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初詣に善光寺に行ったらこの場所をチェック!

2016-01-02 07:00:38 | 日記
本堂以外にも見どころタップリ

 先週はガイドブックにも余り載っていない善光寺さんの見どころをお伝えしました。
前回は本堂の動物の彫り物などを紹介しましたが、今週は本堂東にある鐘楼を
取り上げましょう。
ここにも変わった彫り物があるのです。

 毎週土曜日はウォーキング中に感じた疑問を語っています。
先月からは「善光寺の謎」を連続でお届けしていますが、今回は「驚きのポイント紹介 
第2回」です。

 高い石垣の上にある鐘楼は1853年建立されました。
ご承知の通りここは昨年県北部を襲った地震の際に崩れましたが、何とか御開帳に
間に合わせて再建されました。
 梵鐘は1667年に鋳造された物で、1998年の冬季オリンピック開会式では
その厳かな音が全世界に届けられました。

 さて鐘楼の4つの面の上部を見上げると、それぞれ3体の動物の彫り物が飾られて
いるのが分かります。
正面と背面は、左右が獅子、中央が麒麟です。
東西の面では、同じく左右が獅子で中央が象になっています。
 これらの飾り物を良く観察すると不思議な事に気が付きます。
中の一体の所作が他の物と違うのです。
それは正面左側の獅子。
全部で8体ある獅子の内、7体は前足を伸ばした姿勢をしています。
ところがこの獅子だけは挙手をするかの如く左足を持ち上げているのです。
 これには諸説があって、鬼門を固める為とかお釈迦様に集合を掛けられた時に
この獅子だけが遅れてしまったからとか、いろいろと言われています。
 しかし私には足で口の当たりを抑える仕草が、虫歯の痛みに耐えている姿に
見えてしまいます。

次は柱の見どころを

 鐘楼の柱の数も気になります。
日本中の鐘楼は大抵4本柱の建物です。
ところが善光寺さんの鐘楼には柱が6本あります。
これは南無阿弥陀仏の「6字名号」に因んだ物と言われています。
参詣の際には是非鐘楼にも足を運んでこれらの点をご覧になってみてください。

 柱と言えばもうひとつ。
本堂の前にそびえる山門の柱も変わっています。
 巨大な門を支える中央の6本の柱。
立派な太さの柱ですが見上げるとこの内の中央の2本は、梁を支えずに上の階まで
貫いている事が分かります。
これを「通り柱」と呼びます。
 山門の階上には文殊菩薩様等が安置されていますが、通り柱に触れる事で山門の
下からでも階上の仏さまにお参りできるのだと言われています。
山門も素通りできませんね。

 柱の話題が続きましたので、次回は本堂にある柱の驚きの話題を紹介しましょう。
お楽しみに。
コメント
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