Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

ニック・ウェストの日々

2014-02-17 13:20:01 | その他のライブ
8日から降り始めた雪のため翌9日も交通機関がマヒする中、来日したNik West。
彼女が13日に帰った途端、東京は14日から再び雪となる。
「あなたが帰ちゃったからこちらはまた凄い雪よ。」とツイートすると、
「こっちは太陽が輝いている。今度、また持っていてあげるわね。」とお返事が来る。

自宅に帰ったニックは早速、子供を抱きながら掃除する様子をアップ。
彼女から離れようとしないので抱いたまま掃除機をかけることになったそうだ。
ふだんから重たいベースを持っていることを思えばなんてことはないのかもしれない。
ツアーを終えて家に帰るなり掃除機をかけているニックの姿に、
雪と飛散し始めた花粉のせいにして掃除機掛けをさぼっていた自分を反省。


翌日は「釣りに行ってきた。2尾ほどナマズが釣れたので、それを料理している。」
バス(bass)ではなくナマズ(catfish)をから揚げにしている様子をアップしている(笑)
「ベース(bass)と歌ばかりか、釣りと料理の才能にも恵まれているのね。
私はあなたの"Black Beauty"を今聴いているけれど。」とツイートすると、
お礼のお返事が来る。


率直に言ってライヴで観たカリスマ的な姿と違う余りに自然体の日常、
このギャップに驚いている。
普段はほんとうに普通に生活しているんだなと。
普通どころか釣りに行って食材を確保して来るとはなんとワイルドな。

もう一度、ライナーノーツ、その他のインタビューなどで彼女の経歴を確かめる。
出身はフェニックス、アリゾナ、年齢は明かしていない。
20代前半との記事と後半としている記事がある。
13歳からギターをやっていて、16歳からベースに転向する。
きっかけは父親と車に乗っている時にラジオから
マイケル・ジャクソン"Wanna be Start Something"が流れ、
そのベースのカッコ良さについて父親に感想を話したところ、
すぐにベースを買ってくれる。

本人の書いたライナーのサンクスノート、感謝の言葉の部分に、
「お父さんは私が左利きなのに(確かに掃除機も料理するのも左手を使っている)
普通にベースを弾けるように教えてくれた。
(父はギタリストのT.West)
そして男の子のことなんて気にしないで、自分らしくしていればいい。
演奏がしっかりできることを大切にね。」と言ってくれたとある。
母親もいつも自分の才能を信じて一番のファンでいてくれたと。
学生時代は陸上競技の選手だったこと、
生活のために一時期はモデルをしていたこともライナーで読んだ。
いろいろな要素が組み合わさって今の彼女を作り上げている。

"Eyes Closed"は目を閉じてベースが演奏できるかという問いから生まれた曲だそうだが、
ライヴで「目を閉じている時が一番セクシーだと言われるけれど、どうかしら?
これからやってみるから見ていて。」とこの曲を演奏する前に話していたことを思い出す。

2010年のyoutube映像をきっかけにフェンダー社に認められて、
バックアップされ、フェンダー・アーティストとして扱われるようになった。
その後SWR社がスポンサーとなり、Black Beautyというベース/アンプの販売時に、
その名前に合わせて"Black Beauty"という曲を書いた。

オリアンティ(マイケル・ジャクソンとも共演した女性ギタリスト)
と共にシングルもリリースし、既にセカンドアルバムも制作中とのこと。
これからがますます楽しみなアーティストだ。
今回の日本盤、リリースは下北沢を拠点とするSweet Soul Records。

Nik West 2/12 2nd @ Blue Note Tokyoのライヴレポート
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20140213





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