週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

§ エルサレムの雨宿り

2017年12月12日 13時06分48秒 | たわごと(少し硬派に振って)
殆ど雨の降らない中東の地、パレスチナはエルサレムでの出来事です

登場人物は:つぎの三人です。
登場人物その一  雨宿りに訪れた無宿者のユダヤ教を信じるユダヤ人。(ユダヤ教の信者)
登場人物その二  親切に軒下に雨宿りをさせてあげた、借家人のパレスティナ人
登場人物その三  4000年の長い歴史の中で、最近(およそ100年前位に)パレスティナにやって来てパレスチナ人の住んでいる土地や建物等を武力で手に入れた大家さんのイギリス人です。


ほんの御伽噺(おとぎ話)にもならない小話です。

雨など殆ど降らない地のパレスチナを去り、国家を失い住む所を失ったさまよえるユダヤ人。
たまたま、雨が降って来たのでパレスチナ人の住んでるお宅の軒先で雨宿りさせて頂いた。
親切なパレスチナ人は困っている旅人のユダヤ人に対して軒先で雨が止むまで休んでいくのが良いと。
その上、お茶まで出して冷えた体を暖めるように応対した。
するとその旅人は「実は2000年前まで此処に住んでいた」と言い出した。
善意で軒先を貸し、部屋の中まで入れてお茶で供した。
ドイツで迫害された事を切っ掛けに、さまよえるオランダ人では無く国を持たないさまよえるユダヤ人です。
なので、2000年前を思い出し家に居座るように成ってきた。
借家人のパレスチナ人とユダヤ人が諍い(いさかい)、イギリス人の大家さんに伝えると、大家さんが母国に帰る時それまでの事など考慮せずに家を半分に分けて2000年間この地に居なかったユダヤ人に与えてしまった。
二千年前にここに居たと言われても、パレスチナ人やアラブ人にとって土地と家屋を取られたにしか過ぎない。
今の問題を残して去って行った大家さんは何とも思っていないし、ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国には沢山のユダヤ教信者が住んでいる。
国際世界での影響力はユダヤ人とパレスティナ人では天と地ほとの差があります。
なので、パレスチナ人を支援する国際的な世論はかき消されてしまう。

第一次中東戦争から第四次中東戦争を経て、現在に至る紛争の火薬庫のパレスチナ地区の問題に、トランプ氏が問題を投げかけた。
イスラエルから弾圧されているパレスティナを感情的に支援する我が身にとっては許せない暴挙と写る。

因みに、エルサレムはキリスト教イスラム教ユダヤ教と、そしてアルメニア正教の四地区に分割されている。
(今年アルメニアに行った時、世界で最初に国家としてキリスト教を承認したのがアルメニアである事を知った。)

火薬庫に吸いかけのタバコを投げる暴挙だと思っている。

コメント
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