週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#131-’07. 最長不倒時間

2007年05月28日 22時00分00秒 | 
 今年のゴールデンウィークも終わり、冬バージョンも完了していよいよ爽やかな季節のはじまりである。
GWの難行苦行を思い出してしまった。
その時の事を記憶を頼りに書いてみた。
 
五六年前のゴールウィークの最終日の出来事である。
最近は最終日は意外と混まない事が多い。
今でも破られる事の無い、お山からの帰宅に費やした最長時間である。
最短であれば、二時間を切る事があるのに、その時はナント七時間かかってしまった。
幸いにもこの難行苦行に付き合わされたのは自分ひとりで有ったのが、せめてもの慰めである。
家内は用事があったので前日に東京に電車で帰宅してしまった。
帰宅する家内を何時もの小渕沢駅まで送っていった。
家内から何度となく、明日は道路が混むから早めに帰宅するように言われた。
その言葉は脳裏には有ったが、未だ山小屋が出来てから年数も浅く、少しでもこちらに居たい気持ちが強かった。
その優柔不断な気持ちが後の災いを呼ぶ事になる。
その時は未だたかをくくっていた。

朝起きて、ベルグさんに朝食分と昼食用のパンを買いに行きその後はデッキでノンビリと時間が過ぎ去るままであった。
昼食も済ませて帰り支度を1人で始めた。
この時も既に水抜きはしない、夏仕様になっていたので注意する事は忘れ物だけである。
絶対に忘れられない、携帯と免許兼定期券入れである。
この二つのみ忘れなければどうにでもなるので、籠やバックなどに荷物を放り込みトランクに入れて、気楽な独り旅である。
ラジオでは既に渋滞が始まった事が放送されていたので、中央高速道を倦厭して一般道を通り東京迄かえる事にして出発である。
いつもの鉢巻道路から小淵沢に抜け、甲州街道に下っていった。
甲州街道に合流するも車は流れていた。
それが少し走り白州の道の駅辺りから渋滞しだした。
それも半端ではない渋滞である。
殆ど動かないノロノロ運転である。
それでも自分の判断の甘さなので、一般道をひたすら走るのみである。
高速道路も大渋滞していて、20号へ下りて来た人が多いのである。
高速が混む時は下の一般道も混むのは当たり前であった。
竜王の手前で20号にお別れして湯村方面に向かう事にした。
20号よりはましではあるが、混んでいる事には変わりが無かった。
県道6号山の手通りを塩山に向かって走り、甲州街道にも中央高速にも戻らす
柳沢峠越える事が頭に浮かんだ。
また、この判断が誤りであった。

一休み一休み。
枯れたカーネーションを取り除いた後のアストロメリア。
一部散り始めているが、日持ちが言いとは家内の談。
27日の日曜日撮影。



 ツーリングやドライブ等で東京方面から奥多摩湖を抜けて塩山経由の山梨に来た事が何度もあった。
奥多摩湖を抜けて青梅街道を走って来ると柳沢峠で、突然、眼前の山がV字に開ける。
その開けたV字の間に富士山の雄姿が見えるときは息を呑む程美しい。
静岡や山梨ではなく、東京の延長のような世界に突然現れる富士山。
感動モノである、柳沢峠は実際は山梨県であるが。
そんな事が頭に浮かび、20号の大垂水峠越えは混んでいると踏んで、柳沢峠越えを選択したのである。

ドライブの疲労は走行した距離より走行に費やした時間に比例するみたいである。
柳沢峠では疲労もたまり、峠の店でトイレ休憩と飲み物を買って一息ついた。
お山を出てから、二度目のトイレ休憩である。
後一息で地図上では東京である。




小河内ダムサイトの駐車場で三度目の休憩である。
奥多摩には、ドライブでもラリーでもツーリングでもサイクリングでも来た事があり良く知った所である。
その知っている事により引き付けられて青梅街道を選んでしまった訳である。
甲州街道での大垂水峠越えは、中央高速の大渋滞で平行して走る一般道は混んでいると思った事。
それに引き換え、中央高速とは離れている青梅街道は塩山から柳沢峠越えである。
空いていると思うのも自然であった。
所が、奥多摩湖も小河内ダムも観光地である。
塩山、大菩薩方面からとここダムから合流した車で大渋滞。
ここからの一本道の青梅街道が選んだ事を悔やんでも後のまつりであった。

かくして、トイレタイム程度の休憩を三回取って、自宅に帰りついたのはお山を発ってからの七時間後であった。
家内には呆れられるは、体はクタクタで自分自身の判断の甘さと疲れでグッタリしての我が家到着であった。

GW程ではないが、これからの中央高速は小仏トンネルを先頭にした大渋滞の始まる季節になってしまった。
今でも渋滞はするが、これから冬の始まる頃迄は大渋滞の時期になってしまった。益々、お山に居られる時間が少なくなってしまう。
正午前後にはお山を発たないと渋滞に捉まってしまう。


画像は2005年5月19日撮影の夕焼け。
勿論、トリミングと縮小以外は行っていない。
お山では空を見る機会が多いため、綺麗な夕焼けを見る事が出来る。













コメント (2)
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