるいは住民としての得る公共サービスを得るための再配分なので、この制度には接近していない。
わが市ではふるさと納税で6千万ぐらい入って、2億円あまり出て行ったとのことだ。住民が2億円ほど市財政の恩恵を受けられないということだ。これでは住民としては不利益をこうむっているということではないか。
地方の税収の少ない自治体がほとんどである。この制度は、ふるさと納税の返礼のための特産づくりや物流関係が少しは潤うだろうが、どう見てもぼくにはおかしな政策だと思っている。
次元の違う話だが、かつて消費者金融の最大手の会社がシンガポールに居住を認められ日本に高額の納税をしなかった。この会社は始めたときも怪しいと思っていたが業績が良いうちにやめて税も逃れた。法的には問題がなくとも企業倫理としてはどうかと思う。と書いてみたが、この事例はふるさと納税と異質だな・・・。
*市の税額は、新聞報道の記憶によるもの。