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好きを極めて74歳で新発見

2016-01-20 07:00:44 | 日記
新種を発見

 夢中で没頭できる好きな分野や、長い期間興味が失せない対象は誰にでもあるでしょう。
しかしそこに変わらぬ情熱を向け続けるのは難しく、ましてやその道を究めて客観的な
評価を得る程の成果を挙げる事はほとんどあり得ないと思います。
 私などはせいぜい趣味の発表会や同好の仲間との交流が関の山です。

 昨年12月のYAHOOニュースに、そんな安易な思い込みを覆すニュースが報じら
れていました。
それによるとコツコツと蜂の研究を続けていた74歳の男性がとうとう新種を発見して
しまったと言います。

 その方は福井県の室田忠雄さん。
平成13年に日本蜂類同好会が行った調査に参加した時に採取した一匹がどうしても気になる。
体長2cmのこの蜂は既存の種類と似ているけれど、交尾器等3か所の形が異なって見える。
 そこで室田さんは近隣を歩き回って同類の蜂を何と200匹も採取し、その中に明らかに
相違点がある個体が多く存在する事を調べ上げました。
そして平成15年8月に満を持して論文を発表。
これを見た全国各地の収集家から、同様の蜂を発見したとの連絡が相次ぎ、この蜂が広く
分布していると確認されました。
 蜂はオデコに特徴があるのでオデコフタオビドロバチと命名されました。
トックリバチやスズメバチなどのドロバチ科での新種の発見は1981年以来34年ぶりの
快挙だと報じられていました。

全てを失い全てを取り戻す

 市井の方がコツコツと研究を続け、世間に認められる成果を上げたとは何とも痛快な
出来事です。
正直言って、羨ましくもあり妬ましくもあります。
しかも私よりお年を召した方のご成果と聞き、これはもう大きな刺激を頂きました。

 好きなゴルフにこんな格言があります。
「90を切ると友を失う、80を切ると家族を失う、そして70を切ると全てが戻って来る」
好きな事をコツコツと続けて腕を磨いていけばやがて大きな成果を手に入れられる、と
教えてくれる言葉です。

 幸か不幸か、ゴルフで友を失う恐れは私には全くありません。
コメント
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